20100624_惡夢

２４日の朝、惡夢を見た。
あまりの恐怖に叫んだら、現實でも叫んでゐたらしい。
穗高くんが私のベッドの横に來て、どうしたんだ？と見上げてゐたらしい。


どんな夢かといふと・・・

私はベッドに横たはつてゐる。
ベッドの脇に女が立つてゐて、私の左手を女が手にとつてゐる。
女の右手には注射器がある。
その注射器の中には毒が入つてゐるのを私は知つてゐる。
そして、その注射をされたら死んでしまふことも。

女は注射器を近づける。
私の左手の中指の爪と指先の間に針を射し込まうとしてゐる。
そんなことされたら痛いぢやないか。
「やめてくれ！」
それは言葉にならず、口からは「うわあ、うおお」といふ音しか出ない。
いましも、針が爪の下に刺さらうとしてゐる。
「よせ！やめろ！」
私は思ふやうに言葉にならない聲で絶叫した。


こんな仕打ちを受けなければならない理由が、私にはわからない。
夢の中での整合性も理解できないし、現實においてなぜこんな夢を見るのかもわからない。
女性に殺されるほどの恨みをかふ覺えはないし。

とにかく怖い夢だつた。
言葉が出てこないもどかしさ。
有無を云はせず迫つてくる注射針。
しかも刺すところが爪の間だといふのだから・・・・

殺すのなら、靜脈注射にして欲しいよ、まつたく。