仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

淺き夢見し・・・ん?

2012-02-26 00:41:00 | 日々雜感
先月來、眠りの淺いことが多い。
寢付きも惡く、イヤフォンで音樂を聞いてゐても、以前なら1樂章を聞いてゐるうちに眠つてゐたのに、ともすると交響曲を2曲聞いても眠れなかつたりする。
先月の定期診察日に主治醫に相談したところ、眠劑を使ふことを獎められたので飮むやうにしてゐるのだが、時々飮み忘れてしまふ。
そんな時には、やつと寢ついても眠りが淺く、目が醒めるまでに幾つもの夢を見る。

昨晩は最後にこんな夢を見た。

私は會社を辭めることになつてゐる。
私には7~8名の部下がゐて、ひとつのグループを作つてゐるのだが、或る日、そのグループ全員のデスクが無くなつてゐた。
そして、會議室にあるやうな大きなオーバルデスクに人數分の筆と硯があり、その脇には竹で編んだ箱にA4ほどの大きさの和紙が入れられてゐる。
どういふことかと私は上司に詰め寄つたのだが、彼は云ふ。
「君以外にも何人か辭めるので、殘つた人たちにはここで一緒に働いて貰ふことにしたのだ」

私が辭めるのは3月末。
それまであと1ヵ月もあるのに、これはいつたいどうしたことだ。
それに、私がゐなくなつたつて、殘る連中がゐるのに、これでは仕事も出來ないぢやないか。

さう思つて腹を立ててゐたら、和紙に目が止まつた。
ん?
これ、どこかで見たことがあるやうな氣がするぞ。
ええと、何だつたつけ。
この紙を2枚重ねて2つに折つて、その眞ん中をつまんで、それを尻に持つて行つて・・・
ああ、さうだ。
これは便所の落し紙だ。
水洗になる前の便所にこんな箱に入つたこんな紙が備へられてゐたよなあ。

ああ、良かつた、思ひ出せて。
これで心置きなく辭められる・・・(をい、それでいいのか?)
やれやれと思つたところで目が醒めた。

妙な夢だ。
でも、もちろん夢判斷をして貰はうなどとは思はない。
きつとろくでもないことを云はれるに違ひないから。

こんな詰らぬ夢を幾つも見るのはたまらないので、先程、眠劑を飮んだ。
今晩はしつかりと眠りたいものだ。





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