【昔の手帳から】 １１月２４日 （79年：CHSAC 54年卒ＯＢ會）

【１９７９年】（浪人）

CHSAC 54年卒ＯＢ會
at クサカ宅

土曜日。
CHSAC（Ｃ高山岳部）の同期の飮み會。
８月１５日 以來だ。
じつは、この翌日にＯＢ總會があり、そのために金澤からイチハラ、松本からカタバミが歸つて來てゐた。
ＯＢ總會はこの前年、Ｃ高山岳部の創立３０周年を記念して組織された。
高校３年だつた私たちも、５０歳のＯＢたちに混つて酒を飮んだ。
つまり、この年のＯＢ總會は第２囘。
晴れてＯＢになつて最初のＯＢ會なので、みんな參加したいと思つてゐた。
せつかくなので、その前日に同期だけで飮まうといふことになつたらしい。
８月もクサカの家で飮んだが、今囘もクサカの家にお世話になつた。
私とクサカは浪人中だつたのに、よく腦天氣に飮んでゐたものだ。
共通一次まで、あと１ヵ月半だといふのに。



【１９８０年】（１囘生）

１１月祭
映畫「二十歳の原點」、「俺たちに明日はない」 Ｅ３０

月曜日（振替休日）。
學祭で、映畫「二十歳の原點」を觀た。
「二十歳の原點」は、高橋悦子の日記。
彼女は立命館の學生だつたが、自ら命を斷つた。
私は浪人中にこの本をＨに教へられ、愛讀した。
この本を讀むにつれて、京都に行きたいといふ氣持ちが強くなり、勉強するモチベーションアップに繋がつた。
さういふ意味で、私の恩人とも云へる本だ。

Ｅ３０といふのは教室の名前。
Ｅとあるので、經濟學部の教室だつたのだらう。



【１９８３年】（４囘生）

ピノック/チェンバロリサイタル 河原町CH 19:30

木曜日（振替休日）。
古樂器奏者で指揮者でもあるトレヴァー・ピノックが河原町教會でチェンバロリサイタルを開いた。
チェンバロの音色を聽いてみたかつたのだが、結局行かなかつた。
この頃、行きたいコンサートがたくさんあつたのだが、殆ど行つてゐない。
いまから思へば、多少無理してでも行つておけばよかつたと思ふ。