鼻から猫の毛

札幌から東京にやって来たババア一人、猫一匹

ドラマね

2011-07-17 12:10:58 | 
猫の話じゃないけれど。
動物病院の待合室で、のったりとカムイと座っていたら。
獣医さんが足早に出てきて、とある犬の飼い主さんに聞いていた。
胃だか腸だかにガスがたまっていて
腎臓の1つがどうしても見えないと。

「何か重大なことを隠してませんか」

獣医さんの一言に飼い主さんは困っていた。
あたいは「ドラマのような展開だわ」と思いながら
カムイの入ったバッグを抱っこしていた。

飼い主さんは言った
「この子の腎臓、2つとも悪くなったらどうなるんですか」
「人間と同じですよ。透析したり移植したり」と獣医さん。そらそうだ。
しかし飼い主さんは納得がいかないようだった。
何かがある、と思って聞いたんだろうな獣医さん。
結構執拗に聞いていたけど、飼い主さんは判らないとのことだった。
どきどき。
どきどきどきどき。
あたいのドキドキはカムイにまで伝わって
肉球に汗をかきはじめた。
2人そろってどきどき。
なんだろうね、この能天気さは。

こんなの獣医さんに知れたら
「あんたは自分んとこの猫を治すことに集中しなさい」って
怒られそうだわ。


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