論理矛盾の民主党

民主「９６条先行改正反対」公約に　自民との違い強調(朝日新聞) - goo ニュース

言ってる事が意味わからん。９６条先行改正には反対で９６条改正には必ずしも
反対ではない？？？

では他の改正条文とも合わせてなら賛成なのか？それじゃいつまでたっても
改正できるわけがないじゃん。そもそもどこが賛成でどこが反対なのかも
わからないのだから。今の雰囲気では全部に反対してるように見えるんだが。

せめて自分達で憲法草案を作ってから反対しろ。じゃなかったら
争点にすらならん。あんたら護憲政党ではないんだろう？だったら
草案を出しなさい。それで照らし合わせて議論をすればいいだろう。

安倍政権が右左から叩かれても安全運転をする理由

改憲勢力結集に影　世論調査、自維連携派は１割(産経新聞) - goo ニュース

安倍政権がどうして右左から批判を受けながらも歴史認識について
口を閉ざしているのか橋下市長は理解しているのか。いやおそらく理解しては
おるまい。

安倍首相の目的は最終的に日本国憲法を改正して自衛隊を国軍として機能させ
中国に対抗できる軍事勢力にし米軍依存をなるべく減らす事を考えているのだ。
（最終的に在日米軍は日本国防軍の補完勢力となり核の傘は引き続き提供される事になる。）
そうなれば今の基地問題もなくなるし日本の外交力や発言権も増しいよいよ
日本の実力を世界に示すチャンスでもあるのだ。

しかしその為にはまず政策の優先順位というものがある。

第一に経済と財政を何とかする事である。そうでなくては軍事予算も増やす事は
出来ない。そして第二に改憲派を増やす事である。衆議院は完全に改憲勢力が大半を
占めているが参議院はそうではない。その為には党派を超えた連携と一人でも多くの
改憲派議員を増やす事なのである。

その為にはなるべく強引な政権運営は避けさらにいえば批判の対象になるような政策は
極力避けるべきなのである。特に左翼マスコミや国際世論との論争になりそうな
ものは今の時期にやるべきではないのだ。そういうものは憲法改正をやったのちに
いくらでもやったらいいのだ。

それを橋下市長は何も考えずにやってしまったのだ。もちろん橋下市長の言う通り
河野談話を曖昧な形にしてる日本政府の態度はよくない。それはわかる。
だが韓国や中国が裏で対米国むけに日本批判のロビー活動をやっているまさにこの時期に
自分からわざわざ誤解を受けるような問題提起をする事がどれほど迷惑な事か
市長はもっと考えるべきだ。このせいで待ってましたとばかりにこぞって国内外の左翼
メディアが橋下市長を批判してそのせいで日本維新の会の支持率は低下した。そうなると
今度の選挙で改憲派勢力が目指す３分の２に届かない可能性もあるのだ。もちろん自民党は
好調なので公明や民主の中から改憲に賛成な議員を複数取り込めば３分の２に届く事は
可能であろう。しかしその説得は容易ではない。

安倍政権としては改憲にむけて党派を超えた憲法改正にむけての連携を模索している
最中なのだ。その中で無謀な暴走はかえって改憲への道
が遠くなるだけだ。

そうなって笑うのは日本に強くなってもらっては困る連中だけだろう。