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空をみるひと

そらをみながら あるいていこう なんでもない ひとであろう …日々や旅、街や自然、季節や未来をみつめるBLOGです

よーくみてごらん。 11 サツキと朝露

2007-04-24 | LearnTheFlowers 自然・農
 
 
庭のサツキが咲いている。


蕾はクリーム色に見えるけれど。

咲いた花は、真白だこと。


その白い花びらに。

朝露が。

キレイ。




関連記事:

春雨とケヤキ

【シリーズ】「よーくみてごらん。」

【カテゴリ】LearnTheFlowers 自然・農




3月20日 ② 2007年の桜開花発表日に

2007-03-20 | LearnTheFlowers 自然・農
 
 
3月20日。

気象庁は、東京の“桜開花”を発表したそうだ。


***

気象庁は20日、東京で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。
同庁が開花予想を発表する地点の中で最も早く咲いた。

昨年より1日、平年より8日早く、1990年などに並ぶ過去3番目の早さだった。

東京の桜の開花は、千代田区の靖国神社境内にある標本木が基準。
同庁職員が同日午後3時、6輪の花が咲いているのを確認した。
都心の満開は約1週間後となりそう。

同庁は今月7日、都心の開花予想日を18日(計算ミスで21日に訂正)と発表。
その後の冷え込みなどから、23日と修整したが、結果として3日早かった。

北海道の一部と、鹿児島県・奄美大島以南の地点では、桜の開花の確認に、ソメイヨシノ以外の品種を用いている。

(3月20日21時5分配信 読売新聞)

***


僕らの今日がどんな一日であれ。


サクラ、ハ、サク。


嬉しいなあ。


ただ。


しみじみと。


嬉しいなあ。





ピースガーデン日記2007 1 春、新月に希望の種をまく

2007-03-19 | LearnTheFlowers 自然・農
 
 
新暦3月19日。
旧暦如月朔(ついたち)。

二十四節気では、啓蟄の末候。

東京でもソメイヨシノが咲き始めるから。

今年も、また、春・夏の、野菜作りを始めよう。

---

先立って、雨水の頃には、冬の終わりの畑を整理しておいたから。
今は、冬を越えた野菜たちが、花をつけている。

ブロッコリー。
ルッコラ。
タアサイ。

もう少ししたら、種が採れる。

---

今日は、新月だから。

種を蒔こう。


大根。
ラディッシュ。
インゲン。
ホウレンソウ。

---

ジャガイモは、もう植えてある。
(桜の開花の10日前には植え付けを済ませろ、と言うからね。)

今年は、畑に直蒔きするだけでなく、家のベランダでも、苗を育てよう。
トマトを上手く作りたいもの。

---

4年目を迎える、僕の「ピースガーデン」。

相変わらず、百姓の腕は上がらず。
“グリーン・フィンガー”への道は遠いけれど。

年年。
日日。

コツコツ、楽しく、やってみよう。


食べ物を、いくらかでも、自分で作ってみよう。




関連記事:

***

「ピースガーデン日記」シリーズ:

ピースガーデン日記 序 ① 僕と農と、「ピースガーデン」までの経緯
ピースガーデン日記 序 ② ピースな畑のデザイン概説

ピースガーデン日記2005 1 9をまくひと
ピースガーデン日記2005 2 空梅雨と、畑の水やりと、キッチンガーデン・エコハウス構想
大暑2005 ~ピースガーデン日記2005 3 暑中見舞い
ピースガーデン日記2005 4 初冬2005 落葉の季節は畑へ

ピースガーデン日記2006 1 春の訪れに寄せて…
ピースガーデン日記2006 2 春、畑の準備と種まき
ピースガーデン日記2006 3 立夏2006、または、月の満ちる頃
ピースガーデン日記2006 4 雨の卯月…
ピースガーデン日記2006 5 新月だから…
ピースガーデン日記2006 6 雨が降ったら畑に行こう
ピースガーデン日記2006 7 パーマカルチャーとピースガーデン













よーくみてごらん。 10 沈丁花の花の香り

2007-02-28 | LearnTheFlowers 自然・農
 
 
よーくみてごらん

沈丁花の花の香り

雨上がり

日差しを受けて 

小さな花が

開く

ひとつ

またひとつ

天下に春が満ちていく




追記:

「色匂う」という言葉が好き。

だから、「香りを眺む」るのも。

と、一篇。



追記2:

このところ、木の芽や花が元気だけれど。
丁度今は、睦月の月も、満ちてきているところですね。





関連記事:

シリーズ「よーくみてごらん。」
よーくみてごらん。 5 くちなしの花の香り
よーくみてごらん。 9 睦月十日のタンポポ 2007年の早い春に

2007の沈丁花は…「あけましておめでとうアゲイン =賀春 睦月2007」

【NEWS】湯島天神の梅 ~梅開早阜春

「花は野にあるように」?

卯月2006 ~夏がきたよ、または、月の満ち欠けと植物と僕 



よーくみてごらん。 9 睦月十日のタンポポ 2007年の早い春に

2007-02-27 | LearnTheFlowers 自然・農
 
 
昼休み

図書館に本を返しに出る

朝はよく冷えたけれど(それでも「平年並み」だとか)

日差しもあたたか。

風も吹いて

スギ花粉も今年は早いぞ




あしもとから

目に入る
 
黄色と白と




タンポポだ




葉はなく 花一輪 種の綿毛はまん丸に



今は まだ 旧暦睦月だぞ
今日は まだ 睦月十日だぞ

お天道様の暦、二十四節気七十二候でも
雨水の次候:霞始雲逮(かすみはじめてたなびく)頃


いやあ


西向きの生垣は 日当たりもよくて ずいぶんと暖かいのかな

今年はなんでも早いけれど

タンポポまで咲いているとは



うかつだったなあ



いや



関係ないや




早いも

遅いも


新暦も旧暦も

花粉症も



タンポポは


その時が来たら


咲く


それだけ




自然とは



そういうことなんだろう



思えば


今年はもう

猫たちも

夜に朝に

恋に鳴いている


カラスだって

もう

連れ立って飛んでいる




ヒトよ


はからうな





(2007のマイ初タンポポと一緒に、メモとして書き付ける)




追記:


***

"Stay Together, learn the flowers, go light."

***

僕の師匠、Gary Snyderゲイリー・スナイダーの言葉

僕に、今、改めて、全し!!!





関連記事:

【NEWS】湯島天神の梅 ~梅開早阜春

流水無心 ~新年のごあいさつ2007
ソラ カラ クウ ~新年のごあいさつ2006
自然 Zi-Nen ~新年のごあいさつ2005

「花は野にあるように」?

【シリーズ】「よーくみてごらん。」






【NEWS】湯島天神の梅 ~梅開早阜春

2007-01-27 | LearnTheFlowers 自然・農
 
 
暖かかった今日は、こんなニュースが。 


***

梅も江戸っ子、気が早い…祭りを待てず見ごろに

早咲きの梅を見る人たちや受験生でにぎわう東京・湯島天神 関東地方は27日、好天に恵まれ、東京では最高気温が平年より5.6度高い15.0度を観測。3月下旬並みの陽気となった。

梅の名所として知られる東京都文京区の湯島天神では、早咲きの白梅が五、六分咲きで見ごろとなり、訪れた人たちの目を楽しませている。境内には約300本の梅の木があり、恒例の梅祭りは2月8日から始まる。

(2007年1月27日22時29分 読売新聞)

***

東京・湯島天神の梅は、ひとつの風物詩。
毎年流れてくる、ニュースのひとつ。

で。

この見出しコピー。
一見、お上手な、よくある擬人法。
目ざわり・聞こえはいいようで、意味をなしてない。

「擬人法」を使うにはそれなりの作法がある、と思うなあ…。

---

花はヒトの祭りなんて待ちやしないさ。
平年なんてものも気にしてない。
江戸っ子なんてのもない。

“その時”に、“その場”で、ただ咲くだけ。

---

花の咲くのを見て。

早いの時期だの季節だのと、いろいろ言う僕らは、逆さまだ。

---

梅の花が咲いたら。

その瞬間が春だと知れ。

---

そして、“春夏秋冬”なんてことも、ヒトという動物の勝手。

この星の森羅万象は、いつも、只々、いま・ここ、を全うしているのである。

---

「梅開早阜春」。

その読み方には、二通りあって。

ひとつは、「梅、早春に開く」で。

もうひとつは、「梅、早春を開く」だ。




(梅祭りも、梅さんに合わせるのが、筋。それが「自然」というもの。)





追記:


普段、僕は。
「今年は冬が暖かい」とか、
「去年の今頃はあじさいが」とか、
そんな風に自然の事象を眺めては、巡る時を重ねている。
「重ね暦」は、僕のライフ・ワークのひとつ。

一方、今日のは、その正反対のお話。

相反していて、どちらも、真、なのだけれど。

今日は、僕自身に向けて、このお話をここに書き置くことにします。




関連記事:

流水無心 ~新年のごあいさつ2007
「花は野にあるように」?


鳥の結婚式(Ptaci kwas) ~冬の日に、春を見るヒト

2007-01-26 | LearnTheFlowers 自然・農
 
 
このところ、朝が明るい。

ベッドから降りても、床がそれほど冷たくない。
綿入ジャケットはバックパックにしまって、部屋を出る。

やっぱり、日差しがやけに明るい。

いつもの景色も違って見える。

道端に。
木の枝に。

まるまるとした、スズメが、2羽。
連れ立って、チョコチョコと飛び歩いている。

久しぶりの、そういうリズムが気持ちよくて。

ここ数日、眺めている。

---
 
そして、こんなニュースが届く。
 
 
***

「鳥の結婚式(Ptaci kwas)」

ドイツ東部コトブスの幼稚園で行われたスラブ系少数民族ソルブ人の伝統行事「鳥の結婚式」で、はにかみながらキスする「新郎」と「新婦」。冬の終わりを告げる風物詩で、この行事が終われば春も近い(25日)(AFP=時事)

---

このお祭りの起源はキリスト教布教以前に存在した。それは自然の神様の恵みをいただこうとするために祖先にいけにえを捧げる儀式である。それが、自然信仰が薄くなるにつれ、子どもたちに贈り物をするというお祭りに変わり、お祭りもソルブ全体で行われるようになった。

ソルブ人の祖先は自然をよく観察し、1月25日頃になると、多くの鳥たちが巣をつくり、卵を産むことを知っていた。彼らは、もうすぐ大地が目を覚まし、草の芽が出てくることを生活の中で体得していた。

子どもたちは鳥たちに餌をあげ、そのお礼として鳥たちが子どもたちを自分たちの結婚式に招待する、というのが、このお祭りの現在の趣旨である。子どもたちは空(から)の皿を窓べにおき、鳥たちは甘いパンとクッキーを持ってくる。カササギ(花嫁)役とワタリガラス(花婿)役はもちろん、結婚式に招待された他の鳥たちも伝統的なソルブの民族衣装を着ることが多い。幼稚園や小学校で行われる結婚式行事では、食事をして、ダンスを踊ったり、ソルブの民謡を歌ったり、詩や短いお話を朗読したりする。鳥の結婚式は子供たちを冬に負けないよう元気づける催しとなっている。

鳥の結婚式は大人にも同様に人気がある。19世紀の終わり、ソルブの協会はこの日にパーティーを催すようになり、第二次世界大戦後、民族団体の地域グループがこの催しを再興した。その後、ブディシン/バウツェンのソルブ民族合奏団が鳥の結婚式をモチーフにした歌舞プログラムを編成し、村々を演奏してまわるようになった。今日では、子ども、両親、祖父母たちが歌、踊りと音楽いっぱいのプログラムを楽しむようになったのである。

(ソルブの行事に関するパンフレットより)

***


冬の日に、春を見るヒトたち…。

“ヒトとヒト以外のひととの物語”を持つヒト、民族・文化・文明…。

アイヌにも。
カナダにも。
ドイツにも。

そうしたヒト、コトは、世界中にあるんだな。

それが、とても嬉しく思えて。

ここで、皆さんにもご紹介させて頂いてます。




追記:

「ソルブ人」って?…詳しくはこちら。

世界には、いろんな「民族」がいて。
それぞれが、国を持ったり、持たなかったり、もてなかったりしながら暮らしていいますね。

(なんていう話は、「コメント欄」に書くことにします…)


今日、東京に春が…

2007-01-22 | LearnTheFlowers 自然・農
  
  
今日。

大寒の東京に。

随分早い春が来ましたね。


皆さんは、ご覧になりました?


東京以外の皆さんの場所では?

冬は?春は?


いつでも、どこでも。

それぞれの場所で。

美しい、いま・ここ、を…。




関連記事:

大寒2005 ~マイ歳時記 月 薄氷 寒稽古 梅の花
大寒2006 ~雪国・飛騨清見からのたより

【シリーズ】「よーくみてごらん。





イチョウの旅 (野生と野性 タイムマシーン)

2006-12-12 | LearnTheFlowers 自然・農
 
 

「小雪」の頃に訪ねた、高尾さんでは。
駅前、甲州街道のイチョウが、すでに黄色く色付いていた。

同じ頃、同じ東京の街中では、ようやく色付きはじめ。
(今年は秋・冬が遅くて。去年は「立冬」の頃には色付き始めた。)

そして、節気は「大雪」になって。
イチョウは、いよいよ、その葉を落とし始めた。

---

さて。

イチョウって。

とても落葉の早い木。

ご存知でしたか?

---

イチョウは、葉が散り始めると、ほんのしばらくの間に一気に葉を落としてしまう。

木ごとそれぞれに、また場所や環境によって、その時期は違うけれど。

1ヶ月程をかけて、その独特な明るい緑の葉を黄色く染めていき

いざ散るとなったら、早い。
中には、1日で全て葉を落としてしまう木もある、とか。

となると。
「花は桜木、人は武士」とその散り際を讃えられる、桜の花の散る以上に早いわけだなあ。。

---

僕のいつもの道にも、何本かのイチョウの木が立っていて。
それぞれに、美しい。

そのうち。
目白通りの銀杏並木では。

雨上がりの日曜日に、フワフワに枝を覆っていた葉が落ち始めた。
次の月曜には、もう4分かたの葉が落ちて、天に向かってピンと伸びた枝が見える。
今日、火曜には、再び冷たい雨が葉っぱを重くして、歩道を黄色く染めている。

---

時は巡っていきます。

---

皆さんも。
皆さんのいつもの道に。
気になるイチョウの気を見つけたら。

よーくみてごらん。

---

そして。

月が欠けて、また満ちはじめて。
冬至が巡ってくる頃には。

いつもの道に。
木枯らしの中、裸になったイチョウの木が立っているんだろうな…。






---

【VIDEO】冬の日 一昨日のイチョウ

【VIDEO】冬の雨 今日のイチョウ


参考:

イチョウ(銀杏、公孫樹、学名:Ginkgo biloba Linne)。


追記:

因みに。
イチョウ、って、元々は、外来の植物だって、ご存知で?
原産地は中国の長江下流域、とか。

今は世界中に生えていて。
ドイツでゲーテも詩に詠んだ。

今、日本に生えている銀杏というのは。
全て、元々は輸入(園芸用・薬用)して、植えたもの。
特に、街路樹や公園など、都市部に多い。
日本の山に、自生の(原生の、本物の野生の)イチョウというのはないんだそうだ。

ただ、遠い昔に植えられたものが、山の中で生き残っている例が、全国にわずかにあるそうで。

そういえば。

京都・高山時の裏山で、イチョウの巨木と会った。
それはもう素晴らしくて、しばらく、そこを離れられなかった。
彼は、だいぶ、ワイルドな感じがしたものだったけれど。
あの木で、樹齢何年くらいだろうか?
明恵上人の頃から生きているのではないのかなあ?

そうかあ。

あれも、“本物の野生”ってわけではないんだなあ。

まあ。

それでも。

「野生」でなくとも、命というのはそれぞれに「野性」だ。

高山寺の大イチョウに会って、僕が感じた、あのグッとくる感じも、
「野生」でなくとも、紛れもない「野性」なんだろう…。



追記2:

高尾さんの辺りでは、今頃、もうイチョウの木々は裸だろうな。

思えば。

「時間」って、不思議で、面白い。

日本中どこでも同じ「時刻」だけれど。

「時間」や、そして「季節」っていうのは、それぞれの場所に固有のものだな。

「タイムマシーン」って、乗ろうと思えば、いつでも。どこでも。

「旅」をすればいいんだ。



***

関連記事: 

「思えば。
僕らは、そうして、タイムマシーンに乗っているんだ。
季節という時を行ったり来たりすることは、今や、可能なんだな。」

霜月2005 ~時空の旅、いま・ここ

【シリーズ】「よーくみてごらん。」

***