ディスカバリーchにて「ヒマラヤの娘 二つの人生」を見る。いやこれは傑作。ヒマラヤに暮らすチベット民族の女性二人を追うドキュメンタリー。制作はフランスなんでかなり攻撃的な内容。鳥肌が立つような美しさと、あまりに苛酷なヒマラヤ山脈の光景。神々しいというかこんな所に住んでいたら宗教的になるのは間違いないと思う。幼馴染の若い女性二人。一人は結婚し、もう一人は出家していく過程を追う。チベットでは親が結婚を決めると娘はそれに従わないとならない。よく知らない相手との結婚が決まってしまうんだ。これはここで生きる女性の人生における避けられない通過点なんだ。夫の親族たちが馬に乗って娘をさらいに来る。妻は村人分のパンを数千人分も作って待っている。パンと引き換えに親族たちは金を払う。苛酷な環境で暮らす人々は富を分配しないと生きていけない。金儲けなどとは無縁に生きてる人々。
もう一人の女性は出家したい。彼女が言うには結婚すれば最初は優しくしてもらえるが、子供が生れれば必ず向こうの家族とケンカになるのですと。どこの国も考えてる事は変わらないw しかし彼女は一人娘なので父は許してくれない。チベットでは結婚式に持っていくトルコ石を縫い付けた衣装を代々継いでいる。その継承がなくなってしまう。しかし兄がいるし、あなたは自分の道を行きなさいと尼の叔母さんに言われて決心する。泣きながら先祖の衣装を仕舞う母。幼馴染二人は一緒に泣いている。なんで進む道が変わってしまったのだろうと。
結婚式は着々と進み3日間かかる。子作りの歌というのがあって性器型の人形を使いながら歌って見せている。それを見ながらクスクス笑う若い女性たち。肝心の新婦さんは大声で泣いている。一方で尼さんになる女性はインドのダライ・ラマのいる町で修行する事に。村から町に行くまでの過程があまりに苛酷。凍ってる川の上を120キロも移動するんだ。凍ってないと行けないので冬じゃないとならない。しかも完璧に凍ってるわけではないので、一歩間違えば川に落ちて死ぬ。あまりの苦痛に泣きながら進んでいく。この苦行は自由の代償なのだ。亡命チベット人たちが暮らす町で修行。ここでチベット語、英語、哲学、コンピューターを学ぶ。村にいるより全然いいじゃんと。ここで5年間学ぶんだ。でも彼女は寂しくて親友のことばかり考えている。
もう一人の女性は出家したい。彼女が言うには結婚すれば最初は優しくしてもらえるが、子供が生れれば必ず向こうの家族とケンカになるのですと。どこの国も考えてる事は変わらないw しかし彼女は一人娘なので父は許してくれない。チベットでは結婚式に持っていくトルコ石を縫い付けた衣装を代々継いでいる。その継承がなくなってしまう。しかし兄がいるし、あなたは自分の道を行きなさいと尼の叔母さんに言われて決心する。泣きながら先祖の衣装を仕舞う母。幼馴染二人は一緒に泣いている。なんで進む道が変わってしまったのだろうと。
結婚式は着々と進み3日間かかる。子作りの歌というのがあって性器型の人形を使いながら歌って見せている。それを見ながらクスクス笑う若い女性たち。肝心の新婦さんは大声で泣いている。一方で尼さんになる女性はインドのダライ・ラマのいる町で修行する事に。村から町に行くまでの過程があまりに苛酷。凍ってる川の上を120キロも移動するんだ。凍ってないと行けないので冬じゃないとならない。しかも完璧に凍ってるわけではないので、一歩間違えば川に落ちて死ぬ。あまりの苦痛に泣きながら進んでいく。この苦行は自由の代償なのだ。亡命チベット人たちが暮らす町で修行。ここでチベット語、英語、哲学、コンピューターを学ぶ。村にいるより全然いいじゃんと。ここで5年間学ぶんだ。でも彼女は寂しくて親友のことばかり考えている。