映画「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」
監督:ラッセ・ハルストレム。アントン・グランセリウス
少年が家族と別れていく話。母は結核で死に、大事にしていた犬とも引き離されて叔父夫婦に預けられていく。やっぱりこの監督の題材は重い。何しろこの母は子供を愛してるのかも描かれていない。兄弟が仲良くしてるシーンもない。主人公は多くの犬のように血の通った家族とバラバラにされていく。
田舎では男の子の格好をしている女の子と出会う。一緒にボクシングやらサッカーをしたりとセックスの代替行為。さすがスウェーデンすごいっす。爺さんは女性の下着に執着している。隣の家の親父は頭がおかしい。主人公の引き離された状態のように彼らは倒錯している。しかしこの子は現実と戦っていかないといけない。自分で防御して攻撃していくボクシングのように。
彼は母が死んでも一度も泣かない。しかし犬が死ぬと耐えられずに泣いて言う「僕が殺したんじゃないんだ」。犬は自分も表してるんだからちょっとキツイ言葉。説明は少ないんだけどよく描かれてる。この監督は人それぞれの抱える隠せない傷みたいなのを出すのが上手いと思う。
ハルストレム鑑賞6本目。★★★
監督:ラッセ・ハルストレム。アントン・グランセリウス
少年が家族と別れていく話。母は結核で死に、大事にしていた犬とも引き離されて叔父夫婦に預けられていく。やっぱりこの監督の題材は重い。何しろこの母は子供を愛してるのかも描かれていない。兄弟が仲良くしてるシーンもない。主人公は多くの犬のように血の通った家族とバラバラにされていく。
田舎では男の子の格好をしている女の子と出会う。一緒にボクシングやらサッカーをしたりとセックスの代替行為。さすがスウェーデンすごいっす。爺さんは女性の下着に執着している。隣の家の親父は頭がおかしい。主人公の引き離された状態のように彼らは倒錯している。しかしこの子は現実と戦っていかないといけない。自分で防御して攻撃していくボクシングのように。
彼は母が死んでも一度も泣かない。しかし犬が死ぬと耐えられずに泣いて言う「僕が殺したんじゃないんだ」。犬は自分も表してるんだからちょっとキツイ言葉。説明は少ないんだけどよく描かれてる。この監督は人それぞれの抱える隠せない傷みたいなのを出すのが上手いと思う。
ハルストレム鑑賞6本目。★★★