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without a trace

ヤマザキ、フリーターを撃て!

運転免許試験場(笑い)

2008-12-27 04:10:32 | 自動車学校~第二段階
 ついに運転免許試験場へ赴く。10月に教習所を卒業したというのになぜ間が空いたかというと理由はない。なんか面倒くせえやと思っていたら気がつくと世間はクリスマスで、今年も終わりだなと思っていたら免許まだ取ってなかったとようやく気づく。こりゃ勉強しないとまずいぜって事で二日間ほどまじめに勉強。

 府中にある免許試験場へ。かつて10年以上前に原付きの免許を取りにきて以来だ。原付き免許ではどこから湧いてきたのか茶髪や金髪の兄ちゃんが一杯いた記憶がある。筆記試験に合格すると実地での練習をやらされてみんなで20台くらいでブーンて周回。公布されるのを待ってると警察官のおっさんが「お前何回目なんだよ?変なチームに入るなよ」とか笑顔で言われた。そのよくわからないシュールな非日常のイメージが強くて、それ以来「運転免許試験場」ではなくて「運転免許試験場(笑い)」となってる。だがあれから10年ちょっと、皇族の方もここで免許を取得したし変わったに違いない。

 到着すると昔と比べると代書屋みたいな人たちが減っている。バスを降りた途端におばちゃんたちが手招きで呼んでいて、なんだこのちょっといけない匂いのアダルトぽい地域はと。だがそれもほとんどない。代わりに献血の人たちが手招きでおいでと呼んでいる。やっぱアダルトの匂いのする所だぜと入場。

 受け付けに行くとやる気なさそうに「はい1番」、1番に行くと「はい2番で目の検査ね」、検査すると「はい上行って」、上では「試験は1時。10分前には来る事。3番教室」。ここまで笑顔も敬語も存在しない。社会主義国の役所ですかここはと。何も変わってないじゃねえか。だがなぜか嫌いじゃない。試験が午後1時からなので1時間半以上もあまる。さっすが運転免許試験場(笑い)だぜと地下の食堂で昼食。12時を回っても教室は解放されずにボーっと待つ。違反者みたいな人たちが集団でノロノロと一列で警察官に連れられてエスカレーターを上っている。違反者だってなぜか見ていてわかってしまうのがすごい。

 300人くらい入りそうな中教室で受験。100人ちょっとくらいでクリスマスだからかそんなに混んでない。試験は95問を90%以上取れという勉強してなかったら本当に受からないタイプ。もちろん時間も15分ほど余裕で遅れて始まる。勉強していたおかげで時間内に終わったが本試験はひっかけが結構あった。また1時間ほど空いたので漫画を読んで過ごす。みんな見事なまでにやる事がなくて、集団暇人なわけですよ。ここまで暇集団はなかなか見れねえぞってくらいに。さっすが運転免許試験場。

 合格発表では前にある大画面のテレビに写しだされる。合格者の番号だけが写るというちょっとした恥辱プレイ。おれの前と後ろの席の人は見事に落ちる。ここで半分くらいの人がお帰りくださいと帰宅。ここで落とされたら暇タイムを返せこんちくしょうとなってしまう。合格者は軽く説明があって写真撮影。ゾロゾロと身体測定のように撮影。写真は笑顔にしたいと思ってたがそれどころじゃない雰囲気。目を瞑ってしまうとやり直しされる。それからまた1時間くらい放置プレイ。暇すぎて目の前の多摩霊園まで遊びに行っちゃうぞというくらいやる事なし。

 別館の免許公布所でももちろん時間通りに終わらず。ちなみに昨日は30分遅れましたと平然と言っている。番号順に呼ばれてついにゲット。さすがに笑顔がこぼれる。ICチップが埋め込まれていて機械で確かめて解散。ちょうど一年くらいとここまでの道のりは長かった。この小さなカードには身分証だけでなく、笑ってないおれの顔にはそれまでの思い出が刻印されてるのだ。

自動車学校体験記32日目~卒業検定で屁をこかれる

2008-10-01 03:52:43 | 自動車学校~第二段階
 ついにこの日がきたかと目覚める。しばらくして気づく「二日酔いだ」。昨日は一度目が覚めてから眠れないので寝酒をしようとして寝たのは5時半だった。かなり気持ち悪いがもう卒業検定は申し込んでしまった。キャンセルしたら料金とられるのでスポーツドリンクを多めに飲んで待つ。なんとか回復して教習所へ向かう。

 前回の仮免試験ではたったの3人しか受験生がいなかった。今日はどれくらいかなと来てみると11人いる。男8の女3という人数で女性全員と男のうち2人はオートマ。一台につき3人までだから4台体制で試験が行われる。仮免の時は試験官も馴れ合いに近く緊張すんなよみたいな対応だったが今日は怖い。まったく知らない教官で既に嫌な予感。どうやら3人ともが違うコースで所内でも縦列や方向転換など全員が違う内容を検定される。路上は最後の番で所内では方向転換になった。縦列じゃなくて良かったぜとホッとするも昨日乗り上げてしまった場所じゃないか。

 教官が運転して現場へ向かう。まず一番目の人が検定。ほとんど問題ないが教官がたまにボールペンを取り出して何か書いてる。減点されてるのが丸分かりじゃないか。この人はほぼ問題なく終了。早速次の人へバトンタッチ。コースがたまにかぶってるので回りながら観察。もう腹が減って減っていかにしてお腹を鳴らさないかだけを考えていたために頭に入らず。しかも二日酔いでさっき多めにスポーツドリンク飲んだためにトイレに行きたくてしょうがない。どうやらこの人は曲がる時にたまにスピードが速い。ドリフトでもするんじゃないかと冷や冷やする。

 あっという間に自分の番に。まずドアのロックを忘れて指摘される。続いて4速のまま曲がってガタガタと震えてパニック寸前に。ギアをセカンドに変えたはずなのに変わってなかった。昨日回ったコースと同じだが今日は道路工事をやってる。また右折で前の車と共に交差点を待ってたらギリギリ赤になってしまう。ここは行ったら昨日教わったとおりの一発アウトだなとそのまま待機するも横断歩道の真上。教官がボールペンをカチカチ鳴らしてるし、なかなかやばくなってきたぞ。しばらくして異臭に気づく。誰かが屁までこきやがった。おいおいオナラ攻撃かよ。こっちだって漏らしたい気分だよプーさんめ。教官が経路を教えてくれるコースは終わり。

 すぐに車を寄せて止めて地図を出す。どういう自主経路で行くかを説明してここからは自分で向かう。信号のいくつめかで覚えておいた。なんとか現場にたどり着いて止める。問題はここでエンスト。しかも止めてからギアをバックに入れてなくてまた怒られる。かなりやばいんじゃないかと落ち込む。帰りは助手席でずっと教官の話を聞かされる。あーでこーでとおれにばっか説教みたいなのを言ってくる。さっきの屁もお前の運転なんてオナラレベルだぜプーという高等なメッセージだったのかもしれない。じゃあ所内で順番にやってもらいますねと戻ってくる。路上でダメだったら所内の前に終了とネットで読んだのでまだ望みはある。

 ここでまたもやミス。始める時に左右の後ろを確認してない。助手席後ろに座ってる受験生も気づいたらしく違う違うと軽く動揺してるのがわかる。今回は乗り上げずになんとか成功。だが結果は微妙なところだ。全部で2時間近くかかって再び教室へ戻ってくる。15分ほど判定に待たされるんだけど他の二人はいつの間にか仲良くなってる。おいおいそれじゃまるでおれが屁をこいたみたいじゃないか。一人ずつ呼ばれて合否の発表。結果は合格。路上では最後が失敗だったねと言われて「え!?なにかありましたっけ?」。「エンストおもいっきりしてたじゃないか」とまた怒られる。注意されたのはブレーキ時にクラッチ踏むのが早い。エンジンブレーキがきいてないから癖になるといざって時に止まれないよと。実にためになる指摘で反省しきり。慣れてきたときこそ癖が発揮してしまうのだ。

 精算を終えてSDカードとかいうのを作れとの説明。任意ですが勧めてますと。内容を見ると警視庁となってるので0.2秒で判断して入らず。卒業からの支配かとどんな学科よりも早く解けてしまう二択。あとは卒業証書を貰って試験場の説明と初心者事故なんかの説明。東京都では本試験での合格率はちょうど50%。アンケートも書かされる。どの教官が良かったか悪かったかなど。第一段階ではむかつく教官が結構いたが第二段階ではほとんどいない。そのために誰だったか見事に忘れてる。なるほどそうできてるのかと。そして解散。

 1月に入所して期限は10月8日。9月の過ぎから第二段階を始めてなんとか9月一杯で卒業できた。期限が近くてもやる気と時間があればなんとかなるもんだ。第二段階まで進めばそれほど大変じゃない。大変さのピークは右左折という単純なものだった。年齢がいってる人もちらほらいるしなかなか楽しめた。おれみたいに免許を取る機会を逃してしまった人は行ってみると意外と楽しいかもしれない。今は土日だけ、あるいは検定以外は夜の教習でも卒業できる。とまあ帰りはバイクの練習を熱く眺めて帰宅。誕生日が一ヶ月くらい先なんでそれから試験を受けに行くかどうか悩むところ。

自動車学校体験記31日目~あとは卒検のみ

2008-09-30 03:38:50 | 自動車学校~第二段階
 前回と同じく自主経路の続き。やはり時間がないためにもう一つの経路しか回れず。昨日もそうだったがゴール時点までも行けない。卒業検定について聞いてみたらここがゴールですと指摘されないのだとか。マジっすかと。ここから自主経路ですと言われてゴールに自分で向かうのか。検定コースには狭い道がないのでそこは楽だがコースを覚えるのが大変。実際に行ってみないとなんとも言えないわけだし。まあ一ヶ月ほど通ってきづいたのは早く追い出したいのだなということなんでよっぽどの事がなければ大丈夫なんじゃないか。検定で駄目になるのはほとんどが一発での失敗だという。黄色から赤に変わったのに曲がったとか、横断歩道で人を無視したなど。なんとか問題なく終える。

 続いてキャンセル待ちでなんとか乗ってみる。ついにみきわめまできた。教官とのバトルもこれで最後かと思うと嬉しいような寂しいような。また口が臭い教官だ。教官のお口くちゃい率は高し。今回は自主経路は間に合わないので路上をしばらく回ってから所内で方向転換と縦列駐車を見られる。路上では無理矢理行こうとして一度ブレーキをかけられる。いや実際は教習所でたら基本はバトルだし待ってられんでしょというのが原付き乗ってた本音。逆に譲ってばかりだと危ない。こういう時にまた左車線を半分くらい占領してるガキどもや、ウインカー出さないで曲がる車、対向車の右折車が入り込んでくる。所内では縦列よりも方向転換で悩まされる。終わってから前進で戻る時に乗り上げてしまう。なんとかバックで切り返すが本番ならかなりの減点だ。魔物はこんなところにいたかと気づいただけでもよかった。もうちょっと気をつけていけばいいとの事でみきわめも貰う。あとは最終決戦のみ。台風がきてるとの事なのでそれまでに受けようかなと。
 技能19/19終了

自動車学校体験記30日目~お勉強終了

2008-09-29 04:15:02 | 自動車学校~第二段階
 高速の教習を受ける。ここではATのシミュレーターを使う。昔はちゃんと高速に乗りに行ってたが混雑して時間通りに帰れなくなる事が結構あったらしい。お盆や年末だけはシミュレーターですじゃ格好つかないだろうし全面的にシミュレーターとなったんだろう。そのために緊張感はゼロに近い。また三人で最後の複数教習だがもちろん男三人。教習所には男女が半々なのになぜに複数教習では男率100%なのか謎。昨日もいた棒読みで話す彼と一緒。教習所でも第二段階になると顔見知りというか、この人どこかの授業で一緒だったな顔が多い。そしてなんともいいがたい空気が流れると。

 最初の人が高速に乗ってサービスエリアまで。そしておれの番になってサービスエリアから高速降りるまでをやる。キックダウン全開で合流。高速でブレーキは危ないので基本は使わない。トンネルありの、坂道ありの、わけわかんない車ありのと予想通りの展開。ゲームをやってるようで本当にただの体験に近い。はたしてこれで実践できるのか謎だ。現に他の人は緊張感ゼロだし事故っていた。

 そろそろ効果測定を受けねばならないので自主勉強。そのまま効果測定を受けてみる。47/50でなんとか合格。これで教習所内でのお勉強はすべて終了だ。ちょうど大学が始まる頃だしかなり空いてきてる。

 ついでにもう一時間技能を受けてみる。卒業検定での自主経路を実際に巡る。教官がこれでもかってくらいにテンションが低い。4種類のコースがあるが時間がなくて1種類しかできず。あと1時間で後はみきわめなので時間的にすべて練習するのは不可能となってしまう。テンション低いわ寒いわ回れずだわでこれで大丈夫なのかと心配になってきた。もう完全に教習所内も秋景色。
 技能17/19

自動車学校体験記29日目~特別棒読み項目

2008-09-28 01:10:51 | 自動車学校~第二段階
 今日は技能を一つだけ受ける。特別項目というので各地によってやることが違うらしい。雪道や狭路など教習所によって違った技能となる。ここの教習所では車庫入れと駐車場入れをやらされる。またもや複数教習でAT車で行う。またいつものように男三人で、もはや何も感じない。教官はちょっと前に習ったおれより若い女性教官だ。喋り方が右でございますみたいなバスガイドぽいオートマチック教官だ。前回にやった縦列と方向転換よりも難しくなってて実践的だ。

 じゃんけんで勝ったので真っ先にやってみる。まずは方向転換だが段差あり。後ろの二人が助け船を出してくれる。初心者なんだしみなで助け合いませうという授業なのだ。なんとか現場まではクリープ現象で何もせずに行ける。だが段差のアクセル加減がまた難しい。なんとか成功して他の二人も成功。実に楽勝だなと。

 次は駐車の訓練だ。車と車が止めてあってその間に突っ込んで下さいという課題。教官が混んでたので降りて車を片付けに行く。「どうやって入れられるか相談しててくださいね」と言い残す。それでおれは他の二人に話し掛けてみたんだ。そしたら目も合わせないで「そうですね」と棒読みで返される。また話し掛けてみたらまた同じ。話し掛けたら棒読みで返されたのって学生時代のバイト先にいた中国人留学生以来だぜ。その中国人は言葉が上手くないのでそういう話し方しかできないだけなんだけど。すげえなヤングのゆとなんとか世代はとか思ってしまった。でもよく考えてみたら10歳近い年上と好きで話したい10代というのも稀だろうなと。おれとしても経験上10コ上と仲良くなれても10コ下と仲良くなる自信はまったくない。見てて思うんだけど若い子って教官に愛想悪いんだ。学べるという環境は贅沢だという事に気づいてしまうから悲しい。そういうのを見るとああ自分は年をとってしまったんだなと改めて感じる。その後はシーンと静まり返る。教官が戻ってきて「相談できましたか?」おれ「もちろんです」。駐車もうまくいって終了。

 そろそろ効果測定を受けなくてはならない。仮免だけでなく第二段階でも受からないと駄目なのだ。そして最終的には試験場で運転免許試験もある。勉強せねばとマジメに半分近く終わらせる。第一段階とかなりかぶってるのでそんなに大変ではない。本番では半分くらい落ちるらしいんで舐めてかかったら落ちるだろう。
 技能15/19