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「氷点」をみて

2006-11-27 | テレビ・映画
二夜連続のドラマ「氷点」をみました。公式HP

すっと以前に原作を読んだことがありましたが、
細かい所は忘れてるのですね。

            

陽子はなぜ夏枝にあんなにいじめられても、まっすぐに純粋に育ったのだろう。
なんて事に気持ちが行ってしまいました。

夏枝の、陽子の生みの母恵子に対する
「20年憎いだけでは育ててこれなかった。」という言葉を聞き、
引き取ってからの数年間のかわいがっていた気持ちは本物だったんだなと
確認(みてる私がですが)したりしました。

まだ10歳ほどの子供が牛乳配達をし、
きっと給食費や文房具の足しにしていたのだろうな。
徹くんもお小遣いを出していたのだろうな。
とは思ったのですが、お父さんはそれを知っても何も言わず、
助けることは無かったのかな
はじめは妻への復讐で引き取ったとしても、
愛情がもてなかったとしても、抱きしめてあげたのに・・・

高木先生が陽子は本当はルリ子を殺した犯人、佐石の子では無いと
陽子が自殺を図ってから言ったけれど、
夏枝の陽子に対する仕打ちきっと知らなかったのでしょうね。
陽子は誰かにその事を話す子とは思えないと、うちでは話していましたが、
どうなのでしょう

自殺を図って助かった陽子、夏枝との関係はどうなるのだろうと思ってました。
「ご機嫌をとって、顔色を見て」という夏枝に渇を入れる辰子。
この辰子、1番まっとうな人かもと思っていたとおりでした。

本当の犯人の娘順子が謝ったときに、
そっと肩を抱き「あなたの罪ではない」という夏枝を
穏やかな表情で陽子はみていたけれど、辛くはなかったのかな。
でもあの確執・葛藤があって夏枝もあのように言えたのでしょうか。


恵子の息子、達哉は最初「いやなやつ?」
「血がつながってるから何か惹かれるものがあるんだ。」
と言ってみていましたが、
何もかも知っていて、お調子者の振りをして近づいたのですね。

時代は今になって、陽子の生みの母に対する気持ちで終わったけれど、
辻口夫妻や徹に対しての気持ちは、
みんな登場しなかったので、どうなのかなと思いましたが、
もう本当の家族に対する物になっていたのでしょうか。

長い原作をもう一度読んでみようと思いました。
コメント
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