弾き語りのステーキ・ハウス

天拝山の麓にある、レストラン・アラスカへ出かけた。

現地集合で 私は遠いので 友人が クルマで迎えに。

山奥に 大きな丸太小屋。

しかし 金曜の夜は弾き語りが人気で、 客が大勢いる、ステーキ・ハウス。

私達は 5人で ピアノそっちのけで 喋るしゃべる。

リクエストが出来るので、私は シナトラのマイ・ウェイ！♪♪♪♪♪♪。

弾き語りは トミー氏。


天拝の夜は 賑やか～～～～って、私達だけが騒がしいのだ。

手ぶらが１番

帰りに庭に咲く花を手折り 持たせてくれた。


帰宅して 花瓶を選びながら 思い出し笑い。


うるさ型の彼女には いつも 手土産何がいいか～～と。


ある時、 ディオールの口紅を持参したら、 突き返された！

フランス物は好まない
って！！



じゃ 何だったらいいのよぉ～～と 詰め寄ると、 「貴女の元気な話がサイコー」、と いう訳で、真に受ける振りして 澄まして、出来たて豆腐位しか持っていかない。


友達とは 年に一度逢う位がいいのかな？

もう少し一緒に居たいなあ～～～～って 思うタイミングが別れ時。


人生も こうありたいものだ。


欲を出したら×××××。

あっ、本日は昨日亭主が受けた老舗の菓子を

新しいハンカチーフに包み持参。
ハンカチーフは返されてしまった。

ランチは隣町の彼女と

モーニング珈琲に 出かけたのにぃ
結局、ランチまで話が弾む。
福岡市民の山、油山を遠望しつゝ、私達は 話す。

骨董に囲まれている彼女の暮らし 。
自分の足で海外を歩き周り 骨董を探してくる、そんな積み重ね。

もう そんな旅は体力なくてできないわ、と笑う彼女。

面白い場所は インドネシア・オランダ・中国・韓国、と語る。



二人で 中国・洞庭湖に 出かけた時のハプニングを思い出す。 ツアーなんてない時代～～～～、兌換券。

部屋隅に 活けてあるのは スゥイート・ファンネル。 庭に育つ。

「悔いっ～～」

週刊誌のグラビアといえば アイドルの美し過ぎる姿態！ が定番だが、亭主は

料理の頁を切り抜く。

「美し過ぎる料理」！


確かに美しい！

昨夜亭主は

素麺の出汁をつくり 味見していた。


家事全般、楽しそう～～。

それでも～～～人生に悔いは あるもので、

「オペラのアリアとか 歌えたらなぁ～～。

あと、 百名山登りたいなぁ～～。

ピアノを弾きたいなぁ～～」って。




どれも そう難しい話ではナイ！

ただし 教えを 「乞う」ことが 大切だわ、どれも。
しかし

亭主70歳！
現在
健康ながら～～～人生の残りは少ない！


落武者 と 影武者は
違うって～～ （あまちゃん）。
私、亭主の 影武者になろうかしら～～～。

だが、影武者って、時には命懸けでしょ。

嫌だわ、そんなの！

私、「美し過ぎる料理」食べに行くのが いいっ！

私は 静かにさりげなく この世を去ることができれば
何にも悔いはないっ！
いまさら スーパーモデルになんかならずともっ。