Wild Cherryの"Play that funky music"がとってもいい感じで使われている。もしかすると、監督は自分と近い世代(少し上の、40~45くらいか)なのかもしれない。X-Filesのデビッド・ドゥカブニーが主演ということで、期待半分疑惑半分で見に行ったが、映画は面白い。コメディタッチの路線をしっかりと守りつつ、芯はしっかりした物語になっている。毛色は違うが、トレマーズを思い出させるような、独特の世界観がある。ヒロインのジュリアン・ムーアは、Outbreakやアンドロメダ病原体に出てくる女性科学者を彷彿とさせるような役柄だが、もちろんズッコケてくれる。途中から可愛い女性に見えてくるから不思議だ。物語自体はゴーストバスターズのようなアメリカ的、ハリウッド的な展開で進むが、決して浅薄な印象ではない。気楽に楽しめて変に後悔する後味の残らない、ストレートな映画だった。
☆ 2004年4月以前に観た映画の感想は、すべて4月分として登録しています。