わたしのあしあと - 2nd half -

私の人生の後半戦の記録です。突然降りかかった病気をキッカケに、与えられた私の残りの人生を楽しんで過ごしたい!

精神障害者の就業・・・

2016年06月07日 | 身体のうつ

精神障害者の就活で連携 医療機関と職安が協定

ふと目に留まった記事。

平成28年4月1日から「障害者差別解消法」という法律が施行されました。

駅にポスターが貼ってあるのも見かけています。

 

というのも、、、

私自身がコレに該当するからです。

 

もう3年も経ちますか、、、原因不明の体調不良で苦しんだのは。

この時に、心の病からくる身体の不具合を抱えて15年ほどになるので、手帳を取得しようと決心しました。

たまたま前に勤務していた会社は、病気に対する理解がとてもあり、戻ってくるのを待っていてくれました。

でも、諸所の事情で、「傷病手当金」によってお給料をまかなうことになり、そのことがキッカケで転職を検討し始めました。

職を転々としてきた私。

特別なスキルはなく、完全なジェネラリスト。

とはいえ、前の会社でシステム系のことを改めて担当するようになり、社内SEやカスタマーサポートあたりならばやっていけそうな気がして、そういう案件に応募するものの、ことごとく敗退。

これが続くと、ただでさえ身体がしんどい状態のところに、不採用続きの落ち込みも加わって、回復どころではなくなりました。

 

そんな折に、障害者手帳のことを、当時通っていたデイケアの仲間から聞き、私も取得する決断をしました。

以前から取得してもいいのでは?と言われていたのですが、やはり、"障害者"ということを認定されて生きるのは自分的に認めたくなく、そのままにしていました。

でも、背に腹はかえられぬ。

各所に相談したところ、切り札として使うということもできると知り、また、年齢的にも、もう自分の身体の状態を認めてもいいだろう・・・と考えて、手帳を取得。

 

そして、転職先を障害者枠も含めて探しました。

「精神障害者」というくくり。

もちろん、身体障害と同様、程度に応じて級が分かれているわけですが、一番下の3級だと、自分から言わない限り、障害者なんてわからない。

だけど、社会生活を送る上で支障が出ることが多々あるので、手帳が発行されるわけで・・・

見えない障害だけあって、それを周りの人に認識してもらうのはとても難しいです。

だから、就業に向けてハローワークなどで職探しをしても、障害者枠といえど、採用のハードルが高かったりします。

なぜならば、精神障害はいつ発症するか、どんな発症をするか、わからないからだと私は思います。

企業としても、そういう人を採用するよりは、身体的にはっきりと障害だと分かる人を採用した方が継続的な勤務もできるだろうし、言葉は悪いけど、扱いやすいのではないかと感じます。

 

障害者枠での募集、精神障害を対象としたセミナーへの参加を通じて、数社より面接のオファーがありました。

私の場合、その時の状態(今も、ですが。)、気持ちがふさぎ込んだり落ち込んだりすることはなく、ただ身体に痛みがあって、長時間勤務が難しい、時々不調で休む時間がほしい、というもの。

気分の波があると、なんらかの出来事が境になって、出社できなくなったり仕事のパフォーマンスが落ちたりすることがありえます。

でも、私の場合は、それなりにそれなりの仕事はこなせると思っていました。

なので、障害者枠の中でも採用しやすい人材だったかもしれません。

おかげで、自分の身体の状態を把握してくださった上での就業を認めてくれる会社から内定を得ることができました。

前の会社に戻るという選択肢もあったのですが、色々な事情で、新しい道を歩くことを決めました。

 

この経験を通して、精神障害者の就業の道のりがいかにハードか、痛感。

デイケアへの通所、その後の社会復帰をしている人は何人もいます。

それでも、出戻る人もいます。

また、思うように就業できない人も数多くいました。

いくら法律が施行されたからといって、企業にとってはリスクが高いかと思います。

なので、ロールモデルができていくことは必要不可欠。

 

私は、いつか、自分の経験や周りの人の状況を見ながら、精神障害をわずらってる方の就労支援をなんらかの形で応援したい・・・と考えています。

まぁ、それも、今元気だから言えることなのですが。。。



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