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昨日のページで書きかけた、奇遇を今日は語りたいと思います。今月上旬のことです、ご近所さんから、車を貸して欲しいとのことで、ドライバー付きでお貸ししました。知り合いを空港に迎えに行き、ホテルまでの送迎と、滞在中の移動の手段として、使ってもらいました。2日目、その中のひとりの方(Hさん)がフィリピンの女性(今回の依頼者)とご結婚なさるようで、その手続きをしに、日本大使館へと向かいました。大使館の中にまで付き合わされた私は、時間を持て余し、大使館内をフラフラしておりました。書類上わからないことがあったらしく、記載カウンターで記載中のHさんが私を呼びます。「これはここに記載して、これを添付して窓口に出すんだと思いますよ。」私は知ったかぶって、説明しました。窓口まで一緒についていくと、ガラスの向こうにはフィリピン人の男性職員が、流暢な日本語で説明してくれました。途中、隣の窓口の日本人職員が、チラチラと顔を出します。フィリピン人の男性職員が新米で、心配になって見に来ているんだろうと、簡単に思ってました。ひと通りの説明を聞き、書類を訂正しに、再度記載カウンターへ。なにやら、久しぶりに聞く声。「あきおさん、あきおさんですよね。」と。声のする方を向くとそこにはスピーカー。「えっ!?」窓口のガラスの向こうに声の主がいました。そこには、かれこれ15年ぶりくらいの友人が・・・。思わず「こんなところでなにしてんの?」と言ってしまった自分が、恥ずかしい。「仕事ですよ」と返され、当たり前だよな。とにかく、ホントにこんな偶然があるとは思いもよらず、嬉しくなりました。館内では、あまり話ができず、連絡先を交換して私は、大使館を後にしたのですが、なんという奇遇な再会。嬉しさと、懐かしさとで顔がにやけっぱなしなのがわかりました。いや~、運命ってすげ~!もし、大使館に行かなければ、再会はなかっただろうし、もし、車を貸さなければ会えなかったろうと、不思議な思いでした。後日、マニラ市内で酒盛りをしたことは、言うまでもありません。相変わらず、楽しい奴でした。
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