昨今は最上位校においても「定番」といわれる問題が多く出題されています。
新傾向問題といわれるような真新しい問題は影を潜め、定番の問題に一工夫
加えた問題が多かったのも、ここ数年続いている入試の特徴です。日頃の学習
量・努力量がそのまま反映されるということです。
このような問題で、基礎力の判定をしつつ、「手を動かす」、「調べ上げる」、「て
いねいに状況を把握する」などの手作業を必要とする問題で、中学校は受験
生をふるいにかけています。
難易度としては全体的に易化傾向にあり、力通りの点数が表れやすくなってい
ます。問題を簡単にして、二極分化したほうが選別をしやすいということではな
いでしょうか。その結果、全体の平均点と合格者の平均点の差が20点以上の
学校も存在し、算数で失敗すると他教科で挽回できない入試になっていま
す。
今後もこの傾向は続くでしょう。どの教科にも通じることですが、まずは土台(基
本)をしっかり築き上げることが必要です。
国公立大2次試験の前期日程が25日、各大学で始まった。159大学537学部への志願者は計26万2904人で、募集人員に対する志願倍率は昨年より0・1ポイント減の3・3倍。
国立大(82大学374学部)の前期日程には計20万1630人が志願し、倍率は0・1ポイント減の3・1倍。公立大(77大学163学部)の志願者は計6万1274人で倍率は昨年と同じ4・1倍だった。
学部系統別では、志願倍率が昨年より0・1ポイント増の6・0倍となった薬・看護が最も人気が高く、近年人気が高かった理工系は0・1ポイント減の4・5倍。人文社会は4・6倍、農・水産は4・7倍、医・歯は5・9倍、教員養成は4・0倍となっている。
センター試験の成績で門前払いする「二段階選抜」は前期日程で29大学42学部が実施し、3268人が不合格となった。
【試験実施日】2月24日(月)
※社会・理科は全校共通
※グループ作成問題使用校は正答のみの掲載とします。
問題と正答
共通問題
[国語] 正答 問題[数学] 正答 問題[英語] 正答 問題[社会] 正答 問題[理科] 正答 問題 |
グループ作成問題(正答のみ)
◇進学指導重点校
[日比谷] |
国語 数学 英語 |
[戸山] |
国語 数学 英語 |
[青山] |
国語 数学 英語 |
[西] |
国語 数学 英語 |
[八王子東] |
国語 数学 英語 |
[立川] |
国語 数学 英語 |
[国立] |
国語 数学 英語 |
◇進学重視型単位制高校
[新宿] |
国語 数学 英語 |
[墨田川] |
国語 数学 英語 |
[国分寺] |
国語 数学 英語 |
◇併設型高校(中高一貫教育校)
※5校共通(白鴎、両国、富士、大泉、武蔵)
国語 数学 英語 |
その他独自問題使用校
[国際] |
英語 |
■中学3年生
中2で中学数学範囲をほぼ修了しているので、中3では2つの柱を中心に学習を進めます。1つ目はこれまでの学習内容をテーマごとに基礎から応用へと難易度を上げながら演習し、中学数学を徹底的に理解します。質・量ともにアップし、不得意分野の解決にも大いに効果があるでしょう。2つ目は学校別問題演習で、学校ごとの出題傾向・出題形式に挑戦します。自分の力で糸口を見つけ、解法を組み立て、計算するといった真剣勝負が求められます。
図・表・グラフを描いて考える、計算する、図を描き直してみる…試行錯誤しながら、数学の楽しさを実感するでしょう。
■中学2年生
前期の半年間では中1で学習した内容の応用問題を多く取り上げていきます。難易度は上がりますが、同じ概念が繰り返し出てきますので、知らず知らずのうちに難問を解けるレベルにまで理解が深まっていくことでしょう。
後期の半年間では中3範囲にも取り組み、関数や図形分野でも重要となる二次式の概念を確実に理解することを目標とします。同じ分野を繰り返し学習していく復習主義の授業は、テーマごとに基礎から応用へと学習していきますので、確実な理解が得られることでしょう。
■中学1年生
小学校の算数が中学では数学に変わりますが、その中身は、算数の延長上ではなく、まったく新しい「数の概念」へと飛躍します。
「正の数」に加え「負の数」が登場し、座標平面も「第1象限」から「第4象限」へと広がり、単に科目名が変わっただけではないことを実感するでしょう。みなさん自身が問題に取り組み、自分の力で解法を導くのは大変時間がかかるかもしれません。
でも、この努力が本当の理解へとつながる重要なステップです。暗記に頼るのではなく、考えて解く楽しさを実感しましょう。
■戦略で学ぶ数学
普通の人が素直に勉強すれば東大や京大、医学部くらい受かりますよ。 東大や京大の問題って見たことあります? 手がつけられないような難問や、マニアックな知識を問うような奇問はほとんど出ません。 基本がちゃんとわかっていれば、あとは常識的な判断力と自然な思考力で解けるような問題ばかりです。
まぁ、それが解けないってことは、きっと間違った参考書や問題集を良書だと信じ込まされてやらされているからでしょう。 いろんな物に手を出して中途半端で終わるのはあとで後悔するから「戦略で学ぶ数学」できちんと数学を勉強すればいい。
慶応大学の数学
教科書を基本とした標準的な知識
自分の言葉で、解答・文章を書き上げる力
型にはまらない問題に対し挑戦する態度と多面的な考え方
http://skredu.mods.jp/seek/21.pdf
京大の数学
予想は論理から生まれるものではなく
試行錯誤から生まれるものである
まず手を動かしてみる
というのが基本である
そういう問題が増えてきている
早稲田の数学
記号でつまづく学生が多い
公式は暗記することも大切であるが、
その意味まで知ってほしい
東工大の数学
ワンパターンの解法に当てはめたがり
そのため不自然な思考に陥る傾向がある
知識を中途半端に覚えると害になる
そのうえ計算力もない
http://skredu.mods.jp/seek/22.pdf
■一人ひとりにあった指導
子どもに最適な学習環境を選ぶために、具体的にはどのようにしたらいいのでしょうか。
学校や塾は、地域や私立・公立などによって、レベルや質もさまざまな集団指導なので、一人ひとりにあった指導を行いにくい状況にあります。学校や塾だけでは、子どもの学力がしっかりつくかどうか、不安を感じる方も多いようです。
通信教育などを用いた自主学習はどうでしょうか。まだきちんとした学習習慣が身についていない段階で始めてしまうと、うまくいかないことが多いようです。わからないことがあると放置してしまいがちで、下手をすると勉強嫌いになってしまうという危険性もあります。
学校や塾での勉強や自主学習が不安な方には、個別指導という選択があります。指導のプロが、おもしろい授業を展開して、一人ひとりに丁寧な指導を行ってくれます。しっかりした学力を確実につけるのに、適した手段の1つといえるでしょう。