トレッドストーンblog

劇場で観た映画の感想を中心にヘロヘロピー

鍵泥棒のメソッド

2012-10-16 09:16:49 |  映画好き
内田けんじ監督・脚本作品は本当におもしろい!!

数年前、映画好きの知人から何気なくもらったDVDが
「運命じゃない人」だった。
主役も脇役も知っている俳優がほとんどいない映画で、特に期待せずに
観てみたら、とても構成がよくできていて、もちろん面白くて、強く記憶
に残る映画だった。

タランティーノ・ファンの僕は、その中でも「パルプフィクション」が
1番好きで、あれは3つの話が時間軸もバラバラに展開して最後に1つの話に
まとまるという構成になっていて、そんな時間軸を入れ替えて展開する手法で、
最後にタネ明かしをする作りが「運命じゃない人」という映画.
脚本・監督した内田けんじ氏の名前はその時に知ったわけなんですね。。

で、彼の次の作品「アフタースクール」では大泉洋、堺雅人、佐々木蔵之介
というメジャーな俳優が起用されて、これまたとても面白くて、自分でも
2008年、劇場で観た映画ベスト」にも選んでたわけです、はい。

前置きが長くなったけど、内田けんじ脚本・監督の3作目がこの
「鍵泥棒のメソッド」!
殺し屋と売れない役者の人生が入れ替わるという設定なんだけど、そこは
内田けんじワールドなので、話の展開を気持良~く裏切ってくれます (^^)v

あと、今回はマンガっぽいというか、「キュイーン」とか「ヒャッハー」
みたいな擬音が実際には無いんだけど、そういうものが見えるかのような
演出も良かったなー。

役者もいいよ~。
「アフタースクール」にも出演した堺雅人、映画にドラマに引っ張りだこの香川
照之、そして、プライベートではキャンドルなジュンなのに清純タイプな女子役
はやはりハマリ役だなーの広末涼子。
そして、今回いい味出してたのが荒川良々。彼の悪役って珍しい(?)

まぁ、とにかくオススメよこれ!

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鍵泥棒のメソッド [DVD]
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