トレッドストーンblog

劇場で観た映画の感想を中心にヘロヘロピー

ジャッキー・コーガン

2013-05-29 14:51:54 |  映画好き
原題は KILLING THEM SOFTLY

うーーーーーーむ・・・。何というかこの映画は評価が難しいなぁ。
個人的にこの手の映画は嫌いではない、いや、むしろ好きな方なんだけど、
やはりB級どころかD級くらいの内容だからなぁ~。

「この手の映画」という意味は、タランティーノ作品っぽい映画という意味で、
・本編のストーリーとは関係のないダラダラした会話シーン
・リアルな暴力シーン
・リアルなドラッグシーン
・個性の強いキャラクター
のような特徴があるわけです。

タランティーノ作品の魅力は、ストーリーは結構単純なんだけど脚本が凝っていて、
かつ、上記の特徴が上手くミックスされている点があるんだけど、この「ジャッキー
・コーガン」については、上記要素を少しずつ含みつつも今1歩どころか6歩くらい
及ばない感じなわけです。

ブラッド・ピットが主演で殺し屋役!!!
ということで期待を高めた人も多いけど、見事に裏切られてYahoo!映画の感想欄なんて
ひどい状態です(苦笑)

オープニングシーンは妙にかっこいいんだけどね。
そこからあまり見たことない役者による、いかにも頭悪そうな感じで下ネタ混じりの
ダラダラした会話シーンが結構長く続くわけです。
主演のはずのブラピもなかなか登場しない。
やっと登場しても、ブラピのすごさが分からない、何を背負っているか分からない。
何人か個性的な登場人物も出てくるんだけど、ダラダラ会話するだけ。

結構悪く書いたけど、良く言えばありがちなハリウッド娯楽映画ではないということ。
単館系、ミニシアター系映画ですな。



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GW としまえん(豊島園)に行ってきた 2013

2013-05-09 22:12:43 |  見た・買った・食べた・体験した
たぶん25年以上振りになると思うけど、としまえん遊園地に行ってきましたよ。
ディズニーは30周年で盛り上がってるし、スカイツリーだヒカリエだと東京は
新しい観光スポットがたくさんあるからGWでも大して混まないだろう、意外
と穴場かも?と淡い期待を抱いてたんだけど、それは見事に外れるのであった...!

2013年5月3日の憲法記念日。
通常の開演時間は10時だけどGW期間は9時ということで現地に9時半頃に到着。
都内の道路はとても空いていて、としまえんの駐車場にも待つことなく入れた。
但し、誘導に従って駐車したのは西駐車場(臨時駐車場)である。
[1日1,000円]

事前に1日券を安く購入しておいたのでチケットブースに並ぶことなく
(とはいえ行列してなかった)アッサリと入園。
その際「このゲートは17:30で締まります」という案内板が目に入ったので、
『おいおい17:30以降は正門からグルっとかなりの距離を歩いて戻って来い
ということかい!?臨時駐車場だからってこの扱いはないんじゃないの?』
と、一瞬思ったものの何のことはない、遊園地自体の営業時間が17:00まで
なのである(笑)
意外と早く閉園しちゃうんだね・・・。

さて、スムーズに行ったのもここまで!
結果から言うと、どの乗り物も30分から1時間は並んだ。
(上の写真を見ても人の多さが分かるでしょ)

では乗った順とおおよその待ち時間。

1.ミニサイクロン(小型ジェットコースター)/ 1時間
2.フリュームライド(水にバシャーンと行くやつ)/ 1時間

 ここで昼食。結局午前は2つだけ。

3.カルーセルエルドラド(メリーゴーラウンド)/ 30分
4.ミステリーゾーン(乗り物型お化け屋敷)/ 1時間
5.模型汽車(ちょっと長めの汽車型乗り物)/ 1時間
6.スナッピー(水鉄砲を打つやつ)/ 40分
7.サイクロン(大型ジェットコースター)/ 1時間

最後のトリでサイクロンに並んでいる時(16:30頃)に閉園前で打ち切りに
なったので、全部で7つ。


ちなみにこちらがサイクロン。
子ども(5才)は相当ビビッて嫌がってたけど、ジェットコースター好き
の両親だからここは耐えてくれ(笑)

ディズニーランドの2時間待ち、3時間待ちに比べたらかわいいものだけど、
ディズニーは園内にいるだけで楽しい異空間だからなぁ。
それにしても、こうして見るとほとんど並んで過ごしてる(苦笑)
子どももよく頑張った!

では、最後に感じたことを。


・大して行列してなくても意外と待つ

基本的にどの乗り物もスタッフが少ない。
例えば、最初に乗ったミニサイクロンはスタッフ1人で回していた。
大して行列してないのにやたらと進みが遅いから実際にiPhoneのストップウォッチ
で測ってみたんだけど(笑)、ミニサイクロンが1周するのに1分、お客さんが
降りてホームから掃けるまでに1分、次のお客さんのチケットチェック+
シートベルトチェック+再チェックに4分。
つまり、6分毎に1グループ(最大16人)が進むという計算。
もし、係員が2人いれば1人がチケットチェックしながらもう1人がシートベルト
チェックできて時間短縮できるのになぁ・・・。



ちなみに、カルーセルエルドラド、ミステリーゾーン、模型汽車も係員は1人だった。


・カルーセルエルドラド(メリーゴーラウンド)が結構すごい

何がすごいかって年代物なんですよ。
1907年にドイツで作られたこの回転木馬は当時世界最大かつ最も豪華と言われていた
らしく、馬の他にゴンドラ、馬車、豚もあって全て手掘り!
天井を見上げると天使や女神などが描かれていて美術工芸品なんです。




ということで、普段は空いてると思われるとしまえん遊園地も、さすがに
晴天のGWは結構混んでましたよというレポートでした。


合わせてこちらもどうぞ
GWに群馬サファリパークに行ってきた(2010)


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L.A. ギャング ストーリー

2013-05-08 13:33:56 |  映画好き
(注)珍しくちょっとネタバレ

原題は GANGSTER SQUAD

1940~1950年代にロサンゼルスを牛耳っていたギャングに立ち向かった
アウトローな警官たちの実話に基づいた作品。
ギャングのボス、ミッキー・コーエンも実在した人物で、この映画では
ショーン・ペンが演じている。

実話に基づいた映画って結構好きで、映画を通して歴史を学んだり、
その時代にトリップして疑似体験できるのが楽しいのだけど、
この作品については正直そのへんかなりビミョーです。

ミッキー・コーエンの残虐さを観客に伝えるようなオープニングから
始まって期待が高まるんだけど、観て行くうちに段々と冷めてしまったなぁ。
多分リアリティを感じられないからで、脚本や演出のせいかなぁ。

例えば、主人公のジョン・オマラ巡査部長が仲間を集めて、警官の身分を
隠してギャングの店を襲撃したり、取引を潰して行くんだけど、それらが
無計画でただただ無鉄砲に突っ込んで行くだけ・・・。
これ、実話に基づいてるんだよねぇ?
いくら主人公が警官の中でもアウトローなキャラクターとはいえ現実味が
薄いなぁ。

また、気になったのはやたらとBGMや効果音が多いこと。
なんか無理やり盛り上げてるようで、BGMが激しくなるほど離れた所から
眺めてるような感覚、つまり物語に入っていけない自分を感じた。
まぁ、リアリティを求めず1940年代のギャング映画をライトに楽しむという
ことなら良いのだろうけど。

主演のジョシュ・ブローリンは悪役商会でお馴染み(笑)だから、この
キャスティングはいまいち。
一方、ギャング役を演じたショーン・ペンの存在感がやはり大きかったねー。
あとは、ライアン・ゴズリングですか。この人の映画は初めて観たかも。
気になる俳優さんなので他作品をチェックしたいです。