ウォール・ストリート

原題は Wall Street : Money Never Sleeps

1987年に公開された「ウォール街」の続編っぽい作品。
「ウォール街」の原題が「WALL STREET」なんだから
邦題も「ウォール街2」にすれば分かりやすかったのではなかろうか。

ストーリーは前作を観てなくても楽しめるけど、観てたら1割増くらい
楽しめるかな？て感じ。
むしろ、近年アメリカで起きたサブプライムローンの破綻や
リーマンショックなどを浅くでもいいから知ってる方が楽しめると思う。

ただ、じゃぁ金融バリバリの話かと言うとそれほどのものでもなく、
むしろ、あまりに素人っぽいというか金融ぽくないやり方で形勢逆転
するあたりは、肩透かしのような…分かりやすくていいような…、
ビミョーーーな感じ。

そう、これは金融サスペンスではなくヒューマンドラマなのだ。

ソーシャル・ネットワーク

原題はTHE SOCIAL NETWORK

今や世界で6億人が使っているというFacebookの誕生秘話と成功の
裏側にあった裏切りや裁判沙汰などを描いたドラマ。

それにしても、なんというタイミングでの日本上映！
というのも、昨年末あたりから急速にFacebookの利用者が日本でも
増えていて、大手経済雑誌が特集を組むなど、まさにベストな
タイミングだったので驚いた。

で、見る前は
「どうせ半分Facebookの宣伝兼ねたサクセスストーリーでしょ～」
と思ってたら、もっとこうドロドロした人間ドラマや激しく言い争う
シーンがたくさんあって、創業社長のマーク・ザッカーバーグが
結構”イヤな奴”になってたりする。
実際、ザッカーバーグは「着てる服以外はぜんぶウソ」と言ったみたい。

映画はほとんどが会話、会話、会話シーンの嵐。
それも激しくまくし立てるようなものばかりで字幕追うの大変です、はい。

それでも、Facebook に限らず成功したベンチャーの裏側にはこういうこと
あるんだろうな～と思えることや、今や一国の政治・社会情勢に影響を
与えるまでのパワーを持つFacebookの誕生秘話を知るのには良い機会かと
思います。

ちなみに、私Facebookは昨年アカウント作ってしばらく放置してたけど、
最近またちょいちょい見てるので、リアルな友人知人の皆様探してください。