ソルト

原題は SALT

意外と面白かったな～これ。
CIAエージェントの主人公が突如表れたロシアのスパイに
「お前はロシアのスパイだ」
と告げられ、CIAに疑われ追跡されながら話が進んで行くんだけど、
観客は徐々に主人公がどっち側の人間なのか分からなくなるから、
どんどんストーリーに引き込まれていきます。

当初、主人公役にはトム・クルーズの名前が上がってたらしいけど、
彼には同じスパイアクションというジャンルでミッション・インポッシブルが
あるからとか何とかいう理由で、なぜか性別を超えてアンジェリーナ・ジョリー
になった。

ただ、この配役は良かったと思う！
アクション映画は幾つかやってるアンジーだから違和感ないし、ミッションを
実行するときの目つきとかすごく存在感あるし、悲しみを押し殺すような演技
もさすがだ～というかんじ。

こういう映画だからやはりご都合主義というか、
「おいおい、その施設そんな簡単に潜入できないだろー」
みたいなツッコミもあるんだけど、シンプルなストーリーとアクションシーンで
あっという間に（実際、上映時間100分）観れてしまう映画でした。
ミッション・インポッシブルや007シリーズが好きならお薦め。

あと、映画の中で全ての謎が解明されたわけではないので、評判よかったら
続編やるだろうなー。

インセプション

原題は INCEPTION

かなり大きく宣伝してたインセプション。
レオナルド・ディカプリオと渡辺兼が出演してるやつです。
リアルとバーチャル（＝夢）の世界を行ったり来たりして、
また、夢の中も階層が幾つかあってそれぞれ違う世界が展開される。

こんな複雑な基本設定をストーリーの中で登場人物の女の子に
レクチャーするシーンを使って観客に教えてくれるので、複雑な設定
のわりには理解しやすく、映画を観ながら頭の中に夢のビルをイメージ
して、「あ、このシーンは1階下の世界だな」とか「1番上の世界では
まだこれしか時間が経ってないのか」のように整理できるので、
ポツンと置いていかれることはなかった。
これは良かった点。

ただーし。
じゃぁ、面白かったかというと、そうでもない。
正直、どの登場人物にも感情移入できなかったし、ストーリーにも
ツッコミ所が結構あった。

こういったＳＦが好きな人はいいと思うけど、そうでなければオススメ
しませんなー、はい。