ぱらどっくすⅢ

解雇闘争を勝利し、故郷での人生を再スタートした私の歩み

不当労働行為認める

2013年03月15日 09時08分48秒 | 「もどす会」活動記録
 私は新聞を開くのに番組欄から始まります。何もテレビ好きと言う訳でもないのですが、実は私左利きで昔からの習慣なのです。
 昨日(3月14日)一枚目をめくって、目に飛び込んできたのが「不当労働行為認める」でした。
神奈川県労働委員会が川崎市にある社会福祉法人が行った、福祉保育労働組合員に対する不当な配置転換や減給処分を不当労働行為であると認め、救済命令を出したという記事でした。理事長が労組分会に対しても、条件に応じなければ団体交渉をしないなど不誠実な態度をとっていたとのことです。
 命令では、理事長のこのような対応は、組合活動を理由とした不当なもので、組合員や分会に対する支配介入だと指摘して、賃金の支払いや地位をもどすことなどを命じ、命令を施設内に掲示するよう求めています。
 当事者の組合員は、今後行政に改善指導を求めるなど、労働環境の改善に全力を尽くす決意を述べられていました。
全国には、似たような話があるものです。それだけ、社会福祉法人の実態がひどい状況にあるということなのでしょう。
私は思います、先達が築いてきた社会福祉法人の社会的使命を、今一度、確認すべき時が来ているのではないでしょうか。
社会福祉法人が競争に明け暮れて、守りに入っている時ではないのですよ!

解雇一周期

2013年03月01日 15時55分26秒 | 「もどす会」活動記録
 昨年2月29日解雇通告を受けて、ちょうど1年が経過しました。
この1年が大きな意味をもったことは、誰もが認めるでしょう。
太田川学園の関係者にとって、自分の係わっている職場が、施設が、どんなところなのかを否応なく視ることになったのは確かです。
 今日は、地位確認等請求事件(配転無効・解雇無効)併合裁判の第4回期日でした。
被告の準備書面(3)が出てきました。職員・保護者の陳述書が多数ありましたが、その一つ一つには、学園の現実が見え隠れしています。
指示されて保身のために書いたもの、自らの立場を守るため進んで書いたもの、子どもさんを人質に取られて書かされたもの。
それぞれに人生を見る思いがしますが、どれも本当の自分と向き合うことを避けている様子が伺えます。
組織に従順であったり、組織を守ることで自らを誇示しているものだったり、組織にねじ伏せられて人権を放棄せざるを得ないものであったり、想像がつきます。
悲しいことですが、これが現実です。
 太田川学園が、今おかれている現実、今までその現実に立ち向かうことなく過ぎてきた歳月を、これからも続けるのか、それとも今までの現実に決別するのか、この選択も、今、太田川学園の関係者にとって、対峙しなければならない現実です。
職員の皆さん、福祉保育労組の皆さん、そして辛い立場の保護者の皆さん、私はいつまでも変わらず待っています。
 その時が来ることを信じて。