ぱらどっくすⅢ

解雇闘争を勝利し、故郷での人生を再スタートした私の歩み

いよいよ裁判の核心

2013年01月22日 11時45分43秒 | 「もどす会」活動記録
 1月18日(金)第3回の裁判が行われました。
 傍聴席に入れない人が出る中、いよいよ裁判の核心である不当配転・不当解雇が報復的なものであったことに迫る主張をしました。
①原告(新宅)が被告法人(社会福祉法人三矢会)の勤務表の内容が違法であったことを指摘したこと。
②被告(理事橋本・園長石橋)らが原告(新宅)の組合活動に対する非難をしていたこと。を主張しました。
①は、公益通報者保護法とのかかわりもあり、広島市の対応が問われます。
②は、副園長という職責が労働組合法から見て、利益代表者に該当するかどうかが問われます。
 また今後は、2006年障害者自立支援法が施行され、直ちに新体系に移行した太田川学園の各施設で、新法の盲点をついて常勤換算を利用しての兼務の恒常化や、欠員状態の放置が多発していた実態を明らかにするとともに、それらに対して異議を唱え続けてきた結果、私(新宅)を排除する動きが管理者にあったことを立証してゆかなければなりません。

新しい出会いに感謝

2013年01月14日 16時56分29秒 | 「もどす会」活動記録
 本日、全障研・広障連・きょうされん合同新年会に参加させて頂きました。
新しい出会いもあり、とても楽しい時を過ごすことができ感謝でした。
全国福祉保育労働組合広島支部書記次長としての訴えと、私個人の裁判闘争についてアピールとお願いをする機会も頂き重ねて感謝でした。
とは言え、壇上に上がっての話は、しどろもどろでうまく話せませんでしたので、ここに思いを書き留めておきます。
先ず1つは、直面している広島市による事務事業見直しの問題に関して、福保労としても陳情書を提出し今後は請願署名にも取り組む構えでいますが、なにぶん弱小組合でもあり、是非とも皆さんとの連帯を強めてたたかってゆきたいと考えていますのでよろしくお願いします。
次に、私個人のことですが、昨年2月に太田川学園という施設を不当にも解雇されました。この解雇には、2006年障害者自立支援法の施行以来、「官から民へ」の流れが加速する中、福祉行政が公的責任を放棄して、大規模施設には甘く、小規模施設には厳しい締め付けをしてきている状況下で起こった、自立支援法の数多い問題点の一つです。学園で起こった不祥事に対して内部告発・公益通報をしたところ、不当な配転を受け、さらには解雇に至りました。悪法である障害者自立支援法の問題点を追及するためにも、私のこのたたかいは必ず勝利しなければなりません。今日を機会に是非とも太田川学園の不当な解雇問題に関心を寄せていただき、できれば支援の輪に加わって頂けるようお願いし、最後にブログの紹介をして終わりました。

鑑賞レ・ミゼラブル

2013年01月10日 11時08分47秒 | 「もどす会」活動記録
 裁判のたたかいで久しく映画を見る機会を失っていましたが、新年早々レ・ミゼラブルを妻とともに観に行きました。
ミュージカル仕立ての稀な作品でしたが、新年を迎えた私にとって行動の光明を与えるものでした。歌声やコーラスの素晴らしさは勿論、ストーリーに一貫して貫かれている「新しい道の選択」。そしてその道が示されていることに気付かされる時、人が苦しみの中からもがきあえぎながら、あのクリスマスの日、東方から来た博士たちが別の道を通って帰って行ったように、新しくされる人間の存在と神の導きの偉大さを、あらためて確信する映画でした。クリスチャンでない方がこの映画をどのように観るのか興味はありますが、何れにしても「人間」の本来持つ感性に訴えるものがあることは確かです。
 昨夜、広島県労連・ヒロシマ労連の旗びらきに出席して、思えば学生時代からの久々に「がんばろう」の歌をスクラム組んで声高らかに歌う機会を与えられました。まさに新しい一歩に相応しい時を過ごしました。
「別の道」とは、特別のことではないのです。日常の日々の生活で、一つ一つの行動の選択に「意志」を持って歩むことなのだと思います。
 2013年も、選択の機会を与えて下さる多くの方々との出逢いに感謝して歩む一年にして、生きたいものです。

年頭に思うこと

2013年01月09日 10時45分32秒 | 「もどす会」活動記録
 あけましておめでとうございます。
 昨年末に、人生の転機となった2012年を振り返り簡単なまとめを掲載したところですが、その中で、私が何故この不当解雇をたたかっているのかを改めて確認しました。
2006年、障害者自立支援法が施行され、福祉行政が公的責任を放棄してきた結果、特に入所の福祉施設に対する行政機関のチェック機能が曖昧になっていることです。
常勤換算方式による支援員の専門性軽視や非正規化の問題も然りですが、私の解雇のそもそもは、契約制度の導入が形骸化している点など無法状態になっていることから始まっています。
契約の際に必要とされている重要事項説明書の内容が、契約後に変更になっても一度契約をしてしまえば、施設が勝手に内容を変更して、利用者にとって不利益になっていても構わないという実態を、放置している行政の無責任期極まりない姿勢です。
自民党と公明党がつくった障害者自立支援法を、2010年に民主党が違憲を認め「基本合意」を結びましたが、4月から施行される障害者総合支援法は、自立支援法の単なる看板のかけ替えになってしまっています。さらに改憲をもくろむ安倍政権が基本合意を守るとは思えません。
自立支援法の問題点を様々な視点から問い続けることは、これからの大切な運動の課題です。その点から契約制度のあり方や運用の適正を図るために、私のたたかいは必ず勝利しなければなりません。続いてのご支援をお願いします。