ぱらどっくすⅢ

解雇闘争を勝利し、故郷での人生を再スタートした私の歩み

広島市情報公開条例の空洞化

2012年09月28日 11時01分31秒 | 「もどす会」活動記録
 昨夜、広島市への予算要求についての説明会を行った。高齢者福祉、保育、地域福祉、障害者福祉と各分野の次年度に向けての予算要求であったが、国の緊縮財政を理由になかなか前向きの回答を聞くことは出来なかった。
 その席を借りて、昨日届いた障害自立支援課からの「9月13日に行っていた情報開示請求に対する通知について」尋ねてみた。通知には「公文書不存在」とあったのだが、福祉サービスの利用に関する支払請求明細書(レセプト)をデータとして管理しているのは明らかであるにもかかわらず、「作成または取得していないため存在しない」との理由であった。個人情報であることを理由にするどころか、存在すらないと言い切るとは、情報公開条例はまったく機能していないといっても過言ではない。
 個人情報だからという理由であれば、「いつもやっている黒塗り」など駆使して個人を特定できないよう処理することは可能である。
 要は公金である補助金をどのように受領していたのかを明らかにすれば良いことで、法人の社会的地位を害する恐れがあるなどと言わず、やましい点がなければ公然と開示すべきである。と思うのは私だけだろうか。

若者に夢を託して

2012年09月20日 11時23分50秒 | 「もどす会」活動記録
 昨夜、太田川学園の全国福祉保育労働組合の分会会議がありました。毎月の会議ですが今回は久しぶりの仲間と会うことができました。
 学園内で表立っての活動ができていないことを気にしている様子でしたが、そんなことよりも彼の発言に随分と勇気付けられたことを伝えると、他の参加者からも歓喜の声が上がりました。その発言とは全国大会で報告した「このたたかいは必ず勝たなければなりません。何故なら、全国にはたたかいたくてもたたかえない仲間たちが沢山います。その人たちのためにも勝ちましょう!」でした。「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」労働組合の基本です。
 若者に勇気づけられ、あらためて若者へ夢を託す決意を固めることができました。私たちは微力かもしれませんが無力ではありません。このことを信じて歩み続けます。

全国の仲間たち

2012年09月18日 09時36分28秒 | 「もどす会」活動記録
 15・16日と福祉保育労の全国大会に参加のため東京に行ってきました。ローカルセンターの方々にはいつも支えられていて感謝ですが、やはり産別の仲間の存在は、また別の意味でありがたいものです。「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」労組の基本ですが、あらためて実感して帰路につくことができました。
 私は、訴えの中で「世界全体が幸福にならない限り、個人の幸福はありえない」という宮沢賢治の言葉を引用しました。世の中を大上段に構えての言葉のようにも聞こえますが、実はそうではなく、ささやかな生活の営みの中で、なにを夢見て生きるかという極日常的なことのように思います。いま私は、隣人を覚えつつ生きることができていることに幸せを感じています。たたかいは今後どのような展開が待っているのかわかりませんが、不安はありません。全国の皆さんありがとう。

広島市長、公開質問書に回答にならない回答

2012年09月02日 08時58分40秒 | 「もどす会」活動記録
 去る7月27日に広島市長宛ての公開質問書を提出しましたが、約束通り8月末日としていた回答期日に合わせて、9月1日に郵送で「回答にならない回答書」が全国福祉保育労働組合広島支部執行委員長宛てに届きました。
 広島市の情報公開条例で開示請求をした際の回答と、まったく同じ「存否を明らかにできない」とのこと、公益通報として市に提出した書類があるかないかも明らかにできないという法律で「開かれた市政と言えるのか」。民主主義を貫くためには追及の手を緩めることなく、絶えず努力しなければならないことがまたここでも明らかになりました。