ぱらどっくすⅢ

解雇闘争を勝利し、故郷での人生を再スタートした私の歩み

「愛は行動です」

2012年08月30日 10時07分45秒 | 「もどす会」活動記録
 先日、8月27日(月)に太田川学園との団体交渉が実現しました。半年以上の団体交渉拒否のやり取りを経て、広島県労働委員会のあっせんを受けての実現でしたが、法人側からは不誠実にも理事の代表が一名の参加という体たらくでした。それにしても日本の社会福祉の先達たちの思いに立ち返ってみると、現在の福祉現場を担っている事業者たちの実態があまりにも情けない限りであることに、我々の世代(40~50代)の福祉労働者の責任を切実に思わないで居られません。
 福祉の原点は、人の痛みの共有・共感です。寄り添いとか共同とか様々に言い表せることはできますが、結局は、他者の思いにどれだけ近づけるか、近づこうとしているかです。福祉の対象になる人たちは、当事者としての発信力を持たないか、あっても遠慮がちになったり微弱な発信でしかない人が多い中で、その人たちの思いをキャッチすることができるようになるためには、強い発信力を発揮している人の思いに参加することを通して、「共有・共感」を実体験することで身に付く実践力をつけることです。「愛は行動です」という先達を思い起こしました。