33才でガーン ★肺がんの闘病と治療の記録★

2008年1月22日に33歳♂の私は末期の肺がんと診断されました。元気とやる気とプラス笑顔でがんばろう。

伝説の採血職人T山さん

2008-06-09 17:15:51 | 無駄話
「ちょっと、チクッとしますね」

そう痛みを伴う注射は、闘病生活の基本中の基本。このチクっした痛みも時に、痛み以上のストレスになる事は、きっと、私を含めた一部の患者だけなんだろうなと思います。

こういってはなんですが、看護師さんの中でも注射の「うまい人」「下手な人」がいます。何を基準にうまいか?下手か?を考えると、まずは、痛みを患者に与える人、失敗してやり直す人、後に青あざ(内出血)を伴う人が下手と勝手に考えます。

気づかぬうちにあっという間に血を抜いてくれる看護師さんが一番です。針を抜く瞬間も、もちろん、気を抜かないで。

肺がんの闘病生活中、多い時は、3日に1度くらいの頻度で採血をしました。それに、抗がん剤治療の時に、飲まず食わずの点滴の時に、造影剤注射の時に(これはCTスキャンの時により鮮明にする薬)、と退院の時には、腕は青あざだらけでした。中には、3回続けて失敗し、そのうち1回は血管におそらく入っておらず痛くてしょうがないのに、ぐりぐりするような看護師さんもいました。私は、患者としては随分大人しいほうと思っていたのですが・・・。

少し看護師さんを養護すると、人により血管の太さや場所も微妙に違うし、同じ場所に何度もさすわけいかないし、点滴の場合は「動く事」も考えなければならないからそりゃ~難しいでしょうね。特に、子供の血管を想像するとそりゃ~難しそう。

さて、ある日のある処置室で点滴を受けていました。横から声が聞こえてきます。内容は、患者さんと看護師さんが注射に関して、話しています。患者さんの言い分は、私と同じ意見のようである。その中で、看護師さんが言います。

「採血部のT山さんは、見えない血管が見えるらしい」

伝説の採血職人T山さんの採血の見事な情景が沸いてきます。患者に痛みを与える暇なく、血管と注射針が一番最適な角度で、針を入れ、気づかぬうちに終わっているらしい。考えてみれば、一日中、いろんな人の血管に注射していれば、注射の達人にもなりますよね。

新人や研修の子には、ぜひ、伝説のT山さんを見習い、採血部で1年くらい修行していただければと思います。また、比較的注射の機会の少ない病棟の看護師さんはやっぱり注射が下手なのかもしれないとも思いつつ、伝説のT山さんに血を吸われる機会を待っている筆者でありました。 ちゃんちゃん。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ブログ越して短編コラムの域ですね (アクエリアス)
2008-06-11 11:33:13
>伝説のT山さんに血を吸われる機会を待っている筆者
ここだけ見たら恐いですよっ!

やっぱ上手下手あるんですねぇ~。
この日記はかなり上手ですね 笑


また抗がん剤入れるんですね。
気持ちを入れてから薬を入れた方が、絶対効くはずです!
僕も気持ちを送ります!宮崎へ飛んで行った僕の気は
必ず白いひよこさんを見つけるはずです。
そう信じて頑張ってください。


今朝めざましテレビで、スポーツする時に着用するだけで
パフォーマンスが上がります、っていうアンダーウェアの
特集をやっていたんですが、その中でゴルフをやっている
人に、コレ着ると球飛びます、って言ってから着てもらって
やってもらったら、ホントに飛距離が上がったんです。
ところが、その人が着せられたのは普通のウェアだったんです 笑
その人に種を明かしたら、「効くと言われると効くもんですね 笑」
って言ってました 笑

薬だって効くと信じてる体にしか効かないはずです。

ぜひ今回は抗がん剤と思わず、滅がん剤と信じて、
体のパフォーマンスを上げてみてください!

返信する
Re:ブログ越して (白いひよこ)
2008-06-12 18:48:44
いつからか嫁さんとの会話で「採血」が「血を吸われる」という表現になっていまして・・・(笑)(「今日はもう血吸われた?」みたいな・・)

あっ、私もその目覚ましテレビみました。病気になってからは、8:00ぎりぎりに会社に行くので、7:30まで、対外目覚ましテレビを見ています。

そう、前の投与は、思い込みが足りなかったと思います。もう少し強く念じて、さらに、アクエリアスさんお気持ちも頂き、今度こそ、先生を裏切って、「こんなに薬が効くはずないんだけどなぁ」みたいな事をいわせたい今日この頃です。

いつもありがとです。
返信する

コメントを投稿