閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

門前の小僧

2016-09-15 07:27:55 | 閃き
得意先の社長や社員の方々が来社され、共同で行うプロジェクトについての調査検討会が2日間にわたって実施された

夜は当然の如く懇親会

プロジェクト推進の為にも大切なことである

その時のお話し


社長はテレビを余り観ないで読書や音楽鑑賞をして過ごしている

特に音楽はクラッシックが好きなのだが、社長の好みは指揮者別の聞き比べだそうな

同じ曲でも指揮者によって表現の仕方が変わるので、社長は幾人もの指揮者のCDを集めそれを楽譜を見ながら聴く、そしてその違いを楽譜に記入して具体的にビジュアルとして残しているという

従って、同じ曲の同じ部分を何度も聴き比べるので奥様から恥ずかしいと揶揄されているという


そんなある日いつもの様にクラシックを聴いていると小学校に上がる前の娘さんが、「お父さんこれマーラーでしょ?」と言ったという

娘に何気なく説明していた位だったのに、いつの間にか覚えてしまったと驚かれていた

まさしく門前の小僧習わぬ経を読むである

その後の娘さんの事は訊ねなかったが、恐らくクラシック好きになり音楽にも親しんだに違いない

善いお話しを聞いた



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