閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

同級生の珍事

2018-01-29 08:30:34 | 閃き
週末に地元の同級生から電話が入った

聞けば、自動車ディーラーの店長を務めている同級生が骨折して県病院に入院したとのこと

どうやら当人は人に知られたくないので、周囲に内緒になっているらしいが、ご近所の奥さんが病院で見かけて発覚したとか

早速、親しい地元の同級生に連絡してお見舞いに行くことになった

地元といっても普段は疎遠になっている間柄なので、新年に初めて会うものや、1年ぶりに会う輩もいてプチ同級会の雰囲気である

取りあえず車に乗り合わせて病院近くで腹ごしらえをすることになった


同級生の輩の性格は様々である

ワイン好きな普段は大人しい輩が、いつもの調子でワインが飲みたいと言い出した

取り分け反論する者もいないので、私が知っている老舗のステーキハウスに行くことにした

所が、他の誰1人としてこの店を知るものはいなかったのは驚きである

当然、ワインを2本も注文し、ステーキやら何やらと俄に新年会の開催である

すると、ある輩が、俺の人生はあと15年だと泣き言を言い出した

それを聞いて皆で、そんなネガティブな考え方はやめろ!ポジティブに色々同級生でやってみよう!という結論に達した

お陰で楽しい一時を過ごせて同級生も良きかなである


病院へ行き、受付で病室を訊ねると、そういう名前の人は入院していないと言う

すかさず、携帯電話で当の本人に電話すると、店に出ているというではないか

人の情報のなんといい加減なことか、薄々、こうなるのでは無いかと考えていた私は、驚くことも無かった程である

お店に到着し、ショールームのテーブルで当人を囲んで事情を訊いてのだが、入院していた病院が全く違っていた

ただ、店長として繁忙期に入院していられないからと早々に退院して出勤しているようで、いずれにしても病院では会えなかった事だろう

当然、彼は用意したお見舞いは受け取らず、結局、高額の昼食の一部に消えたのだった


何だかんだ言っても、同級生のつきあいはこれから又再開される

地元にいるものには、又、地元に帰った様なものである

頼りにしているよ

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