閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

就活の協定撤廃について

2018-09-04 12:55:54 | 閃き
今朝の新聞には経団連の中西会長の私見で、就活の期間を定めた協定について経団連が定めていることについて違和感があると述べたと大きく報じた

新聞各紙の取り扱いは様々だったが、経団連に加入していない中小企業や外国資本系列はこの協定に関係なく募集活動を行っている事も報じていた

安倍首相は定めを決めない事で募集活動がエスカレートして学問に集中できない状況を鑑みて懸念があるとコメントしたという


少子化を迎えてこういった募集活動がエスカレートするのは分かっていたことである

経団連の中西会長が述べるように大企業が協定を取り決めても従わない会社も実在し、協定違反しても罰則も無い為にやりたい放題になりつつあることを懸念しての発言なのだろう

しかし、往年のバブル期の募集活動は常識を外れたすさまじいものであり、再び繰り返すことは望ましいとは思えない

従って、法律で卒業予定者に対してのみ、期限を定めて募集活動を行うように定めるとともに、学業に支障の出ない程度に募集活動を抑制させる事も必要だ

私の様に卒業の為に未だ単位を取らねばならないとアクセクしなければ天国のような1年なのだろうけれども、殆ど学校へ行かなくても授業料を支払う事を考えれば、学校側も何も言わなくなるだろう

従って、最後の1年は卒論を除けば就活に費やすのもありなのだろう

でも、これって本当の大学の姿なのだろうか?


現、大学生には悪いが、しっかり学ぶべきは学んだ方が本人の為だと思う

日本には大学で学んだ学力よりも、卒業したという箔がつけばそれでよしとする会社が多く存在するから、有名大学に入学して何とか卒業できればそれでOKとなってしまう


有名大学の他にいくつも大学を受験して合格した中から選んで入学するというシステムがあるから、会社も有名企業の他にいくつも入社試験を受けて、数ある内定の中から自分で選ぶという全く同じシステムになっている事が、どこか腑に落ちない

企業側も有名大学という名前や社内派閥で選ばないで、実力を見極めて採用する方式に切り替えるべきだと思う

大学中退でも、高卒でも、転職でも、会社の入社試験には同じテーブルで受験させて、実力のみで評価して採用を決定すれば、真に実力のある人材が確保できると思う

篩にかけて落とすために一度に大量に採用し、篩に残ったものが実力のあるものという選択方法は廃止して、実力の有無のみで必要人数だけ採用して、きっちり育てる方が良いと思う




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