STM32がオマケ基板としてついたDWM 5月号ですが、わたしも発売日に入手しました。今回は冷静になって1冊だけしか買わないことにしました。とりあえず、ざっと記事と基板を見てみての感想です。
開発環境としては、とりあえずKeilをインストール。新しいMCUを使うにはピン設定や、デバイスの設定を理解する必要がありますが、KeilのConfiguration Wizardを使えば、マニュアルそんなに読まなくてもなんとなく設定できて、遊び始められるので。サイズ制約的にはIARの方がいいのですが、16K超えるようなコード書く程度に使い始めたら、どうせgcc 使うことになるでしょうし。
基板の方は、TeraTermで加速度センサの読みが表示されることだけ確認して、DFUの使い方を確認するために、KeilのサンプルとしてついていたPWMによるLED点灯プログラムを書き込んじゃいました。カエルが跳ぶのは見てません。SDソケットはまだ用意していないので、PWMを書き込みプログラムとして選んだ次第です。
少しマニュアルやサンプルを読んでから、ちょっと遊んでみようかと思います。
- 基板を最初に見ての感想は、「デカイな」という感じ。これは、いつもOLIMEXのSAM7-H256を使っており、その大きさに慣れているためですが、ピン数の違いも影響していますね。個人的には64ピンのSTM32F103RBT6でも充分だったと思います。
- 100ピンで周辺がたくさん使えるのに、基板上の3.3V LDOは150mAのものしか載っていません。外にちょっとしたモノつなげると足りなくなりそうです。400mAくらい取れると使いでがあると思うんですが。
- 今回はJTAG用コネクタ用のパターンが無いですねぇ。USBダウンロードできるので、必要な人は外付けでということのようです。JTAGできた方がやはり便利なのですが。
- USBのDPが基板内でプルアップされちゃっています。プルアップ制御回路を載せてしまうか、外でGPIOを使ってプルアップ制御できるようにピンを出しておいてもらえた方が良かったのですが、コストの制約でしょうか? STのサンプルコードを見るとどうやら、PD9で制御するように評価ボードなんかは作られているようです。カエルプログラムのファーム側の初期化コード(hw_config.c)を見ても、PD9の初期化/操作コードが残っているんですけどねぇ。
- 記事としては、イントロで終わってしまってしまった感が強いですねぇ。来月号の方に期待しますか。DFUの話が何度も出てきて(1章、4章、5章、8章)、ちょっとウンザリ。
- 4章では2箇所で、使用チップは
STM32F103VCT6
であるかのような記述があって、最初ちょっと混乱しました。明らかに誤りで、正しくはSTM32F103VBT6
です。ライブラリの関数一覧表で8ページ潰しているのにはガッカリ。豊富なライブラリが用意されていることを強調したいのかもしれませんが、表だけじゃ何の役にも立ちません。それより周辺デバイスの説明をもうちょっと詳しくしてもらうとか、別記事にページ数を廻してもらいたかったな。 - SPIでの転送フレーム長は、8ビットと16ビットだけで、9ビットとかはできないようですね。SparkfunのNokia LCDなんかをつなぐには、ソフトで9ビット SPI処理しなければならくなりそうです。
開発環境としては、とりあえずKeilをインストール。新しいMCUを使うにはピン設定や、デバイスの設定を理解する必要がありますが、KeilのConfiguration Wizardを使えば、マニュアルそんなに読まなくてもなんとなく設定できて、遊び始められるので。サイズ制約的にはIARの方がいいのですが、16K超えるようなコード書く程度に使い始めたら、どうせgcc 使うことになるでしょうし。
基板の方は、TeraTermで加速度センサの読みが表示されることだけ確認して、DFUの使い方を確認するために、KeilのサンプルとしてついていたPWMによるLED点灯プログラムを書き込んじゃいました。カエルが跳ぶのは見てません。SDソケットはまだ用意していないので、PWMを書き込みプログラムとして選んだ次第です。
少しマニュアルやサンプルを読んでから、ちょっと遊んでみようかと思います。