STM32CubeMXがv5にバージョンアップ。プレスも出したし、YouTubeに動画もアップという力の入れように、ちょっとビックリ。見かけが大きく変わって、STM32CubeProgrammerとの統一感が生まれたものの、さらに巨大化して起動が遅くなった感じがします。中身としては、TouchGFXの提供が始まったことが興味深いです。買収の成果の恩恵を享受したいところなんですが、ちょっとハードルもあるかも。個人的には TouchGFX Designerって Windowsでしか動かないので、それだけで挑戦する意欲が低下。
TouchGFXの実質的なサポートはSTM32Cubeパッケージに依存するわけですが、どうやらターゲットCPUはSTM32F4とSTM32F7の一部のデバイスに限られるようです。STM32H7に関しては新しいバージョンのCubeH7が提供されていないこともあって、未サポートの様子。それとも、DSIホストをサポートするデバイスしかサポートされないのだろうか?
CubeMXのリリースに伴って、CubeF4, CubeF7などはアップデートが出ているのに、CubeH7はv1.3のまま。Cubeライブラリの更新状況が、デバイスによってかなり違うので、中身も色々と細かい違いが生じてしまっているようです。例えば、FreeRTOSのバージョンもバラバラ。STemWinのバージョンもL4, F4, F7は新しくなったけど、H7は古いまま。もう少し待てば CubeH7も新しいバージョンが出るのかもしれません。
TouchGFXについては、ちょっとそそられるものの Discoveryとか買わないとすぐには使えなさそうなのも、障壁ですね。ここは、Discoveryボードのお土産付きのハンズオンセミナーとかを開催して欲しいものです。