マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

Etherもあったのか!

2017-02-12 11:38:56 | OLIMEX


Olimexの新しいESP32評価ボードを見て、少なからぬ違和感を感じました。ESP32というと BT + WiFiのイメージを刷り込まれていたので、RJ45ジャックが付いていることに違和感を感じてしまうのです。最初は、Wiznetとか使ってEtherとつなげているのかと思いましたが、改めてデータシートを確認してみるとESP32がEthernet MACを内蔵しているではありませんか。RJ45のそばにあるのはPHYだったのですね。MII/RMIIをサポートしており10/100MHz対応となっています。

「あれぇ?Etherなんか入っていたっけ?!」と驚いて、2017/1/26の日付が付いている最新のESP32 Technical Reference Manualに目を通してみたものの、Ethernetのセクションがそもそもありません。IO_MUXの章にはピン割り当ての説明があるものの、それ以上の説明が一切ないようです。Olimexもこれからソフトを用意するということなので、Olimexが販売を開始するころには、Ehthernet MACの説明が追加された新しいマニュアルが公開されるのかもしれません。


50,000個分

2015-04-08 13:01:20 | OLIMEX
ひと昔前まではOLIMEXは、安価なプリント基板屋さんとして有名でしたが、いまではすっかりARM SocのOSH組み込みボード屋さんになってしまいました。その業務が忙しくてアマチュアからの基板製造依頼を受け付けなくなってしまって、もうずいぶんと時間が経過したように思います。

そのOLIMEXのブログにこんな記事が出ていました。



写真は50,000個分のAllwinner A10の入った段ボール箱だそうです。中華パッド向けとして一世を風靡したA10も、あっというまに世代交代によってそのマーケットを失ったために、OLIMEXは50,000個ロットで注文することにより、製造ラインを流してもらうことで自社製品の製造継続のための部品を確保したというのです。

これだけの部品確保が必要となるくらいのマーケットを抱えているというのがスゴイ。OLIMEXあなどれませんな。

リニューアル

2012-09-15 23:17:08 | OLIMEX
OLIMEXのWeb pageがリニューアル。まぁ、これまでが前時代的過ぎたんですけど。昨年くらいから、Blogやtwitter始めたのをきっかけに、かなり製品情報が出てくるようになりましたね。以前は新製品に合わせて年に数回Webページが更新されるだけだったのに比べると、まさに隔世の感があります。

製品情報の多くはこれまでのサイトから引っ越したもののようですが、それだけではなくサポート用のフォーラムやWikiも立ち上げたようです。以前のサポートフォーラムは、SparkFunに間借りしていませんでしたっけ。

iMX233-OLinuXino

2012-06-22 12:22:46 | OLIMEX
OLIMEXの買い物かごの準備が整ってきたように見えます。支払い方法としてはカード受け付けられるような説明があるにもかかわらず、チェックアウト時には選択できないようなのですが、そのうちに修正されるのかな。

値段に数量割引も明示されるようになりましたね。更新されたPrice Listを見るとまだ準備中のiMAX233-OLinuXinoシリーズの値段もすでに掲載されています。驚くのはMicroの値段で20ユーロです。Linuxが動く454MHzのARM9ボードが2000円ですか。そしてMiniがWiFi付きでも45ユーロとなっています。Raspberry Piと比べればプロセッサやビデオの機能等は見劣りしますが、機能に応じてバリエーションがあって用途に応じて最小サイズのものが選択できるところが実用的であるかもしれません。

この値段で買えるとなると、やっぱりこれからの時代 Lチカ はmRubyとかで書くようになるんでしょうか。簡単な処理だったらShellでも用が足りるという話もありますが、やっぱし前世紀の人間としては自分でレジスタを叩かないとハードを動かしている実感が湧かないよなぁ。

カート準備中

2012-06-12 13:18:28 | OLIMEX
SAM3-H256のピン配置を確認したりする際に、ちょくちょくOLIMEXのページを訪れて回路図を参照するのですが、ショッピング・カートの準備中との告知が表示されるようになりました。

OLIMEXといえば、向こうが用意した発注書にサインしてFaxで送っていた記憶がありますが、ようやくとオンラインでの発注が可能になるようです。FAXなんて、近年家庭から急速に消え去っている典型的な家電ですよね。もっとも、すでにMouserがOLIMEX製品を取り扱っているので、わざわざOLIMEXから直接購入することもないような気もします。

今年に入ってからでしょうか、OLIMEXはブログで開発中製品の進展を知らせてくれるので、結構楽しみにしています。オープンソースハードウェアで開発中のOlinuxinoの状況等を知る事ができます。一方でOLIMEXが音頭をとって進めていたOpen Source Project Fan Pageの方は3月から更新が止まったままになっています。OLIMEXのハードを使って進めるオープンソースプロジェクトに対してOLIMEXがハードウェアを提供するというものでしたが、途中で頓挫するプロジェクトが続いて見直しが必要となったままです。個人の力量と熱意だけに依存しているようなプロジェクトは長続きしないどころか、一定のマイルストーンにすら到達できないものが多いということが確認でき、残念な事ではありますがチョット安心もします。何しろ自分がそうですからね。


年末の駆け込み発表

2012-01-02 11:16:17 | OLIMEX
何日か前のことですが、クリスマスも過ぎてからOLIMEXが新製品をいくつか発表していました。その中でわたしが気になったのはSTM32-P207です。



STM32F207ZET6搭載で機能山盛り、メモリも500KB SRAM追加と豪勢。そしてCMOSカメラ搭載です。このボードサイズで、この位置にカメラあっても使いにくそうですけど。STM32では、いくつかのデバイスでCMOSカメラインタフェース(DCMI)が用意されているようで、このボードでもDCMIを使ってカメラがつながっています。STM32F107のようなDCMIを持たないデバイスでもカメラを持ったボードもあるようですが、その場合にはGPIOのDMA機能を使うのでしょうか。

STM32のマニュアルを読んでみると、DCMIの機能は、SAM3Sのパラレル・キャプチャよりもずいぶんと機能豊富なようです。JPEG出力カメラをつながられたりITU565のフォーマットに対応できたりします。カメラが出力するフレーム画像からアプリが欲しい範囲だけを切り出せる機能(Crop)も備わっています。簡単に入手できるJPEGカメラがあれば、試してみたいものです。その反面、OV7670程度のカメラであれば、SAM3Sのパラレルキャプチャ程度の機能で充分用が足りるという感じもします。Crop機能は、カメラの画像サイズとLCDの画像サイズが違う場合なんかに便利に使える機能なのですが、カメラ側でもデータ出力領域のウィンドウを切ることで同じ結果を得ることができます。

そんなわけで、STM32F207の評価ボードとしてカメラまでついているという点では、使いでありそうです。自分で好きなカメラをつないで遊ぶのが目的であれば、同じようにDCMIを持っているSTM32F4 Discoveryが安いので手軽に使えそうな題材でしょうか。このボード、CODECやセンサ等が載っているので、これらのデバイスとDCMIで使用するポートとが重なっていないか注意する必要があるかもしれません。

兄弟ボード

2011-11-23 09:39:31 | OLIMEX
これまでaitendoのAT91SAM7S用ボードにSAM3Sを載せて使っていましたが、こんどはOlimexのSAM3SヘッダーボードSAM3-H256を買ってみました。MouserがOlimexのボードを扱ってくれるようになったので、気軽に買えるようになりました。おまけに円高/ユーロ安のおかげて2,500円もしません。






もともとSAM3SはSAM7Sシリーズとのピン互換性が考慮されているマイコンです。そのため、このヘッダーボードもSAM7Sを使ったSAM7S-H256とピン配列が同じになっています。⬇の写真では、左側がSAM7-H256, 右側がSAM3S-256です。




しかしながら、SAM3Sでは従来フラッシュ用電源やPLL用RCの接続に使われていたピンが、あらたにDACの出力に使えるようになっています。これらのピンはSAM7Sボードではコネクタに出ていなかったので、そのコネクタと同じ配列のSAM3Sボードでも出ていないことになります。これらの信号はJTAGコネクタの下部に見える4つのパッドから引き出せるようになっていました。

SAM3Sボード

2011-05-12 16:20:16 | OLIMEX
どうやらOLIMEXからSAM3Sのボードが出てくるらしい。久しぶりにOLIMEXのtweetをチェックして気が付きました。早いとこ、Web pageも用意して欲しいものです。自分の好みとしてはJTAGソケットは外付けにしてしまって、ボード上にはコネクタを載せない方が使い勝手がいいのですが、OLIMEXだともれなくJTAGコネクタ付きになってしまいそうですね。早いとこPropoxにもSAM3Sボードを出して欲しいものです。

OLIMEXもtwitter始めた

2010-03-21 02:10:12 | OLIMEX
ご時世がら、OLIMEXもtwitter始めたようです。ちょっとはマメにやってくれればいいのですが。とりあえず今回はWebページの更新と前後してtwitter始めたようです。新製品はEnergy MicroのCortex-M3です。

次々と出てくるM3を見るにつけ、買い置きしてあるET-STM32で何か始めねばと思うのですが、いまだ計画できていません。そうこうしているうちに、FuturlecからはLPC1768のボードが出てきました。タッチパネル液晶までついて、$120程度なのでずいぶんと安いですね。製造元のETTを覗いたらマニュアルもダウンロードできました。なにしろタイ語なので文章は読めないのですが、パーツ名や端子名等は英文表記なので、なんとなく何を説明しているのかくらいは察しがつきます。何より、回路図が載っていますしね。

変換基板やPIC学習キットだけでなく、こういうETT製品も秋月で扱うようになりませんかねぇ。