「来年」を失わないために。

……来年があるってことは、ものすごく幸せなことやねんで。

不正は不正。それよかちょっと気になることが。

2007年03月12日 | 球界のあれこれ。
西武球団がアマチュア選手に利益供与していた問題について、さすがにスルーするのもちょっと…
ということで触れさせていただきますが、名古屋遠征していたのですっかり出遅れていました。
すでに、多くのブログでも取り上げられておりますが、ほぼ私が思ったことの殆どは語られているようなのであえて深く書くことはよしにしておきます。
遠征先できちんとニュースのチェックが出来なかったこともあり、情報を入れたのも遅れ遅れだったんですが私が感じたのは簡単にいうと以下のようなことです。


・やってたのはどうせ西武球団だけじゃないだろうし
・罰則なしの申し合わせ程度で不正が無くなるような「紳士的」な業界だなんてはなから信用してませんでしたよ
・木村君の方の「受け取る側」の事情はうっかり同情したくなるけど(でも不正は不正だよ…)、早大の子の方は親がどうなんだよ、ていう…
・監督さん、怒るのは判るけど大人の怒り方をしないと自分の品位を下げるよ
・他球団が「ウチはやってません」程度のコメントで歯切れ悪いのは…ごにょごにょ
・古田が鬼の首を取ったようなので正直ちょっとひいたけど、「(希望枠を残したい)清武さんは何て言うのかな」には(おいおいアンタがそれ言ってもええのか?と思いつつ)同感。「球界に自浄能力がないということを証明した」にも同感。
・ライオンズの現場(選手や監督・コーチたち)とファンが可哀想…



球界のイメージを著しく傷つけたとも言いますが、個人的にはこれくらいで傷つくような綺麗なイメージはもともと持っておりませんでしたので、むしろどっかにすっぱ抜かれる前に自分で出てきて頭を下げた西武の太田社長のイメージがちょっと上がったくらいです(笑)
昨年2月に就任し、8月にこの事実を知ったのに公表せず、この時期に発表したことについて太田社長は「私の怠慢」と説明していますが、事実関係の確認と、あとは
松坂大輔のポスティングが終わるまでペナルティを課されるような事件を公表したくなかった…とかいう事情があったのかもしれませんわな。
まあ、あんまりちゃんと事実確認できてなくて多少錯綜してる部分があったりするとこ見ると、どっかにすっぱ抜かれそうになって慌てて公表したというのもホントかもしれませんけど。

いずれにせよ不正は不正で、渡した方も受け取った方もゴメンちゃいで済む話ではありません。
が、談合やら贈収賄やらがいつまでも無くならないようなもので、なんちゃら宣言とか倫理とかそれを正直に遵守する方がバカを見るような世界。では不正を行いにくいシステムに変更するしか当面しょうがないんではないでしょうか。
でも、不正をこっそり続けたい人たちが集まって作ったシステムは抜け道だらけになるのは目に見えてるな…。




陰謀説を言い出すとなんかフィクションの域に突入してしまいそうなのでここではやめておきますが、どうせ陰謀というならちょっと気になることがあります。

このニュースの第一報は見てはいましたが、土日は名古屋に遠征に行っていましたのでその後の経過はちゃんと追えてませんでした。
ただ、コンビニに寄った時、ちらりと見出しが目に入ってヒヤっとしたんです。

黄文字に緑の縁取りの文字ですよ。




「西武」「撤退」




そろーっと引っ張り出して覗いてみたら(気になるなら買えよw)
早大の監督が今回の事件に怒って、

「西武は球団を持つ資格はない」「プロ野球から撤退しろ」

などと発言した旨の一面だったわけですがその中の

「西武」
「撤退」の文字が一面のデカい見出しですよ。


あとでニュースちゃんと見たら、西武ホールディングスは「球団保有には影響ない」とか言ってるじゃないですか。
いくら怒ってるからって早大の監督が出した感情的とも思える言葉を嬉しそうに一面に躍らせるこちらさん、


そうだそうだ、西武はプロ野球から撤退すべきだ!

てな方向へ世論をもっていこうとしてませんかぁ(疑)?
あんまり変な深読みするとキモチが暗くなるので考えたくないんですけどねえ、私は。

「欽ちゃん球団」解散へ【解散撤回:追記】

2006年07月20日 | 球界のあれこれ。
「極楽とんぼ」の山本圭一が未成年者に対し飲酒させ性的暴行で取り調べられたという事件は、「お笑い界」「芸能界」だけでなくこんなところに影響を及ぼした。

欽ちゃん球団:「極楽とんぼ」問題で解散の意向 萩本監督
(略) 萩本さんは羽田空港で報道陣の取材に応じ、「ことの大きさからも責任を感じる。私が始めた野球だから、大好きな野球だけど、やめることにしました。茨城のみんな、ごめんな」と涙を浮かべて話した。報道陣から「やめるとはチームの解散か」と問われると、「(それが)私の気持ち」と語った。
 トレードマークの笑顔はなく、疲れた表情で「やると言ってもやめると言っても迷惑がかかる。ずっと悩んだ」。結論はメールで選手にも伝えたという。「今ごろ泣いているやつもいるだろう」と声を振り絞った。

 「解散」の決断は萩本さんが周辺とほとんど相談せず個人で下したと見られ、関係者には驚きの声が広がった。(略)


 設立の頃から昨年はごく時折触れていたことだが、私は正直言ってこの「欽ちゃん球団」ゴールデンゴールズの(というか、萩本欽一個人の)『野球のありかた』に対するアプローチには相容れないものを感じていた。

 2004年の合併騒動で、野球人気が滑落したように言われ、「野球をもっと面白く」とかいうコンセプトで野球界にクラブチームとして参入してきた欽ちゃん球団。しかし「面白く」と言われても、萩本欽一の語る「面白く」はいかにもテレビ業界人の発想に溢れていて、テレビを介さない野球をより愛する私には疑問を感じるものが多かったのだ。
 けれど、活動そのものはきちんと社会人のリーグ戦に参加し地元密着を進め、「テレビ業界人の発想」だろうがなんだろうがチームは野球に正面から取り組んでいたのだと思う。思いたい。
(興味がなかったのでよく知らなかったが、変則ルールでやろうとしたり野球本来の面白みを損ねる過剰な演出などで眉をひそめる人も少なくなかったとはちらちら耳にするが)

 監督のテレビ的発想はさておき、チームのメンバー達の野球に対する思いまでもがテレビ的だったわけではないはずだから。

 設立当初から、芸能界の大御所の始めたことだから多くの支援者がチームを支えたのだろうと思う。地元やキャンプ先の宮崎などで、有形無形の支援をしてきた多くの人たちもいただろう。
 クラブチームとはいえ、有名人のチームである。
「テレビでは見れない」欽ちゃん球団の野球を楽しみに、試合を見に足を運ぶファンもいただろう。

 それは、もちろんプロ野球チームとはまるで規模が違う。
 けれども、そこには必ずこのチームを愛してやまない人たちがいて、このチームを支えてきたはずなのだ。


 その「チーム」を、解散するという。



 山本の起こした事件は球団の遠征の時のことだという。
 チームの関係者が何らかの形で関与していたかどうかは知らない。
(追記:ホテルに戻る前段階に被害者含む少女4人と店で飲酒していた際にはメンバーも同席したいたらしい)

 だから、監督としてオーナーとして事件に責任を感じる、もしくは責任を負うというのはわかる。
 けれど、それで即「やめた」というのが「責任を取った」ということになるんだろうか?

ことの大きさからも責任を感じる。私が始めた野球だから、大好きな野球だけど、やめることにしました。

「自分が大好きな野球をやめる」ことで責任を取る?

じゃあ、今までの仕事を辞めて入団した選手の人生の責任は?
遊びではなくこのチームでやっていこうと決意してきた想いの責任は?
地元活性化の望みを託してきた地元支援者に対する責任は?

球場に通って欽ちゃんのマイクパフォーマンスや選手たちのプレーを楽しみに見てきたファンに対する責任は、いったいどうなるの?


 プロ野球の球団じゃないから、オーナーが「やーめた」と言えば誰に止める権限もなにかの会議で諮りにかける必要もない。だからって、17日の事件からたった2日でこのオーナーは「事件の社会的責任をとる=球団を解散する」と決断してしまったのだ。

たとえクラブチームとはいえ多くの人に支えられたひとつのチームを、こんなに簡単に。
誰にも相談することなくたった一人で。
たった2日間で。

このオーナーは自分が作って愛してきたはずのチームを殺す、というのだ。


 おそらく、萩本欽一としては最大限に悩んで(たった2日とはいえ)どうやれば一番責任が取れるのかを考えて出した結論なのだろうとは思う。けれど、そこには「自分が始めたチーム」がもう自分ひとりのものではなくなっているという意識が完全に欠落している。
 自分がチームの選手一人の責任を取るために、ファンも含めたチーム関係者全員に痛みを負わせるという矛盾した結果を導いているということに、彼が気付くことはあるのだろうか?

 メンバーが起こした不祥事に対する社会的責任をとる、というならば「解散」という形で投げ出すことではなく他にも方法はあるはずではないか。
「やってもやめても迷惑がかかる」というけれど、「やめる」方がなんの関係もない人々にかかる迷惑が大きいのはちょっと考えてみればわかること。ならば自分がたとえ事件で「うんざり」していたとしても、苦しくても、継続することが責任のとり方ってものではないのか。


ぶっちゃけ、私は欽ちゃん球団が解散しようが何しようがはっきり言って痛くも痒くもない。


………その筈なのに。


なんでこんなに悔しいんだろう?
なんでこんなに腹が立つんだろう??


それは、プロ野球だろうが企業の野球部だろうがクラブチームだろうが草野球チームだろうが───
ひとつのチームが誰かの一存であっさりと消滅させられるというその現実が痛いだけなのだろう、と思う。



実は周囲の反対や説得にあって、「やめるのや~めた」ということになる可能性も大だなぁとも思っている。
でも、「やめます」と言った事実は消えない。

(略)ゴールデンゴールズの鈴木康友コーチがチーム全体が少し浮かれ気味で、指導がなかなか行き届かない、というようなことを話していた(谷沢健一談)ということもあったようで、指導が行き届かなくなってきて嫌気が差してきたんじゃないか?とか言いたくなってくるよ…。
自分が嫌になったなら監督を辞めて現場から退けばいい。新たな監督を探してきて、創設者であり単なるスポンサーとなればいい。
もうゴールデンゴールズは「欽ちゃんのオモチャ」の範囲を超えてしまっているのだから。

【追記】
いただいたコメントに対するレスにも書いたことだが──

「解散する」という重大な決意を選手たちに伝えるために、このオーナーであり監督である人はメールという手段を使ったのだという。
一人一人を訪ねるなり選手とスタッフを一同に集めて土下座するとか。
せめて一人一人に電話して肉声で伝えるとか。
そういった手段が何故選べなかったのだろう。
その挙句、テレビの記者会見(それも正式の会見ではなくインタビューに答えたような形で)
「みんな、ごめん!」
で済まされたのではスタッフも選手もたまったもんじゃない。

彼には、一緒にチームを作ってきた仲間に対する「誠意」というものがあるんだろうか?

そして、ちらっと聞いたら山本を諌めながらも庇おうとしているようにも見えるが、チームに関係してきたありとあらゆる人の「チーム解散?」という衝撃や痛みをすべて山本一人に押し付けているだけにすぎない。
一問一答の最後にあった「山本さんに対して一言」という問いへの答えが、

「球団、なくなっちゃったよ」

である。
正直、これを読んで私は怒りや憤りよりも背筋が寒くなった。
山本のしたことは愚かで許されざることだ。
しかし、山本も野球を真剣に愛してきた人間であることは間違いない。
熱狂的なカープファンである山本は、「球団を愛する」ということはおそらく頭ではなく肌で、身体そのもので知っている人間の一人だと思う。
その山本に対して、
おまえがそんなことをやったから球団が無くなったぞ
と突きつけることで、萩本欽一は野球人としてこの上ない罰を山本に与えたのだ。

繰り返すが私は山本にはしかるべき罰が与えられても当然だと思っている。
しかし、視聴者には涙を誘うようなふりをしてこんな罰を与えるこの人を、心底恐ろしいと思った。

ゴールデンゴールズには存続してもらいたい。それはスタッフや選手のためにである。
しかし、萩本欽一にはできればとっとと監督を退いてちゃんと野球の監督ができる人間を後任に据えていただきたいものだ。

※7/20 23:17追記(解決次第削除)
現在どうもgooブログのトラックバック機能が不調なようです。
もしかして一部のブログの方には復旧後2~3回まとめてTBが行くということがあるかもしれません。その場合は申し訳ありませんが削除お願いします。


【7/23追記】
欽ちゃん解散宣言撤回「やるよ」
週末、実家(ネット環境にない…)に行っていたためすぐに追記することが出来ませんでしたが、新聞と夕方のニュースでこのことを知った。
この記事の1回目の追記の何行か前に、
実は周囲の反対や説得にあって、「やめるのや~めた」ということになる可能性も大だなぁとも思っている。
と書いたのだが、早くもその通りになったわけだ。
ニュースに、片岡選手が泣きじゃくっているのをなだめるように頭を叩く「キントク」。

彼女にその涙を流させたのはいったい誰だと思っているんだ?

いいようのない不快感と怒りがわいてきて仕方なかった。
トラックバック頂いたRROSEさんの仮説のような背景が無かったとも言いきれないがその仮説のような陰謀があったにせよ、なかったにせよ。
ごく素直に
「山本が不祥事を起こした」「欽ちゃんが責任を感じあろうことか独断で解散と口走ってしまった」「『やめないで』といわれて感動?して撤回することにした」
だったと解釈するにせよだ。

それならば、あなたが「球団を解散してまで取ろうとした責任」はどう取るつもりなのか

と問いたい。
「大好きな野球をやめる」
なら、責任を感じているあなた一人でどうぞ。
ちなみに、いち選手が起こした不祥事に対する責任に加え、「軽率に球団を解散するなどと発言して世間を騒がせ、関係者や選手やファンを悲しませた責任」というものも追加されていますよ。

とにかく、萩本欽一が「野球を愛する者」に対して重大な背信行為をしたという事実は消えない。
「人気者の欽ちゃんだから」
とチヤホヤしてこの事実を有耶無耶にすることはいかがかと思う。


おかげさまで、ただでさえ癒えない心の傷が全然関係ない方面からばっさり開かれてしまったことに対しても誠意ある態度でわびて欲しいものだ。
詫びられても許せないし、誰に対しても本気で詫びる気持ちなどないのだろうけど。

「襟」問題はほんとは「襟」の問題じゃない んだけど。

2006年05月11日 | 球界のあれこれ。
わりとどうでもいいんだけど、たまには軽い話題でも。
あまり深く考えずに書くので読む方もあまり深刻に受け止めないで下さいね(笑)


↓新庄「襟問題」4/30~4/4のまとめ(ニッカン記事中より)

▽新庄「襟」騒動

 ◆襟付き 4月30日ソフトバンク戦で、黒い襟付きアンダーシャツを着用して出場。試合前に審判団に着用許可を得ていたが、相手側から「少年たちに悪影響を与える」、王監督からも試合中に「確認した方がいい」とクレームを付けられる騒動に発展した。事情を知らなかった日本ハム側も確認に走るドタバタぶりだった。

 ◆却下 翌5月1日、パ・リーグ審判部は襟付きシャツの使用を却下。前川審判部長が「マナーの問題」として今後の着用は認めず、日本ハム側に通達した。同審判部長はまた、チーム全体で襟付きに統一するのであれば問題なしとの見解も示した。島田統轄本部長は「本人とも話し合い、もうやらない方向になっています」とコメント。また冗談で「全員統一で襟付きにする?」と問いかけたところ、新庄が「いや、もういいです」と話したという。

 ◆白旗 西武戦前に山本審判員から襟付き不可を正式に伝えられ、新庄は「はい、分かりました」と返答。

 ◆素肌 4日西武戦では一転、ユニホームの下は裸と見間違うスタイル。アンダーシャツ着用も、特注ユニホームの襟元が大きく開き、素肌全開の「悩殺ファッション」を披露した。


日本ハム新庄の襟にパ審判部が改めてNO
日本ハム新庄が襟シャツ問題で真意表明
新庄「連盟がどうとか、マナーがどうとかオレにとってはそんなのは問題ではないけれど、ただ選手が新しいこと、いろいろなことにトライしていこうという気持ちがないことに寂しさを感じている。ファンのために選手個々がいろいろなことを最初にやる勇気を持ってほしい」。

日本ハム新庄「襟問題」は審判団に一任
日本ハム新庄、今度は「襟付きスパイク」


最初に「けっこうどうでもいい」と書いてしまってミもフタもないんですが。
私自身は実際「襟」なんかはどうでもいいと思うんですよね。
アンダーの色まで自由にしてしまうとチームが並んだ時にかえって見苦しいのでやめれと思うんだけど、襟くらい出てようがスタンドだろうが胸元が開いていようが、もしそれが今後スタンダードになっていけば

ストッキングが森谷スタイルかそうでないか

くらいの感覚になると思うし。(あ、鷲ファン・Buファンとして「森谷」にさせてもらいましたw)
「あの選手は襟出し、この選手は襟無し」みたいな感じで。それが当たり前になればね。
だから、「青少年に悪影響」とか年寄り年配の優等生の方がいかにも言いそうな理由で抗議されても、鷲がノム監の好みでヒゲ茶髪禁止になってるくらいちょっと失笑ものだとも実は思っています。

(あ、その抗議について他の問題と絡めてゴチャゴチャ言ってる方の意見は私は完全スルーしてますよろしく。気に入らん人の言うことは何でも絡めてイチャモンつけたい気持ちは充分わかりますし私も時々やりますが、見ててなんかミットモナイっす)

あと、一旦許可出しておきながら相手監督に抗議されたからってあわあわしてる審判団、かっこ悪ぅ。

抗議したのがもし「王」とか「野村」じゃなく「伊東」とか「中村」とか「バレンタイン」だったらどうだったのかしらとちょっとイジワルなことも考えたりして。
(「野村」でもやっぱアワアワした気はするなんとなく。実際は抗議でなくボヤいただけでしたが)


新庄は「襟」にこだわることによって「襟」だけじゃない問題提起をしたいのかもしれないとは思うんですよね。たとえばそういう審判のアワアワ加減とかも含めて。

とは、思うんですよ。

が、

ぶっちゃけ、選手がアンダーをファッショナブルに着こなして(笑)るからって喜ぶファンって多いんでしょうか(爆)

選手がカッコイイアンダーシャツを着てるから球場へ見に行こう♪とか思います?
………いや、現場じゃむしろ見えないし……(苦笑)
「かぶりもの」なんかは、現場のファンからも「見える」し喜ぶんだけどねぇ。私も「見てみたいなぁ」とか「ウチの選手もそのくらいハジケてみやりいのに」(今はムリ)と思うんですよ。
ただたまにあるから面白いんであって、アンダーと同列じゃないでしょ。
ちなみに、寒い試合のネックウォーマーなんかとも同列にされたくないけどね。

単に皆が同じスタイルにしてるのがダサく感じるからやりたくないだけなんじゃないの?っとさえ思えてきた今日この頃です。
そんなわけで、ファンが喜ぶ為にという言葉を使えばいいってもんでもないしそれに嬉しそうに乗っかって騒ぐマスコミもヤレヤレだなぁと。
なのでね、

新庄さん、
いつまでも「襟」にこだわり続けるのはむしろかっこ悪くないですかね?
「靴」の「襟」に至ってはもう…(苦笑)


「新庄」なら「次」のアイディアで勝負して下さいよ。

…ファンはそんなことより試合でもっといいとこを見せてくれる方が何倍も嬉しいんじゃないか?とごく普通のことを思ったりもします。
いや、そんなこたわかってるのかもしれないけど「襟」に関してはもうええんちゃうの?と。
先生に注意されてもむきになって学生服の下に赤いセーターを着てる子みたいでものすごく子供っぽく感じるんですけどね(笑)。

ズレータ暴行「事件」について思う

2006年04月24日 | 球界のあれこれ。
実はこの問題については完全にスルーするつもりでした。
何故なら、色んな意味で気分が悪いから。

それに、真っ当なことはすでに色んな人が書いているようですし異口同音な記事を書いても仕方ありません。


暴力は絶対にいけない、なんて当たり前のことはもう書きません。
いけない事だから、世の中には暴力に対する罰則があるのです。

実は本来私が書きたいのはもっと別の事なのですが、まずは「異口同音なことを言っても仕方ない」と言った舌の根も乾かぬうちながらこのあたりについて少々触れてみたいと思います。

せっかくなのでこちらにTBします。
(きょうろぐ企画)どうすれば球場での暴行を無くす事ができるか?
(TBセンターはめたかさんのところ。


・「暴力行為」に対する罰則は「甘い」?

暴力行為に対する罰則が軽すぎるのでは?という件については、野球界全体で「お互い様」というナアナアな空気によるものだと思います。
どこのチームにも、血気盛んそうな選手はいるはずですから、罰則を重くしすぎていつ自分の球団がワリを食う羽目になるかわかりませんから。(うちに限って…というのは通用しません)
つまり、暴力行為に対して「傷害事件にもかかわらず」甘い、というのは野球界全体の問題だと思います。


ここからちょっと本題を逸れます。
参考までに、刑法では
人ノ身体ヲ傷害シタル者ハ十年以下ノ懲役又ハ三十万円以下ノ罰金若クハ科料ニ処ス
ということです。
私はもちろん法律の専門家ではありませんし、どの程度の傷害ならどの程度の刑が適用されるのかまでは調べる元気はありませんが。
こないだの奈良の「騒音おばさん」は(傷害で)1年の実刑判決。

何故ここでそんな『野球とは関係ないところ』での傷害の話を書くかというと、ズレータの暴行について「一般なら立派な傷害犯じゃないか」という言い方をする人が少なからずいるからです。
そんなに一般の傷害と比較して言うなら、実際にはどの程度の刑なのかちょっと見てみようかなと思った次第です。
もちろん、相手(この場合金村投手もしくは日本ハム球団)が被害届を出して刑事告訴すれば刑法によるお裁きを受けることになります。その場合どの程度の刑になるのかは…法律の専門家の方におまかせします。専門家でなくても実際に傷害罪の刑を受けたことがある、もしくは傷害を受けて相手を訴えたことがある人ならもっと詳しいでしょうが。ここはそう深く追求しても仕方ないかなとも思いますし。


一般の傷害では(懲役でなければ)罰金30万円以下かもしれませんが、問題は何万人もの観衆+テレビ視聴者、及びその後のニュースなどで目にする人の多さ、及びプロ野球の試合という公共性の高い舞台で堂々と暴行が行われる、ということ。
リーグ及び球団からの処罰というのはこれに対して実行されるべきでしょう。


本来、罰則を罰則として有効に機能させるなら例えばですが

「暴力行為1回1ヶ月出場停止、再犯は該当シーズン全試合停止」

とかそのくらい重くても構わないと思っています。
残り試合の関係があるので、やっぱり日数指定の方がいいけど。
(罰金についてはあっても無くても意味がないというか、どうせリーグの運営資金の足しにするだけだろうという気がするので罰則としてはオマケのようなものです。金額については前述の刑法の罰金を参考にしたのではないかと思ったり。)

出場停止期間が長ければ違反した選手はチームにも多大な迷惑をかけることにもなりますし、その迷惑に対して球団からさらなる罰則や年俸の査定に影響を与える、外国人選手ならそのまま解雇ということも充分ありえる話です。そのようなペナルティをぶら下げて尚違反するのならそのまま解雇されても誰にも文句は言えないでしょう。

ただし、罰則は本当に「罰する」ことが目的なのではなく、未然に防ぐための抑止力として機能すべきことであって、きちんと(役立たずの会議ではありますが)しかるべき決定機関で基準を決定し、来季からなら来季からと施行する期日を決めなければなりません。



ここから再び脱線して、「今回のズレータ」の件に触れますと。
上記のことから、今回の裁定(出場停止10日)は私は妥当だ、と考えています。
何故なら、それが現在までの判例に基づく裁定だと考えられるからです。
むしろ、これまでの裁定からすれば王監督の述懐のように「意外と重かった」と言うのも現場責任者の実感としては偽らざるところだと思います。

よく引き合いに出されますが、昨年の中日タイロン・ウッズ選手の暴行事件も10日です。
ウッズの場合、以前から「次に危ない球を投げられたら殴る」と予告していたこと、実際にぶつけられてもいないのに殴ったこと。
ズレータの場合は計画性はないものの暴行は2度目であったこと(退場は6回目ですが実際に暴力行為は2回目です。威嚇行為というのがあったので2.5回というべきかもしれませんが。鬼の首をとったように「6回目」を連呼されるものも見ましたが、暴言での退場などと一緒にしてはニュアンスが随分変わります)
そのあたりからプラマイで同程度の日数に落ち着いたものだと思われます。

さらに脱線すると、この記事を書いている最中にも、清原選手がダルビッシュ投手から死球を受けた際に、「今度こういうことがあれば、相手を倒す」という旨の発言をしてさらに物議をかもしています。
これでもし万が一本当に清原選手が暴行に及んだ場合、ウッズと同等の処分になるということでしょうか。
一気に処罰を重くするということが出来ないならば、さらに「意外と重い」ということにしてウッズ以上の処罰を与えるべきでしょうね。

ともあれ、王監督の「意外と重かった」発言で、ソフトバンク球団が暴力行為に対して容認しているとか甘いという意見も見ますが、これは特別王監督やSB球団が、ではなくおそらくどこの球団のどの選手で同じ裁定が出てもペナントを争う現場責任者なら思わず「10日はちょっと重いな…」という感想を持つだろうと思います。冒頭に書いた、「球界全体がお互い様でナアナア」であるということを象徴しているとも思いますが。


ところで、「即解雇させろ」というのを何度か目にしたんですがそれが日本人選手でもそう言えるんでしょうか?
もしどこかのチームの日本人主力選手が暴行事件を起こしたら、それを即解雇しろって、簡単に言えるのかな。
外国人選手だから解雇しろでは哀しい話だと思う。


・暴行の芽をつむことも
実際に「起こってしまった」時の処罰を重くして抑止力として利用するということをこれまで書いてきました。が。
実は私は「人間の理性」というものをあまり信用していません。
ということで処罰を重くすることで一定の抑止力は得られるとは思うものの、それでも暴行を働く者というものは「ゼロ」にはならないのではないか…と思っています。
誰でもいざというときに理性を働かせることが出来るなら世の中の「かっとなってやってしまった」なんて事件はとっくに無くなっているはずですから。

ということで、やはり(すでに他のブログ等で案として提案されていることですが)暴行や乱闘の原因になりやすいプレーに関してルールを変えてゆくなり(危険球の適用範囲を広げるとか)「芽」を摘む工夫も重ねてもらいたいもの。

どの方策でも「これで『ゼロ』になる!」などという万能の策などあるわけがありません。
様々な方向からの「抑止力」を重ねて、限りなく「ゼロ」に近づけていく努力をして欲しいです。





きょうろぐTB企画向けの内容は以上です。
本来なら別記事にすべきなのでしょうが、この問題について記事をいくつも書くのも嫌なので、引き続き、まったく別方向の切り口のことを書こうと思います。

この問題、色々と気分悪いこともあり(主にブログ界の中でのいろいろ)本当にスルーしようと思っていました。
が、ひとつだけどうしても私の気持ちとして言っておきたくなったことがありました。


勿論、ズレータがやってはいけないことをやったという事実は変わりません。
罪の重さも(処罰の重さ軽さに係らず)変わりません。
それをきちんと踏まえた上での話ですが。

私はホークスが好きです。
ぶっちゃけ、Buを除けば12球団で2番目に好きなんじゃないかなと思います。
だから今から思いきり甘いことを書きます。それがむかつく人は読まないで下さい。読んでむかついても責任はとりません。


ズレータが、どんなに素敵な選手だったか、社会貢献活動に熱心で、感激屋さんで、ファンのことが大好きで、福岡のことが大好きで、数々の奇跡を起こして大きな歓喜をファンに与えてきた選手だったかということも、ファンの方ほどではないけれど知っています。ファンの方ならもっとよく知っていると思います。
一昨年に暴行で退場になったあと、昨年は王監督に諭されてブツケられても怪我させられても堪えていたことも知っています。

それを自分でぶちこわして、チームにも迷惑をかけて、他チームのエースに怪我をさせて、止めに入った仲間のことすら目に入らなかった、なんて馬鹿なんだろうって思う。

でも、私はそのことでズレータの今までのことの総てを否定はしたくない。


いつか、私は「選手を叱るのはそのチームのファンにしか出来ない」って書いたことがあります。(実際は本人の周囲の人が叱るんだという現実的な話は置いておいて、です)
愛情を持って叱ること。
そして、そのあとに、彼のことやこのチームのことをよく知りもせずに批判し否定する人たちから守ってあげることも、ファンにしか出来ないのだと思うのです。だって、彼から幸せをもらってきたのはそのファンの人なのだから。
こんな暴力選手のことは嫌いになっちゃった、という人はまあその人の勝手ですが。


私が、どんなに退場回数が多くても、やっぱり暴行で刑事告訴まで検討されちゃったタフィ・ローズを、それでも愛し続けたように。


どんなに馬鹿でも、ズレータが愛しくて、戻ってきて欲しくてたまらない人はきっといっぱいいると思う。それは出場停止で打線に穴があいちゃったよどうしよう、とかそんな次元ではないはずです。

球団は「次やったら解雇」と言っています。当然でしょう。今回即解雇にならなかったことに不満を持っている方もいると思います。
ズレータのそういう人となりを知っているからこそ、前回球団は彼を信頼してくれたのだと思うし、それを裏切ってしまった彼を即刻解雇するという選択肢もあったはずですが(もちろんチーム事情から甘くならざるを得ないという部分はあるにせよ)もう一度信頼して最後のチャンスを与えてくれたものだと思い、今度こそ本当に「二度と」このような行為に至らないよう願います。
地に落ちたイメージを回復するのも大変だと思います。戻ってきてパナマウンガーをやっても、犯罪者扱いして批判する人は多いでしょう。
それを乗り越えて、また大きな歓びを与える側の選手になって欲しい。

そんな風に、思うのです。

※ホークスファンの皆さん、ファンじゃない私が出すぎたことを言って申し訳ありません。

尚、これは
殴られた金村投手が私の贔屓球団の選手じゃないから他人事だと思っているわけではありません。
殴られたのがもし岩隈であっても、もちろん間違いなく激怒はしますが、最終的には私は同じ事を言っていると思います。


ただ、加害者が昨日今日ぽっと出てきて態度も悪いわ働きも悪いわチームにもファンにも社会的にも何の貢献もしてこなかったロクでもない選手なら徹底的に断罪しますよ。そこんとこの判断基準はきちんと線引きが出来ることではなくそれこそ個人個人の中にある、「好き嫌い」も含む気持ちに左右されることです。だから、この考えは誰に押し付ける気もありません。私はこうだと宣言しているに過ぎないということはあらためて書いておきます。

私の野球選手に対する目線は多分に母性に支配されていることが多いのだと思います。
だから悪いことは悪いと叱り飛ばした後に好きな選手を庇うのは当然だと思っているし、庇うのはファンの当然の権利だとも思っています。
「この子は悪くないのよ、相手が悪かったのよ」という盲目的な庇い方は感心できないけど、彼の全人格を否定するような声から庇ってあげることはちっとも恥ずかしいことじゃない。そしてそれは彼のことを一番よく知っている筈のファンにしか本当は出来ないことなんだと思うのです。
ただ、こういう場合に加害者を庇うには、自分も批判されることを覚悟の上でしか出来ませんが。

ズレータに問う“サムライソウル”
筆者は「月間ホークス」などのライターをつとめている人。だから、身内に甘い感覚かもしれない。けれど、ファンにはこういう目線で見てやって欲しい、そんなコラムだった。


※尚、今回の一件で多くのブログなど(ファイターズファン、ホークスファン、それ以外)で様々な方向からの意見を拝見致しましたが、今回はあえてどこの記事も引用・リンクなどはしておりません。「~という意見をよく目にした」といった表現にとどめております。そういう表現は卑怯だと思われる方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、特定の個人と論争したり慰めあったりする気はありませんのであえてそうさせていただきました。

MLBの野球大会へようこそ

2006年03月14日 | 球界のあれこれ。
久々の更新です。
day by dayの方で記事にするのもなんだか鬱陶しい気がしたので、こちらに書くことにします。

さて、ワールド・ベースボール・クラシックがすでに始まっています。

こちらでは「参加決定」した時にしか記事にしていません。
WBC参加決定…だそうで…(05/6/21)

メインブログの方でも、殆ど壮行試合くらいにしか触れていない感じです。
つまり、実のところ企画段階でも実際にチームが出来上がってきても、試合が始まっても結局あまり興味は高まらなかったのですよ。
試合が始まれば結局見てしまうだろうし盛り上がるだろうと自分では思っていたのですが、オープン戦の方がよっぽど盛り上がっている有様です。

だいたい、一次予選は日本でやってたこともあり通常のナイトゲームの時間でテレビで見ることができましたが、二次予選はアメリカですからご存じの通り早朝から。


そんな平日の早朝に野球を見る習慣は我が家にはありません。

いっそトリノみたいに深夜3時とかならむしろ見るかもしれんのですが(笑)
というのはわりと瑣末なことなのでさておき。
色んなブログを巡回していると、早朝から見てた方も多かったようで皆、野球好きだなぁ。私は野球好きとしてまだまだだなぁと思った次第です。

さてそんな野球好きの皆さんが、月曜の朝っぱらからはらわたを煮えくり返されてむかむかしながら仕事や勉強が手につかなかったり見終わったら寝ようと思ったら寝付けなかったりと日常生活に悪影響を及ぼしてしまうような出来事が起こったそうですね。

【WBC】米も認めた誤審、消された1勝
王ジャパン、アメリカに“判定”負け…準決勝でリベンジだ!
なぜ判定変更!?日本 米国に敗れる

関連記事は様々あるのですが代表的なもの(主要スポーツ紙)だけを。
なお、WEB版しか見ていないのですが、スポーツ報知だけはこの関連のニュースについて共同通信社の配信ニュースしか掲載していないのが興味深いというか色々うっかりしたことが書けないのかなぁというぼんやりした感慨を持ってしまう私です。

前述の通り生では見ていなかったので、リアルタイムで見た人と後から報道で知った私にはおそらく越えられない壁があります。
というわけで、ひとまずの感想は「ま、そういうこともあるんでしょうよ」という感じだったのです。


だって、前にも書いたことだけどWBCって

MLB様が野球大会をやるぞおまいら参加しろよ

って感じの大会ですし。
十分な議論も計画も調整もせずにとにかくやってみようというドロナワな大会ですし。

少なくとも、USA国内の野球関係者にも
世界一を決める権威ある大会、たずさわることは誇りである
という意識を浸透させることも出来なかったんですよね?
選手の次に大事だと思われる「審判」がギャラでもめて参加しないくらいなんだから。

尚、今回の判定の件では特に八百長だの贔屓だの
以前、巨人に対して有利な判定をする審判を「ジャンパイア」と呼んだようなそんなことはあえて言いませんが、それでも
国際大会においては試合当事国以外の審判員を使う
なんて常識的なことすら出来なかったんですから。
そうしていれば少なくとも「故意に米国に有利な判定をした」などということは言われずにすんだわけです。質を云々言われることはあっても。

アテネでまさかの予選敗退したのがそれだけ悔しかったんでしょうか。
ベースボール発祥国としてのプライドがずったずたになったんでしょうか。
あんなことになるんならMLBの選手を出しておけばよかったと思ったんでしょうか。
主催国のMLBは、USAが1番強いということを世界(といってもごく狭いけど…)に示すことが出来ればよかったわけですよね。
だから───
あんまり細かいことは言うなってことですよ。



国際大会がもっと盛り上がるものになっていくためには、多分すごく年月が必要で。
たとえば昨年から始まったアジアシリーズみたいなのが定着して、「各国代表」とは別にクラブチームの世界一決定戦なんかもやったりして、何年かに一度でもこうして各国代表が集まって、繰り返しやっていく中で「世界一」は意味のあるものになっていくのだろうと思います。

だから、MLBが主導権を握って運営するような大会は問題があるとか、日程のこととか審判員のこととか共通ルールのこととか、

「野球で国際大会を定着させるために一体どこに改善すべき点があるのか」

ということを少しずつでも明らかにしていくために、今回のWBCは非常に意味のあるものだったのだろうと思います。

同時に、

世界一を決定するガチンコ勝負!それぞれの国の誇りをかけて!!

なぁんて幻想はこれで多くの人が捨てることが出来たのではないかとも思います。

ただのMLB主催の野球大会ですよ。
あんまり、重たく考える必要ありませんって。

これで優勝した国は、単なる「WBC優勝国」なんですから。



むしろ、イチローの気合が入りすぎててイタい…。


ま、でも日本の野球もけっこうやるぞってこれを見てるよその国の人たちに見てもらえるのは嬉しいことです。
また、今回のことで米メディアや選手たちなど、「やっぱりそれはおかしいだろ?」と発言してくれる人が多いようなのでそれも救いです。
もし、ガッツポーズの監督や「贈り物」発言の選手みたいな人ばっかりだったらあやうくアメリカ嫌いが進むとこでした。


※なお、今回のこの記事を書くにあたって、運営費や収益費など金銭や権利にからむ政治的な話は完全に頭から除外して書きました。
そこまで言及するには私は今回のWBCに関してあまり興味なかったこともあり不勉強ですし、またそういったことについては専門家やその道に造詣が深い方が論じてくださるでしょうから無理はしないことにしました。
というわけでいつもながら印象と感覚だけで書いていますのでマトハズレなことを書いてたら申し訳ありません。

今回のこと、旧態然としたNPBに対する劇薬になり得るか

2005年10月15日 | 球界のあれこれ。
さてちょっと落ち着いて考えてみましょう。

あくまでも現在の12球団(去年みたいな数合わせは不可)は最低限統廃合など許さないという前提の話です。

2004年には散々、NPBの体質について批判し続けました。
その閉鎖性、既得権益を護るための馴合い。
なんのためにいるのかわからないコミッショナー、選手やファンを「たかが」としか思わない有力オーナーに頷くばかりのオーナー会議、オーナーの意向を持ち寄って事前折衝するしか能の無い実行委員会。
ふと思いました。
そんなプロ野球を腐らせる一方の経営陣を黙らせ、球団と親会社との関係を現状から変化させる「劇薬」に今度の一件がなってくれないかなぁと。

プロ野球の公共性を訴えるなら、親会社の形態がどうであろうと、また誰が親会社になろうと、チームはチームとして存続していける、そういう形を模索する一番いい機会なのかもしれない。


去年、ファンを敵に回すと面倒だということくらいは学習したNPB。
巧みに情報を操作して「旧秩序を乱す新入り」に対する反感を煽り、「ファン」を味方につけようとしているようにも思えてきました。
ナベツネが「合併の恐れ」をわざわざ口にし、ファンの不安を煽るのもその手法のうちと考えれば、旧体制保護のための行動だといえます。
村上氏が「ファンの為」と語ることを「口先だけ」と批難するむきもありますが、今までのNPBだってファンを顧客とも思わないくせに「ファンの為」と口にしてきたんですから五十歩百歩。
去年批判しつづけてきた筈の「旧態然としたNPBの有り方」を保護する、いやむしろ前時代的な規制強化を進めるような方向に、去年痛い目にあったファン自身が向かうのは非常に歯痒いことです。

株主が複数球団の株を持ってたって別にかまわないんじゃありませんか。
そこんとこがクリアできればなにもベイスターズなど現在のチームを「処分」せねばならない事態にはならないんだから。


闇雲に村上ファンドや楽天の経済行動を「また再編か」と拒否反応を起こすことなく、もしかしたら本当の「改革」の足がかりになるかもしれないということを頭に入れて今後この問題を注視していきたいと思います。


もちろん、合併、消滅など球団数削減などという目が実際に出てきたとしたら思い切り叩かせてもらいますが。

阪神対村上ファンド(2) 球界改革との皮肉な関係。

2005年10月13日 | 球界のあれこれ。
あいかわらず経済のことはわからんスタンスで逃げつつまた村上ファンドの話。
わからんので、その是非については言わないことにします。

ではどの側面から書こうとしているかというと、こんな記事を見たから。

日刊スポーツ/まゆげのノーさんコラム「村上ファンドの行動を改革の契機に」

まゆげのノーさんコラムは、そうだよねーと思える時とそら違うやろ!という時があるものの、けっこう楽しみに読んでいるコラムです。
多分更新されたら上記urlが書換えられてしまうと思うので、一部抜粋します。

「タイガ-スの株式上場は是か非かファンにも聞いてみてください」。
 村上ファンドから投げられた牽制球に、阪神や球界は、どう対応するのでしょうか。そこから球界の改革への姿勢が見えてきます。
(略)
「改革元年」の今年。球界は本当に変わったのか。交流試合が行われたとは言え、ドラフト改革も妥協の末、時限立法でお茶を濁しています。
 喉元過ぎればで、改革もひと休み。またぬるま湯ム-ドが漂っていたのです。
 球団株の上場の問題が出てくると、根来コミッショナ-は「日本シリーズ直前に不愉快な話」と言い、各球団オ-ナ-も猛反発。
 オ-ナ-会議で上場禁止を野球協約に加えることで足並みを揃えそうです。
 よそ者の言うことには耳を貸さん、では、新しい改革は期待できません。ファンの声を聞けという村上さんの提言、阪神も球界も無視できませんよ。


ファンの声を聞け、とは思います。
それをあくまで無視して断行されたのが2004年の悲劇でしたから。
ただ、ファンの声が全て正しいとも言い切れないとも思いますが。
「球団合併」というわかりやすくある球団の消滅を示す事柄にそのファンが反発するのは当たり前なのですが、今回の件、どれだけの人が本当に村上ファンドの行動についてタイガースにどういう影響がでるのかきちんと自分の頭で考えて反発してるのか疑問。新聞各紙や、星野SDの言葉に煽られてヒステリックに反応しているのが大半のような気がしてなりません。

ただ、村上氏は案のひとつとして(そしてその道の専門家として)上場というのもアリだと思って言ってみたら思った以上にヒステリックに反応されてしまったので「ファンに問おう」という手を持ち出しただけみたいな印象はあるんですけど(笑)
ファン投票で「否」が出たら「ファンの意見を聞いた」という綺麗な形で案を引っ込めることが出来るわけだし。


株式を上場して…という事って確か、ライブドアがバファローズを買収すると表明した時や買収がダメなら新規参入をと言い出した時にも案の中にありましたよね。
経営の苦しい球団を運営するための、一つの手段としてこれは悪い案じゃなかったと思う。
経済や株式のことなんてまるでわからない私でも、そうなればバファローズの株を買うよ、と思ったもの。

じゃあ何で今回こんなにヒステリックに反発されてるのかというと、
それは「阪神タイガース」だからですよね。

「タイガースで金儲けをするな」
「球団は金儲けのために使うものじゃない」

っていうけど、だったら
「金が儲からんから合併する」という暴挙について「儲からんねんからしゃーないやんか」と冷たい言葉を浴びせてくれた阪神ファンの皆さんは今、「金儲け、結構結構」と言ってますか?言うてへんでしょ?同じ口で「タイガースは皆のもんや、金儲けに使うな」て言うてるんでしょ?人の痛みを思いやることも出来ないくせに。

あー、ちょっと怒りが蘇ってきて話がそれた。
いや、いくら私でも球団そのものが運営するための「儲け」と、私腹(?w)を肥やす「儲け」は違うっちゅうのはわかってますけどつい言ってしまいました。失敬失敬。
去年の騒動の時に周りの阪神ファンに随分痛めつけられたので根に持ってます。そんな人ばかりでないことは充分承知しておりますので勘弁して下さい。
話逸れついでですが、去年優勝しそうなのがドラゴンズでなくタイガースだったとしたら、多くのタイガースファンは古田コールが出来たのか?と今でも思う…。ドラゴンズだからあの程度の反発で済んだんだと思いますわ。

だいたい、「野球で金儲け」自体はどこが悪いことなんかわからん。実際便乗商法でおこぼれに預かってる企業や商店はバカみたいにあるわけですし。
タイガースの価値によって儲かる人がいる、それ自体はけっこうなことじゃないですか。

タイガースにとっては資金調達のための上場なんて必要ないだろうし「ドル箱」だからこそ弊害の方が大きいかもしれません。甘い汁には悪い虫も群がるもんですから。
でも、タイガースに適さない方法だからってその為に、経営が苦しい球団の運営の一つの選択肢として有り得たかもしれない「上場」の道自体をこれで簡単に閉ざしてええもんか、疑問に思います。

「改革元年」と言われてスタートした2005年。

この年の終わりに、この一件が起こって、
「つまり球界は何処も変わっていないのだ」
と証明することになったのがなんとも皮肉な思いです。

自社株があんなに買われているのに気付かない阪神電鉄、
既得権益の危機を感じて是非をじっくりと論じることなく猛反発する球界、
下品な暴言を繰り返すナベツネ、
マスコミやカリスマに踊らされて本質を見失いがちな「ファン」。

本気で改革する気があるのなら、例えば上場ひとつにとっても「是」か「非」かと即答えを出すのではなく、ひとつの改革の足がかりとしてじっくりと検討していく姿勢というものが見えてしかるべきなのではないでしょうか?

つまり、
本当は誰も、2004年の悲劇を無駄にしないように球界そのものを変えて行く、なんて意識は持ち合わせていない、ということです。
これでは、せっかく心の焼け野原に生えたペンペン草も枯れるっちゅうもんです。

色んなところで繰り返し言ってきたことですが
「球界改革」とは「お客さんに飽きられないようにイベントをいじくる」ということでは決してないのですから。



どうせ追い出すなら村上ファンドを裸にしてから放り出せ:なにわっち's Weblog

村上…というと…

2005年10月05日 | 球界のあれこれ。
とりあえず「嵩幸」と答えるというのは仕方ないとして。

お恥ずかしい話ですが、わたくし、いい年をして経済の話は全然わかりません。
なので、多分他地方に比べて関西ではものすごく大騒ぎなんだろうなーと思われるむらかみふぁんどがはんしんでんてつのかぶをいっぱいかってたいがーすにくちだそうとしてるみたいとかいう騒動ももうひとつピンとこないのが正直なところ。

だから、これがタイガースや球界にどういう影響を与えるものなのか、ぜんっぜん自分の意見がもてません。

(大人として恥ずかしいだろ。開き直らずに勉強しろよ。ととりあえず自分でつっこんでおきますので勘弁して下さい(笑))


そんなわけで、スルーしようと思ってたんですよこの話題。
だって自分の意見が書けなきゃイミないし。
でも一応記事にだは目を通していたんです。
何が飛び出すやらわかりませんからね。
今朝はたまたま紙面で読んでたサンスポだかスポニチだかのコラムで、村上ファンドの後ろにミャーウチのカゲが

って
またオマエかよ!

というような事態にいつなるかわかりませんので一応監視がてら。

ただ、「これってそんなに大騒ぎするような大変な事態なん?よーわからんけど」と暢気に読んでいるうちに

「なんかわからんけどだんだん腹たってきた」

と思って。
なにに腹たってるんだろう、とゆっくり考えてみようと思った矢先です。



narukoさんとこでこんな記事を拝見しました。


キモのとこを抜粋させて頂きますと。

つい昨年、まさにその「儲からない」という理由でファンを無視した球団合併を許したのはどこの誰でしたっけ。

これだ!
こう胸がモヤモヤしてたのはこれなんですよ!
narukoさん、スッキリしました。ありがとうございました。


「公共のもの」「ファンのもの」なのは「人気のあるタイガース」だけの特権なんじゃないですよ。
「公共のもの」というなら、プロ野球全体のことでしょう?
(現実的には球団は親会社のモノなんですけどね)

それを、去年は会社の経営の問題なんだからとスルーさせておいて、自分たちの足元に火がついたからってそんなこと言い出したって説得力ないっちゅうの。

星野SD激怒「タイガースは公共のもの」
阪神上場は、プロ野球協約の想定外…
協約キタ----!!!
なにがファミリービジネスじゃ!!!舌引っこ抜くぞ!

さて、
経済のことは何度も言いますがよぉわかりません。
ただ、こりゃ多分はっきりしてるなと思うことがひとつあります。

「阪神タイガース」は「阪神タイガース」だからこそ、価値がある。
「阪神タイガース」という名前。
多少のデザイン変更はあってもタテジマのユニフォーム。
甲子園という本拠地球場。
たとえ経営者が変わっても運営のありかたが変わっても、これらを損ねてわざわざ価値を落とすことはないだろう、ってこと。


本音の部分では色々言いたいことはあるけど、関西圏と言わず絶大な人気があるのは事実です。
それにたかって甘い汁を吸いたい人が増えただけです。
だから今度のことで───あくまで短期的な話ですが───タイガースが急激に大きく変わるなんてことはないんじゃないでしょうか?



ただ何か素人なりに心配ごとがあるとしたら。

「タイガースがどこかの球団を吸収する」という可能性はないのでしょうか。。
去年合併という名で一つの球団を吸収した球団は、戦力補強が手っ取り早くできたかもしれません。
タイガースはそんな方法で補強せねばならないほど戦力には困っていませんが、「その先の目的」のために、うんと言わせるための人員配置をしてたとしたらやっかいですよね。

やはり経済のことはわからんーなどと逃げずに見ておかねばならないのでしょうか。
やれやれですね。

【追記】
ナベツネが怒ってるとこみるとこっち方面ではないのかしら。
でもみゃーうち方面の可能性はあるんだよね?

とりあえず公式戦も日本シリーズも残ってるのに選手が可哀想だ…。

【きょうろぐ】 球界改革についてのファン意識調査(7/21追記あり)

2005年07月20日 | 球界のあれこれ。
普段はday by dayの方で楽しく参加させて頂いています今日から野球ファンになった人のためのブログさんの企画ですが

球界改革についてのファン意識調査

というテーマなのでこちらで扱わせて頂きます。

本当は企画がアップされた時点ですぐに取り組もうと思っていたのですが、3連休はキッカワ祭りだったため(笑)出遅れてしまいました。

「各論編」というのがまた追ってあるそうで、今回は「総論」としてアンケートのような形式になっています。
設問に対しA・B二つの答えが用意され、いずれか自分の意見により近い方を選択した上で自分の意見を付記するという形で回答していきたいと思います。
※7/21 7番の回答が抜けているのを発見(笑)追記しました。


1.FA制度はよい制度だと思いますか?
A、金本が阪神に来たり良い面もある。選手の意思が尊重されていい。
B、金があるチームに選手が集まるのでつまらない。ないほうがいい。

基本的には
FAは本来、働き場所のない選手が新天地を求めて自分の意志で移籍する権利であるべきだと思っています。が、現状は一部の選手が高年俸を求めて条件のいい球団へ移籍するための制度になっています。
再契約金だとか補償だとか「お金のかかる」ルールになっているため球団にしても資金が豊富なところが有利な制度になっています。
「FA」という制度そのものよりもそのルールに問題があるのだと思います。


2.ドラフトについて。逆指名(自由獲得含む)は良い制度だと思いますか?
A,ホークスやスワローズ(の先発)とかうまくやればよいチームになる。
B、やっぱり金の問題が・・。不人気球団にはいつまでも良い選手がこないので不公平。


結局これが一番「裏金」の温床になっているのでは…。


3.ドラフトについて。かつて行われていたくじ引きは問題があると思いますか?
A,選手には悪いがドラマがあって面白かった
B,くじ引きで人生決めるのはいくらなんでもバカにしすぎ。

かな、悪いけど(笑)
ウェーバーにしろくじ引きにしろ、FAのルールを正常なものに整備した上で期間を短縮しそれとリンクさせるべきだと思います。
FAが現状のままなら運だけで就職先を決められた上にFAの期間は長いわよっぽどの選手でなきゃ利用できないわではやはり選手が可哀想。
でも出来れば「NPBに就職して球団は配属された部署」くらいのつもりで入ってきて欲しい気はちょっとするのですが(苦笑)※これ、全然違うの判ってて言ってますのでつっこまないで下さいw


4.ドラフトについて。完全ウェーバー(弱いチームからいい選手が取れる)は良い制度だと思いますか?
A、戦力均衡のためには必要
B,弱いチームに戦力を与える・・って甘やかしてないか?そもそも育成能力がないから最下位なんだって。

Bには同意できないので
完全ウェーバーにしたからって本当に戦力が均衡するかというのは懐疑的ではあります。
ただ「育成能力がなくても即戦力で使える大物新人」という選手が自由獲得枠などの制度では人気チームや金の積めるチームに集中して「不均衡」を齎しているのは事実ですから、少なくともそれに比べれば「均衡」に近づくことは出来るでしょう。
本当は、新人の(アマ時代の)良し悪しくらいで戦力の均衡不均衡を左右されるのもなんだかなぁとちょっと思ってます(笑)
それこそ名もない原石を発掘してくる眼力スカウトをもち、その原石を大物に育てられるチームの方が私なら応援しがいがあるんだけどなぁ。


5.選手の年俸は高すぎると思いますか。
A,今の時代に一億、二億って。一般人と比べてかけはなれすぎ。
B、芸能人や他のスポーツ(海外)と比べれば、妥当な範囲では。

基本的には
スポーツ選手の年俸を一般のサラリーマンなどと同列に語るのがそもそも間違っています。
実業家なら「一般人」でも年収一億二億なんて珍しくないし。
が、実はBの芸能人や他のスポーツと比べれば、という相対論もどうかと思います。
一部を除く球団が多く経営難だというのなら本当の「身の丈」というのはどのあたりが「妥当」なのかよくわからないので。
選手も生活かかってるでしょうから(その上寿命の短い業界だし)譲りにくい部分ではあると思いますが…
「金積めばイイ」系の球団のやり方に踊らされて、まるでバブルはじけたばかりの頃の日本を見るような(苦笑)


6.「野球人気の低迷じゃなくて巨人人気の低迷」だと思いますか?
A、巨人がヤバイだけ。
B、いや、野球全体でしょう


以前に比べて目に見えて人気が低迷してるのは巨人だけだということ。
昭和の時代スポーツで人気といえばプロ野球と相撲とプロレスだったわけですが、その中でいえばプロ野球はまだ頑張ってる方だと思うけど(笑)。ON時代、巨人V9時代を基準に「人気低迷」というならナンセンスにも程があります。
巨人の人気低迷をプロ野球の危機と大騒ぎするのは時代遅れ。巨人戦に人が全然入らなくなっても、地上派の視聴率がもっとどん底になって今の放送数の半分や1/3になっても、全体ではやっていけるシステムを作るべきだったのにいつまでも巨人人気に頼ろうとするから皆コケる状態になる。
繰り返しますが「人気」が劇的に落ちてるのは巨人だけです。「人気」で言えばパは上がってるし、巨人や阪神にぶら下がり状態のセも昨日今日劇的に人気が落ちたりしてるわけじゃないと思いますけど。
※この設問は「人気」ということなのでこういう回答をしています。
野球界が危機的状況であるということは間違いないと思います。


7.日本人選手のメジャー流出についてどう思いますか?
A、本人の夢だから。応援するよ!
B、猫も杓子も行きすぎなんだよ!そこそこのやつは日本でがんばれ。

といいたいとこですがBの気持ちも実は強いです。
私は基本的にMLBに興味のない人なので、日本のスター選手がどんどんあっちに行ってしまうと単純に寂しいです。でもまぁ向こうでやりたいっちゅうものをすがり付いて行かないでぇっつうのも大人気ないのでガンバレと。
ただし、しょーもないルールでもルールなんだからその範囲内でやって欲しい気はする。あんまりやりすぎるとファンも応援する気なくなるってもんですよ。


8.チーム数はどのくらいがいいと思いますか。
A、12が一番。
B、16は欲しい。
C、10か8が適当だが減らし方が問題。


長期的には、ということで。
球団数は多い方がいいです。
各都道府県に1球団ずつあってもいいくらいだ(笑


9.プレーオフ。セもやったほうがいいですか?
A、3位まででやるかはともかくなんらかのプレーオフはやるべき。
B、今までどおりで結構。独走もあれば混戦もある・・それが野球。

う~ん、かなー。
パのプレーオフの方式には色々と見直してもらいたい部分はたくっさんあるものの思ったより面白いので続けてもらっていいんですが…
セはどっちでもいいなぁ…(そんな投げやりな)



以上です。ぜえぜえ。
とかなんとか言ってるうちに、オーナー会議では
分離ドラフト決定、10月3日に高校入札とか、結局方向の一本化もできずに妥協しちゃった結論で多くの若者の将来を左右しちゃうという進歩のないトホホさを晒してをります。
時間があればこのあたりにもゆっくり触れたいのですが…つ、ついていけん…orz


・ちなみに「きょうろぐ」管理人・しけたろうさんのご意見はこちら。

野球五輪種目から外れる

2005年07月09日 | 球界のあれこれ。
ロンドンでの開催が決定した2012年オリンピックにおいて、野球とソフトボールが種目から除外されるというニュースです。

2012年五輪で野球、ソフトボール除外
野球除外、世界的な普及の低さが致命的

関連記事は山ほどあるので割愛しますが…

まずは「見る側」として難しいこと抜きで正直なことを言いますと

ぶっちゃけ、どーでもいい

別に世界一になりたいとか思わないし、世界中に強いチームがちらばってて世界大会をやってもスゲー盛り上がるサッカーとかと違って、目立って強い国が濫立してるわけでもなく「世界大会をやるぞ」といわれてもたいしてワクワクしないんですよね。
色んなとこで何度も書いていますが、始まってしまえば応援するんですよ。中継も見ます。
でもそれは普段応援したり対戦したりしてるメンバーがひとつのチームになって試合をしているというシチュエーションが嬉しいだけなんですよ。
そういう意味では、オールスターとかオフの東西対抗とかと私の中での位置づけはあんまり変わらないんですね。
選手の真剣度という意味ではもちろん格段に違うので、プロが普段以上に必死のプレーをしてくれる姿を見るのも楽しい。
でもそれだけ。

結局、本音でいうと私は野球が国際的なスポーツになることと、国内の野球が発展するか衰退するかということは切り離して考えているのですよね。
だから、五輪種目から外れようとWBCに不参加になろうと、そのせいで国内の野球が衰退するとは思っていないんです。

だって、
五輪でもWBCでもいいけど
日本が仮に「野球世界一」になったとしても、国内の球団の「統廃合」だの「新規参入」だのはやろうと思えばいくらでも出来るじゃないですか。
つーか、むしろ国際大会で勝つために積極的に「球界再編」を推進させようなーんて動きが出てきてもおかしくないと思うのね。
今この記事を書きながら思ったことだったんですけど。

国内のリーグ戦を健全に行うことが出来ない業界の癖に国際大会をやろうなんて片腹痛いんすよ。
カリスマ性があるってだけで監督手腕が「?」の人をシンボルよろしく監督に据える世界ですから、真剣に世界一になる気なんてほんとはないんでしょうから。

そんなことより、(こういう言い方は好きじゃないけど)まがりなりにも野球先進国だろう日本は、競技で世界一を決めたいなら、まず野球が普及していない国や地域に野球を伝えていく義務があるんじゃないんですかね。
普及度が低いのは本当なんだから五輪競技から外されるのはある意味当然でしょう。
しかも、開催地はロンドン。
アメリカ生まれのスポーツの流行らないUKですからね(笑
五輪競技として復活させたいんなら「普及度が低い」なんていわせないように努力するのが野球大好き国の責任ってもんじゃないですか。
野球なんて、現代において爆発的に流行するようなスポーツじゃないんです。
日本に野球が広まった時代とは違うんですから。

おっと話がそれた。

こんなわけで、
五輪種目から除外されること自体はそんなわけであまりたいしたことと受け止めてはいませんが
「これで野球の衰退に拍車がかかる」
という暗示にかけるような報道や著名人の言動がどうにも気になります。
その先になにがあるんでしょう?



ソフトボールが除外されたことに関しては素直に残念に思います。
アマチュアスポーツにとっては五輪は本当の晴れ舞台なのですから…。


TB先:

にわか日ハムファンのブログ:ナベツネの高嗤いが聞こえる:五輪から野球除外
なにわっち's Weblog:「野球・ソフトボールが五輪種目から除外」は当然の成り行き
ざわ とーく:ロンドン五輪 野球が消滅
SEABLOGスポーツ:野球オリンピック落選とコミッショナーの使命感