「来年」を失わないために。

……来年があるってことは、ものすごく幸せなことやねんで。

ジャイアンツファンの人が気の毒になったここ数日。

2005年07月15日 | ナベツネお断り
見る気もないのに巨人戦が流れてたりする我が家ですが(笑)

数日前ですが、現在5位で首位と11.5ゲーム離れて「札幌」なもんだから
メークドラマ再び!
とか一生懸命煽っていたりするアナウンサーの声を聞いてると



………フッ。



と鼻で笑ってしまっている私がいるのは確かです。

タイガースがこのまま突っ走るかどうかというのは夏場に失速しやすいタイガースということもあり判らないし、ドラが復調してくる可能性もあるし、縺れてきたらいつの間にかそこにいる燕という不気味な存在もあるし、実は今一番上昇機運が高まってるのはベイなじゃないかという気もするわけですよ。
あ、すんません。とりあえずGより上にいるチームのことばかり書いてしまいましたが、GがCにころっと追い抜かされて最下位転落、の方がGが逆転Vするより可能性として大きいのは言うまでもありません。
でもそれらをおしのけてGが優勝するなんて考えるのはファンくらいなもんでしょう。

もちろん可能性はゼロではないから、ファンはそう信じて応援したいものだと思うのですよ。
上位チームが順調に潰しあってる間にもしGがものすごい連勝でもすれば、ということはありますよね。ただ今年のGにそこまでの力があるかどうかは疑問だというのはさておきです。

ファンっていうのは可能性が限りなくゼロに近づいても、「もうムリムリ」と口ではいいながらも、「奇跡」が起こることを心のどこかで信じているものだと思うんですよ。



前置きが非常に長くなりました。
そんな健気なファンの心を踏みにじる発言が当の讀賣さんからぽんぽん出てるという話です。
もう既にあちこちのブログなどで話題になっていますので今更という感じもしますが、こういうカテゴリを持つブログとしてはやはりちょろっと触れておきたいと思います。

7/12 巨人渡辺会長、信じるのは奇跡のみ?
しかし逆転優勝を信じているかの問いに「信じると言ったら頭狂ったと思うだろう。奇跡があるかないかだけだよ」とほろ酔いながらも冷静に現状を見据えていた。

7/13 「どん底まで行け」巨人渡辺会長不快感
すると「中途半端よりどん底まで行ったほうがいい。反省せん、みんな」と、ふがいないチームに連夜の激辛コメントを浴びせ、不快感をむき出しにした。
 前日11日は「(逆転優勝を)信じていると言ったら頭狂ったと思うだろう」と、V逸を覚悟しているかのような発言をしたばかり。全権を委任されている滝鼻オーナーは「そんなこと言っちゃいけない、と言ったら怒られたよ。おれとお前は言うことが違うんだって」と苦笑いを浮かべるしかなかった。


7/14 巨人渡辺会長「とことん落ちないとだめ」
「とことん落ちないとだめ、反省しない。再建策は考えてるけど、君たちに言ったらつぶれる」
滝鼻卓雄オーナー(65)は「早いうちにピシッとやる。設計図を決めて何とかしないと野球人気がおかしくなっちゃう」と危機感を募らせた。具体的な強化策については「投手陣の構築の失敗だろ。分かっていながらそのままにせざるを得なかったんだから」と話した。


7/15 堀内監督見限られた、巨人今オフ大粛清


各紙拾うとえらいことになるので(笑)とりあえずニッカンばっかり拾って見ました。

7/12の記事は他紙に比べてソフトですね。他紙は「バカ」とか書いてますから。本当はどっちも言ったのかもしれませんけどね。
それにしても、経営者側の人間として、そんな奇跡のようなことを信じて手を打たないのは愚かなことだとお思いなのかもしれませんが、アンタとこのお客さんがそれを信じて応援してくれてるのにその発言はイカンでしょう。いくら酔っ払いでも言っていいこと悪いことが相変わらずわかってないようです。

7/13の「反省せん、みんな」の「みんな」って誰を指してるんだ?
一番反省せなアカンのはアンタを含むフロントちゃうんかい?
しかし、滝鼻オーナーが「そんなことを言っちゃいけない」と嗜めたら叱られた
というのが救いようないですね。


私はジャイアンツファンではないので、チーム内をあれこれするのは極端な話お好きになさい、と思うのですが…
こちらさんの場合、自分のチームを再建するのにヨソのチームに迷惑(笑)をかけることが多いのでどうも目が離せません。
さっそく飛ばしかなにか知りませんがカブやら谷やらいう話も出てます。
全然懲りてねぇな(苦笑)
目先の数年捨てても若手を育てた方が長く強くて魅力的なチームが作れるということを、王さん、説教してあげて下さいよw


ジャイアンツファンのめたかさんからまたまた巨人ファン限定企画が出ています。
渡辺氏を謝罪させよう!(これも巨人ファン限定企画)
善良なファンなら怒って当たり前ですよね。

そんなわけで、ナベツネ復帰正式決定

2005年06月24日 | ナベツネお断り
すでに内定していたことで、株主総会と取締役会で承認されるだけだったんだからある意味「そりゃまぁそうでしょう」なんですが…

渡辺会長「巨人再生」へ意欲(ニッカン)
渡辺前オーナーの会長就任を承認(スポニチ)
こちらはほぼ事実だけを伝える範囲の内容です。

【新しき風】渡辺・巨人前オーナーの球団会長正式決定 (サンスポ)
何が「新しき」やねん
何箇所か抜粋してみましょうか。
 昨夏、当時明大の投手だった一場(現楽天)への不正スカウト活動でオーナー職を辞任。約10カ月でのスピード復帰には批判の半面、陰りの見える巨人人気復活の起爆剤として期待を寄せる声があるのも事実だ。
「早すぎる復帰に対して批判がある」ということを書いているところって実はあまりありませんね。
「陰りの見える巨人人気復活の起爆剤」になるとはとても思えないどころかさらに失望を呼んでいるのではないか───
とは思いますが、実際に「起爆剤として期待を寄せる」人も確かにいるようですし。
起爆剤にしてはものすごく危険な劇薬だと思うんですけどね。
ここ数年、FAなどで大物選手の補強を続けてきた巨人だが、渡辺会長は最近になって、周囲に生え抜き、若手野手の台頭の必要性などを訴えているという。
今までのことを棚に上げて自分の頭で考えたように言うんでしょうね。
 阿部を除く主力野手はいずれも30歳を超えている。サッカーファンに比べて野球支持派は年齢層が高いといわれるが、新しい、若い世代の活躍が若年層ファンの開拓にもつながる。その意味で選手としてのピークを過ぎた選手が多い巨人は、チームとして大きな岐路に差しかかっている。そのことに渡辺会長が気づいていないはずはない。
それで、自分が金にあかせてかきあつめた選手たちはお払い箱にしていくんでしょうか。普通~に彼らの行く末が心配になります。

まあ、本当にジャイアンツ内部のことだけやるんなら、ある意味それはチームのことなので…ジャイアンツファンの方が支持できる内容か否かはその後の話としてかまわないかもしれんのです。
(個人的には二度とあの顔は見たくないんですけどね。)
でも、この人の場合
巨人だけじゃなくて球界全体を自分の思い通りにしないと気が済まないようなので問題なのだということを再確認しておきたいと思います。

プロ野球全体の人気なんかは実はどうでもよくて、「その中で俺の球団が一番人気もあって強い」のであることを目指しているにすぎないんではありませんか。

記者からあそこまでのぼりつめた人間ですから、自分が扱おうとする業界の「法律」を隅々まで把握したり抜け道を見つけたりするような才能には長けているんでしょう。
でも野球協約を熟知することと、ファンの支持を得る=ファンの心を知ることは全く別のこと。

多くの球界の「おえらがた」はそれがわかっていない……。

ともかく、正式に讀賣巨人軍代表取締役会長(←どう考えてもオーナーより上そう)に就任しちゃった渡邊恒雄氏が、球界全体につまらん騒動を起こさないよう、小さな兆しも見逃さないよう、見つめていきたいですね…やれやれ…。


*関連エントリ*
渡邊恒雄球界復帰──暗雲たちこめるプロ野球。空が見えないよ…。
【巨人ファン限定参加企画】アンチナベツネ巨人ファン宣言!
ナベツネ復帰を問うアンケート結果。

ナベツネ復帰を問うアンケート結果。

2005年06月23日 | ナベツネお断り
こちらの記事でも紹介させていただいた、ざわ とーくさんの渡邊恒雄氏讀賣巨人軍会長就任(球界復帰)についてのアンケートの集計が発表されています。

渡辺前読売巨人軍オーナー復帰について…
(詳細はこちら

今こそ、広くファンの声を聞く時ですよ。



そんな株主総会は、今ごろ行われているんでしょうかねぇ…。

【巨人ファン限定参加企画】アンチナベツネ巨人ファン宣言!

2005年06月16日 | ナベツネお断り
ここを見てくれるジャイアンツファンの方がどれくらいいらっしゃるのか、非常に懐疑的になったりはいたしますが。
興味深い企画なのでご紹介します。

【巨人ファン限定参加企画】アンチナベツネ巨人ファン宣言!
(スポーツが好きです@SeesaaBLOG:めたかさん)

ナベツネお断りは大多数のプロ野球ファンの共通認識のような気はします。
が、他球団のファンがいくら騒ごうと、讀賣グループの人事と言われればそれまで。
なんらかの影響力があるとすれば、やはりジャイアンツファンの皆さんの声です。

残念ながら私はジャイアンツファンではありませんので(笑)この企画には参加できませんが、心あるジャイアンツファンの皆さん、あなたの声でナベツネを引き摺り下ろして下さい!

渡邊恒雄球界復帰──暗雲たちこめるプロ野球。空が見えないよ…。

2005年06月15日 | ナベツネお断り
※この画像はジユウノツバサ横浜式(佐々木大悟さん)から頂戴しました。

「プロ野球改革元年」と殊更喧伝するマスコミ。
その度に、傷口を広げて塩を塗り込まれているような気分がしている今シーズン。

なにが改革元年だよ。
遅いよ。
今更改革されたって、殺されたバファローズは帰ってこないんだよ。
そんな言葉を噛み殺しながら、
それでも新しいチームを応援しはじめた今シーズン。

改革元年とか言うけど、イベントが変わっただけで
大事なことはなにも変わってないじゃない。
それでもちょっとずつ変えていけることがあるのかもとも思った今シーズン。


こんなに遅すぎたのに、旧体質へ一気に引き戻される気がしたニュース。




巨人、渡辺前オーナーの球団会長就任発表(ニッカン)
巨人・渡辺前オーナーが会長に…辞任後わずか10カ月 (サンスポ)
渡辺前オーナーが代表取締役会長で“現場復帰”(スポニチ)
渡辺前オーナー 10カ月で復権(デイリー)
渡辺前オーナー 巨人会長で復帰(報知)
「巨人軍は今歴史的な危機を迎えています。このため、読売グループ全体が一体となって、この難局を突破し、巨人軍の再生、復活を果たし、そして優勝を勝ち取らねばなりません。広く全国のファンの皆様の意見を聞き、これを球団現場に伝え、またグループ各社の強力な巨人支援態勢を確立するため、私は巨人軍の経営に復帰、参画することにしました。私は、読売グループ本社の代表取締役会長であるにもかかわらず、オーナー辞任のため、巨人軍取締役会にも出席できなくなっていました。この不正常な関係を解消する必要もありました。旧知の各球団首脳の方々とも、球界改革について、親しく話し合いたいと思っています。球団現場の最高指揮権及びプロ野球機構に対する代表権は、これまで通り滝鼻オーナーにあることを付言します」


くっそー、胸がムカムカする。
なんだか言いたいことがいっぱいありすぎて何から書けばいいのかわからないので書くのは保留していたのですが、やっぱり考えはまとまりません。

このニュースひとつで、これだけ暗澹たる気分にさせてくれるんだから、さすがナベツネ様の存在感は格が違いますわい。


以下のサイト・ブログでナベツネ復帰に関するアンケートが実施されています。

ざわ・とーく
習慣ベースボール


※この記事は私のメインブログ「day by day」からの転記です。