「来年」を失わないために。

……来年があるってことは、ものすごく幸せなことやねんで。

その後の楽天TBS問題についてちょっと【追記あり】

2005年12月09日 | ベイスターズを守れ
さぼってました。
というより、「記事にする気がおきなかった」というのが正確でしょうか。
まずは球団合併の目はなさそうだという時点でこの問題に対するモチベーションが大幅に低下したのは否めませんが、それ以上に色々と思うところがありまして。
報道には目を通していますが、それについていちいち書いていくのが少しばかばかしくなっている、といったところです。

ひとつ後悔しているのは、記事にはしなくても関連ニュースのURLくらいその都度拾っとけばよかったということです。
あとから探すのは大変。
というわけで、ソースなしで記憶だけで突っ走ります。

以前の記事の繰り返しになることも多いかと思いますが。


最初、私自身も頭をよぎったことでしたが
楽天がTBSと経営統合をもちかけたりするのは(楽天そのものがそれに積極的に荷担しているかどうかはまたその先の話として)去年球界縮小再編に失敗した勢力によってまた球団合併という話に利用されるのではないかということが一番の懸念でした。

しかし、その目はない。

その流れで出てきた話なら、爺さんどもは喜んでこの話にのっかったハズだと思うんです。協約なんて自分たちの都合のいい解釈しかしない連中ですから、「協約違反」などどうとでもなるんです。
だって、「もうオーナーでもない」あのお爺さんが仰ってたじゃないですか。
村上ファンドでごちゃごちゃしたときに。
「協約をちょっと変えるだけで対応できる」って。
協約をちょっと変えることなんて、なんとも思ってないんですよ。

なのに、こっちの問題に関してだけは判で押したように「協約違反」「協約はなんとしても遵守しなければならない」のオンパレード。

去年のことを思い出してみてください。

球団合併なんて蛮行を行うのに、そのこと自体に関しては形式的な承認を行っただけで、なんの議論もしてこなかったのがNPBなんですよ。
自分たちに都合のいいことにはとことん甘いのがNPBなんですよ。

だから、少なくとも楽天は球界縮小再編勢力とは組んではいないんでしょう。
(他の勢力で球界を牛耳ろうとか、そういう意図があるかないかは知りませんけど)

ということもあり、やたら「野球協約」をタテに楽天を批難することがひどくくだらなく思えるんです。

私は実はこの問題に関しては三木谷社長に対しては「野球のことは二の次ってゆうか考えてなかったやろ、アホやな」程度にしか思っていませんでした。
しかしここへきて、協約は時代遅れだ、業界を取り巻く環境に応じて常に議論を重ねて改正を加えていくべきものだ───という三木谷氏の主張は、少なくとも私には非常に真っ当な主張だと思えます。
(イーグルスのオーナーとしての三木谷氏のやりかたには全否定こそしませんが全肯定ももちろんできません)


何度も記事に書いたように早い段階から私は今回のようなことが起こってもそれぞれの球団に影響を与えないような方法や協約の改正を求めたいというスタンスになっていましたが、そういう意見は依然あまり聞きません。
でも今の時代、仮に楽天がTBSから手をひいたからって、それで問題が解決するとはとても思えないしこれからも同じような問題は出てくると思います。その都度該当する球団のファンが不安な思いをするようなことは避けなければならないんじゃないんですか?


ここらで本音を言わせて頂きますが、

横浜"TBS"ベイスターズを守りたいのはわかりますが、
その気持ちが行き過ぎるあまり単なる楽天バッシングになっていたり
「楽天はイーグルスを手放せ」
という論調になるのが私は我慢できない。

1シーズン目を終えたばかりのイーグルスは確かに親会社が変わってもさほど大きな影響はないかもしれない。
でも、「チームの顔は変わらず親会社が変わるだけ」で済むとは限らないということに関してはTBSベイスターズと同じです。

それとも、「自分のチームだけ守れればいい」んでしょうか。
「楽天」なんかのチームを応援しているファンは不安な思いをしても当然なんでしょうか。

あのオーナーはちょっとなぁと思っているファンは多いけど、イーグルスの姿が大きく変わるならそれは嫌だと思うファンだって多いはずです。
中には楽天にイーグルスを手放して欲しいと思っているファンの方もいらっしゃるようですが、楽天が売却した先の企業が理想的な運営をしてくれるなんてことは保障されてはいないんです。
少なくとも私は文句を言いながらでも、楽天にはイーグルスと一緒に「親会社としての成長」をして欲しいと思っています。

【追記】
どうも勢いで書いたせいでちょっと言ってることが破綻してる気がしてきた。
私は「売却」という選択肢はきちんと吟味すればアリだと思います。
「現在の親会社」に球団経営に対する熱意(だなんて感覚的な言葉を使っていいものか迷うが)が全く見られず、もっと熱意をもって運営してくれる先へというなら、絶対阻止せねばならないものではないと思っています。
だから「楽天」がいつまでも1年目のようなやり方で球団の成長をむしろ阻害するような経営をするならやはりいい売却先を見つけてくれという意見に変わると思います。が、親会社も球団経営は一年生だったわけですから、これから成長する可能性はまだあると思っています。
私が憤っているのは、
「ベイスターズがどこかに売却されることを絶対阻止したいと思っている人たちが、他球団に対しては同じことを求める」
「親会社を攻撃することによってその結果を導きかねない運動を推進する」

という部分なのです。
【追記】



そういったことで私は非常に失望しております。
ここを長らく放置することになってしまったのはそのためです。


というわけで、本日をもって当ブログは
BayStars Alliance~横浜同盟~さんへのリンクは外させていただきます。