最近の讀賣渡辺会長の発言録です。
10/14
渡辺会長 新たな球界再編を“予告”(スポニチ10/14)
10/19
巨人渡辺会長「三木谷氏は横浜売る」(ニッカン10/19)
10/21 実行委員会─楽天以外の11球団が「協約違反」
10/25
巨人渡辺会長、ホリエモンは広島買収必死(ニッカン10/25)
巨人渡辺会長「ホリエモンの背後に武部」(同)
10/26
巨人渡辺会長、TBS抑える前に売却話失礼(ニッカン10/26紙面)
10/28
渡辺G会長「オレの生きている間は」12球団・2リーグ制堅持(サンスポ10/28)
最近、(楽天-TBS問題について)思うところがあって何も書かずに経過を見ていたわけですが…
いつものように「いい気分」で口を滑らせているのか、意図して発言しているのかはわかりません。
が、おそらく「ウラ」では目まぐるしく状況が変化しているのではないかと思わせる発言の二転三転ぶりです。
最後の発言が面白い。
「12球団2リーグでいくんだよ、しばらく、オレの生きている間は!」
12球団2リーグとか1リーグとか、それを決めるのは自分だ
と胸を張って言ってしまっています。
数々の発言を見ていると「盗人たけだけしい」という言葉が頭の中をぐるぐる駆け回るのですが、つまりこれは
球界の行く先を決めるのはコミッショナーでもオーナー会議でもなく、渡辺恒雄その人だ
という球界の実情を本人がはっきり認めたことになります。
球界が本当の改革を進められないわけですね。
あー、いっそ本当にハゲタカリーグ作って脱退したい。もうあんな爺さんどもの支配するどうにもならないリーグおさらばしたい(本音)
さて、ハゲタカリーグだの除名だの放言した直後にこの「俺の目の黒いうちは12球団2リーグ」発言。
だいたい1リーグ論者は宮内オーナーの方であって、讀賣さんにはどっちでもよかったのかもしれません。
その宮内とは去年は組んだけどもともと仲が悪いわけで、ドサクサ紛れに宮内の名前を出して反感を煽っているところをみるとやはり「除名してでも追い出したい」のは宮内でありそれが本当の本音だったのかと思えます。
が、昨年思う通りにことが運ばなかったのは「たかが」選手とファンの声によって世論が思ったのと反対方向にいってしまった。だから、「12球団2リーグ」というキーワードを出してファンからの批判をかわす作戦に出たのかも。
そうまでして、
「『楽天』や『村上ファンド』などという従来の理屈で支配できない勢力が球界に入ってくること」を阻止したいのではないでしょうか。
爺転がしのうまい三木谷のことですから、おそらく昨年の参入審査の時には上手に爺様方の機嫌をとって、ひそかにツメを研いでいたのではないか。その点においてはそれにまるめこまれた爺様方の負け。
しかし、
既存の協約が時代に即しておらずむしろその改正を考慮すべきなのに、ファンも含めて「協約を遵守すべき」で『楽天』を攻撃する側に回っているのが現状です。
その点では昨年学習して早い段階からファン感情を味方につけるように扇動したこれは老獪な爺さんどもの勝ちです。
楽天がTBSをターゲットにしたことは、野球と切り離したところで議論すべきことで正直そんなことは(ライブドアとフジテレビの時もそうしてスルーしましたが)私には興味のない話です。
実際にライブドアとやりあったフジテレビや、他のテレビ局が『楽天』を批判するのは当然です。彼らもまた、既得権益を守って行きたい立場なのだから。こういうやり方で食い込んでこようとする勢力に少しでも牽制をしておきたいわけでしょう。
他局も自分がやられたらたまったものじゃないと思えば公平な報道など出来ないと思いますよ。
TBSも、ことあるごとに「ベイスターズ」を大事にしていますよ、手放しませんよとアピールしてファンを味方につけていますが
正直いって、本業の方で楽天の攻撃から防御するために「球団を守るため」というプロパガンダに球団を利用しているだけにしか見えません。
何故、誰も
「楽天とTBSはともかくイーグルスとベイスターズが存続できる道を模索しよう」
という方向のことを言わないんですか?
そんなわけでBayStars Alliance~横浜同盟~さんの楽天不買運動には私は賛同することが残念ながらできません。
そんなことでは何の問題の解決にもならない。
仮に楽天が手を引いても今の時代なら同じようなことは何度でも起こりますよ。
10/14
渡辺会長 新たな球界再編を“予告”(スポニチ10/14)
「1つの法人が2つの球団を持つことは厳禁。三木谷君にも言ってある」
「(球団の統廃合の可能性に)それを恐れている。オーナー会議の最大の議題」
「村上氏の背後に宮内さん(オリックスオーナー)がいる。そうするとオリックスと阪神はキャピタル(資本)が一緒だよな」
「財界、政界の大物がホリエモンを後押しして、カープを買わせようとしているからオレは怒ってるんだ。大阪と広島、それから東日本で、また例のような(再編)問題が起きちゃ、たまったもんじゃない」
「もう今回は責任取らんから。一切口出ししないし、表に出ない」
10/19
巨人渡辺会長「三木谷氏は横浜売る」(ニッカン10/19)
・「三木谷氏は横浜をどこかに売却するでしょう、楽天は売らないけど。合併もあり得ない」
・問題が表面化する前に三木谷社長、TBSの砂原幸雄会長の双方から相談を受けたことを明かした上で、「両方とも親しいから正直、弱っている」と語った。
10/21 実行委員会─楽天以外の11球団が「協約違反」
10/25
巨人渡辺会長、ホリエモンは広島買収必死(ニッカン10/25)
巨人渡辺会長「ホリエモンの背後に武部」(同)
「いまホリエモン(堀江社長)が広島の乗っ取りに必死だよ。政財界の大物が動いている」
「選挙との絡み。ホリエモンを公認じゃなく出して負けた。自民党の某実力者にはその借りがある。某実力者が某財界の大物に(球団買収の協力を)頼んだ」
「ホリエモンは毎年5億円出すという条件を出している。本当に危ないんだよ」
楽天がTBSの筆頭株主になったことを「大抵触だよ」と批判
「村上ファンドの株式の45パーセントは宮内さんが持っている」
「(関係を)解消してもらわないと困るね。場合によっては登録抹消というか、球団の支配権抹消もありうるぐらいの」
ハゲタカリーグと反ハゲタカリーグの2つに割るしかないね」
10/26
巨人渡辺会長、TBS抑える前に売却話失礼(ニッカン10/26紙面)
「だから楽天は横浜の売り先を見つけているわけだ。そこに売ろうと思っているから。(野球協約に反する)二重支配にならないと思っているから」
「完全にTBSを抑えた場合の話だろう。TBSを抑えてもないのに、横浜をどこかに売るというのは失礼じゃないか」
10/28
渡辺G会長「オレの生きている間は」12球団・2リーグ制堅持(サンスポ10/28)
「12球団2リーグでいくんだよ、しばらく、オレの生きている間は!」
「渡辺会長が8球団1リーグ制を推し進めている」と報道していることに触れ「8球団1リーグ? 12を8にするなら4つつぶすのかな? そんなことはできるワケないじゃないか」
最近、(楽天-TBS問題について)思うところがあって何も書かずに経過を見ていたわけですが…
いつものように「いい気分」で口を滑らせているのか、意図して発言しているのかはわかりません。
が、おそらく「ウラ」では目まぐるしく状況が変化しているのではないかと思わせる発言の二転三転ぶりです。
最後の発言が面白い。
「12球団2リーグでいくんだよ、しばらく、オレの生きている間は!」
12球団2リーグとか1リーグとか、それを決めるのは自分だ
と胸を張って言ってしまっています。
数々の発言を見ていると「盗人たけだけしい」という言葉が頭の中をぐるぐる駆け回るのですが、つまりこれは
球界の行く先を決めるのはコミッショナーでもオーナー会議でもなく、渡辺恒雄その人だ
という球界の実情を本人がはっきり認めたことになります。
球界が本当の改革を進められないわけですね。
あー、いっそ本当にハゲタカリーグ作って脱退したい。もうあんな爺さんどもの支配するどうにもならないリーグおさらばしたい(本音)
さて、ハゲタカリーグだの除名だの放言した直後にこの「俺の目の黒いうちは12球団2リーグ」発言。
だいたい1リーグ論者は宮内オーナーの方であって、讀賣さんにはどっちでもよかったのかもしれません。
その宮内とは去年は組んだけどもともと仲が悪いわけで、ドサクサ紛れに宮内の名前を出して反感を煽っているところをみるとやはり「除名してでも追い出したい」のは宮内でありそれが本当の本音だったのかと思えます。
が、昨年思う通りにことが運ばなかったのは「たかが」選手とファンの声によって世論が思ったのと反対方向にいってしまった。だから、「12球団2リーグ」というキーワードを出してファンからの批判をかわす作戦に出たのかも。
そうまでして、
「『楽天』や『村上ファンド』などという従来の理屈で支配できない勢力が球界に入ってくること」を阻止したいのではないでしょうか。
爺転がしのうまい三木谷のことですから、おそらく昨年の参入審査の時には上手に爺様方の機嫌をとって、ひそかにツメを研いでいたのではないか。その点においてはそれにまるめこまれた爺様方の負け。
しかし、
既存の協約が時代に即しておらずむしろその改正を考慮すべきなのに、ファンも含めて「協約を遵守すべき」で『楽天』を攻撃する側に回っているのが現状です。
その点では昨年学習して早い段階からファン感情を味方につけるように扇動したこれは老獪な爺さんどもの勝ちです。
楽天がTBSをターゲットにしたことは、野球と切り離したところで議論すべきことで正直そんなことは(ライブドアとフジテレビの時もそうしてスルーしましたが)私には興味のない話です。
実際にライブドアとやりあったフジテレビや、他のテレビ局が『楽天』を批判するのは当然です。彼らもまた、既得権益を守って行きたい立場なのだから。こういうやり方で食い込んでこようとする勢力に少しでも牽制をしておきたいわけでしょう。
他局も自分がやられたらたまったものじゃないと思えば公平な報道など出来ないと思いますよ。
TBSも、ことあるごとに「ベイスターズ」を大事にしていますよ、手放しませんよとアピールしてファンを味方につけていますが
正直いって、本業の方で楽天の攻撃から防御するために「球団を守るため」というプロパガンダに球団を利用しているだけにしか見えません。
何故、誰も
「楽天とTBSはともかくイーグルスとベイスターズが存続できる道を模索しよう」
という方向のことを言わないんですか?
そんなわけでBayStars Alliance~横浜同盟~さんの楽天不買運動には私は賛同することが残念ながらできません。
そんなことでは何の問題の解決にもならない。
仮に楽天が手を引いても今の時代なら同じようなことは何度でも起こりますよ。