「来年」を失わないために。

……来年があるってことは、ものすごく幸せなことやねんで。

不正は不正。それよかちょっと気になることが。

2007年03月12日 | 球界のあれこれ。
西武球団がアマチュア選手に利益供与していた問題について、さすがにスルーするのもちょっと…
ということで触れさせていただきますが、名古屋遠征していたのですっかり出遅れていました。
すでに、多くのブログでも取り上げられておりますが、ほぼ私が思ったことの殆どは語られているようなのであえて深く書くことはよしにしておきます。
遠征先できちんとニュースのチェックが出来なかったこともあり、情報を入れたのも遅れ遅れだったんですが私が感じたのは簡単にいうと以下のようなことです。


・やってたのはどうせ西武球団だけじゃないだろうし
・罰則なしの申し合わせ程度で不正が無くなるような「紳士的」な業界だなんてはなから信用してませんでしたよ
・木村君の方の「受け取る側」の事情はうっかり同情したくなるけど(でも不正は不正だよ…)、早大の子の方は親がどうなんだよ、ていう…
・監督さん、怒るのは判るけど大人の怒り方をしないと自分の品位を下げるよ
・他球団が「ウチはやってません」程度のコメントで歯切れ悪いのは…ごにょごにょ
・古田が鬼の首を取ったようなので正直ちょっとひいたけど、「(希望枠を残したい)清武さんは何て言うのかな」には(おいおいアンタがそれ言ってもええのか?と思いつつ)同感。「球界に自浄能力がないということを証明した」にも同感。
・ライオンズの現場(選手や監督・コーチたち)とファンが可哀想…



球界のイメージを著しく傷つけたとも言いますが、個人的にはこれくらいで傷つくような綺麗なイメージはもともと持っておりませんでしたので、むしろどっかにすっぱ抜かれる前に自分で出てきて頭を下げた西武の太田社長のイメージがちょっと上がったくらいです(笑)
昨年2月に就任し、8月にこの事実を知ったのに公表せず、この時期に発表したことについて太田社長は「私の怠慢」と説明していますが、事実関係の確認と、あとは
松坂大輔のポスティングが終わるまでペナルティを課されるような事件を公表したくなかった…とかいう事情があったのかもしれませんわな。
まあ、あんまりちゃんと事実確認できてなくて多少錯綜してる部分があったりするとこ見ると、どっかにすっぱ抜かれそうになって慌てて公表したというのもホントかもしれませんけど。

いずれにせよ不正は不正で、渡した方も受け取った方もゴメンちゃいで済む話ではありません。
が、談合やら贈収賄やらがいつまでも無くならないようなもので、なんちゃら宣言とか倫理とかそれを正直に遵守する方がバカを見るような世界。では不正を行いにくいシステムに変更するしか当面しょうがないんではないでしょうか。
でも、不正をこっそり続けたい人たちが集まって作ったシステムは抜け道だらけになるのは目に見えてるな…。




陰謀説を言い出すとなんかフィクションの域に突入してしまいそうなのでここではやめておきますが、どうせ陰謀というならちょっと気になることがあります。

このニュースの第一報は見てはいましたが、土日は名古屋に遠征に行っていましたのでその後の経過はちゃんと追えてませんでした。
ただ、コンビニに寄った時、ちらりと見出しが目に入ってヒヤっとしたんです。

黄文字に緑の縁取りの文字ですよ。




「西武」「撤退」




そろーっと引っ張り出して覗いてみたら(気になるなら買えよw)
早大の監督が今回の事件に怒って、

「西武は球団を持つ資格はない」「プロ野球から撤退しろ」

などと発言した旨の一面だったわけですがその中の

「西武」
「撤退」の文字が一面のデカい見出しですよ。


あとでニュースちゃんと見たら、西武ホールディングスは「球団保有には影響ない」とか言ってるじゃないですか。
いくら怒ってるからって早大の監督が出した感情的とも思える言葉を嬉しそうに一面に躍らせるこちらさん、


そうだそうだ、西武はプロ野球から撤退すべきだ!

てな方向へ世論をもっていこうとしてませんかぁ(疑)?
あんまり変な深読みするとキモチが暗くなるので考えたくないんですけどねえ、私は。

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