前回は、「レントゲン」=「かたち」=「骨」「歪み」、というお話をさせていただきました。この、「かたち」というものが、時として、患者様の心まで蝕んでいく・・・・・・・・・・・。実は、私にも、経験があります。ただ、私の場合は、「かたち」といっても、ちょっと違う「かたち」ですが・・・・・・・。
前にもお話したことがありますが、私には、生まれつき(先天性)、心臓に不整脈がありました。激しい運動をすると、発作が起きて、脈拍が1分間に180回ぐらいまで早くなってしまう発作でした。発作時は、かなり苦しくなり、時には、気を失いそうにもなりました。そして、これが起きてしまう原因は、心臓に脈を伝える経路が障害されている、いわゆる、正常とは異なる経路=「かたち」だったのです。
この「かたち」の異常に対して、私の場合は、カテーテルによる手術を選択しました。心臓に脈を伝える経路=「かたち」の異常な部分を焼灼して整える手術です。1回で治ると言われましたが・・・・・結局、3回受けました。それまでは、薬によって不整脈をおさえたり、運動を制限したり、自分で発作を抑えたりと・・・・・・過ごしていましたが、手術のおかげで、今は、落ち着いています。
今は・・・・・というのは、神経には再生能力があり、もしかしたら、また、再発の恐れがある可能性があるんです。しかし、再発するかも・・・・・とビクビクしていたら、もったいないなぁと、楽観的な性格も手伝って、気にしないようにというよりは、気になっていません。ただ、たまに、ちょっと脈が乱れたりすると心配になったりすることもありますが・・・・・・・(汗)でも、大丈夫です
私は、今も、振り返ることがあります。それは・・・・・・発作が起きるたびに辛い思いも沢山しました。それから、正直、「神様、なぜ俺の心臓なの?」と自暴自棄になることさえありました。心が蝕まれていたんだと思います。でも、振り返るたびに思うんです・・・・・・・
「決して、辛いことばかりではなかった。」・・・・・・・・小学校、中学校と発作が起きて苦しい時に、「大丈夫?」と声をかけてくれた友達、「無理しすぎないようにね。」と声をかけてくれた先生、成人しお酒を飲みすぎて発作を起こした時に「自分の身体を大切にしろよ!」と本気で怒ってくれたクラスメイト、いつも心配をかけながらも見守ってくれた家族、そして、父親と母親の愛情・・・・・
それから、発作が起きようとも、頑張ろうというハングリー精神・・・・・・・他にもいろいろあるんですけど・・・・・・
心臓に脈を伝える経路=「かたち」の異常により、今まで生きてきた中(まだまだ若輩者ですが)で決して辛いことばかりではなく、周りの皆さんの優しさや暖かさを感じることができ、そして、ハングリー精神まで付けていただいて・・・・・・・・そのおかげで、今の自分があるんです。
この心臓の病気がなければ、気づけなかったことが沢山あるんです。山ほど、沢山あるんです。
今では、心臓に脈を伝える経路=「かたち」の異常に感謝しています。それがなければ、今の自分がなかったから・・・・・・・・。だから、再発するかもどうのこうのも考えるのもやめました。前向きです。やっぱり楽観的なのかなぁ(笑・・・・・・・・・・・・・・)(汗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
「私の心臓よ、いろいろなことを与えてくれて、気づかせてくれて、教えてくれて、ありがとう♪」、そして、このように生んでくれた両親に感謝です。「ありがとう♪」。
すいません・・・・・・・・・・・・話が大きく反れてしまいました
今回の私の「心臓のかたち」は、レントゲンに写る「かたち」とは違うのかもしれません。
ただ・・・・・「かたち」違いだけれども、「かたち」によって心は蝕まれてしまうこともあるけれども、決してそれだけではなく、視野を広げてみると、得ているものも沢山ある・・・・・・ということを伝えたかった・・・・・・
もし、よろしければ、このブログを読んでくれている方々で同じような思いをされている方・・・・・・・股関節痛でも、他の病気でも、何でも・・・・・・・コメントを残していただけるとありがたいです♪皆さんの声が、きっと何かの支えになると願っています、信じています♪
本題の「はたらき」に関しては、また次回に
その痛み、一緒に乗り越えましょう♪
さっそく質問です。
ひとつめは、出っ尻は治りますか?です。
この病気の人に多いようですが、私はかなりの出っ尻です。
仰向けに寝たとき、腰が反り返り、床と腰の間にかなりの空間ができます。
仰向けで寝るのは辛いです。
歩くときは腰を振って歩いているようです。
見た目も悪く、女性としては悲しいです。
ふたつめは、内股になるのはなぜですか?です。
私の脚は、脚を伸ばして座った時や、仰向けで脚を伸ばした時、つま先が内側に傾き、八の字になります。
症状の重い方の左足より、軽い方の右足の方が、より内側に傾き、床に着いてしまうくらいです。
普通の人はがに股に開くのに、なぜ内股になるんでしょう?
もちろん、歩くときも内股です。
意識してもがに股では歩けません。
質問はこのふたつです。
先生も持病がおありなんですね。
私も、この病気でなかったら、もっと傲慢な人間になっていたと思ってます。
このカラダだから、一歩引いて物事を見たり、他人の痛みを感じたりできるのかなと。
それから、私の夢は山の頂上まで登ることです。
富士山!とは言いませんが、せめて雲海をみることができる山に登りたいです。
夢、叶いますか?
質問が3つになってしまいました(苦笑)
さて、まず出っ尻ですが・・・・・仰向けで寝た状態で、腰にかなりの隙間が空いて、しかも、仰向けで寝るのが辛いとなると・・・・・
まず、考えられるのが、腸腰筋という筋肉がかなり硬くなっているのではないかと思います。
腰痛は、ありませんか?
この筋肉は、お腹から骨盤にかけて、身体の奥深いところに位置しています。きらさんの筋肉の状態を実際に診たり、触れたりしていないので、はっきりしたことは言えませんが、理論的には腸腰筋という筋肉がほぐれてくれば、仰向けで寝たりするのが徐々に楽になってくると考えます。
また、内股に関しましても、腸腰筋や内旋筋群等が硬くなっていることが原因と考えます。ですから、それらの筋肉をほぐしてから改めて、股を閉じるような運動を取り入れていく必要があります。
治りますよとは軽はずみに断言はできません。
実際に診て、触れて、治療してみないとわからないからです。
夢に関しては、叶いますように、共同治療で頑張っていきましょう♪
参考にしてください。