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LIFESTYLE

ゲーム&サッカー中心の気まぐれブログ

Jリーグ2010 第10節 浦和レッズ 2-1 名古屋グランパス

2010年05月06日 00時53分38秒 | Jリーグ2010


どちらとも、タレント豊富なチーム情勢はいうまでもなく、

ゴールデンウィークの大観衆にふさわしい、

好ゲームを期待してもおかしくはないこの一戦。

そして、結果的に浦和の逆転勝ちという結末になったわけだが、

戦前の期待通り、



十分に楽しめた試合だったように思う



まず、試合のペースを掴んだのは名古屋だった。

小川がラッキーな形からシュートまで持ち込んだシーンは、

かなりもったいないなーっていう感じだったが、

そんなのたいしたことじゃないよってなぐあいに、



前半13分で名古屋が先制



ゴールゲッターはケネディ。

右サイドからのクロスボールに、お得意のヘッドが見事に炸裂。

正直、あれは狙っているのかって感じのヘッドだったが、

あの滞空時間、あの高さはヤバイ。



もしあれが狙ってるって言うのなら、

そーとーに化けもんだよなー、Jリーグでは。

ってか、

解説の山本さんも言ってた気がするが、



あんなのに山田をぶつけるのに無理がある



この日、セットプレー時を中心に、

ケネディをマンマークしていたのは山田暢久。

山田に関しては俺も好きな選手だし、

実力者なのは間違いないと思うんだが、



ケネディと対等に渡り合うフィジカルはないだろう



身長もそうだしさ。

それによって、

この日のケネディはほとんど空中戦で圧勝することに。



んで、話を戻して前半戦。

ケネディのゴールで先制した名古屋は、

その後も落ち着いてペースを掴む。

そんで持って浦和も、懸命なプレーを見せる。



ただ、正直に言えば名古屋が圧倒的ってわけでもなく、

前半終盤になって決定機を掴んだのはむしろ浦和。

相変わらずテクニシャンなポンテに、

この日はキレを見せてくれた柏木。



これにサイドバックが上手い具合に絡んできて、

そりゃーまぁーチャンスは作れる。

だが、ここでゴール前に立ちはだかったのは、



言うまでもなく楢崎



この日、最終ラインにトゥーリオはいなくて、

千代反田もどこか不安定気味で、

主力不在だししょうがねぇーかー

っていう雰囲気もあったが、



さすがは日本の守護神



柏木の周到なシュートにもきっちりと反応し、

無意味にボールを弾かず、きっちりと手中に収める完璧な対応。

楢崎いなかったどうなってたか、

分かったもんじゃねぇーなー、と。



しかし、そんな守備陣の奮闘も身を結ばず、

後半開始直後、

ゲームは浦和の同点弾でヒートアップ。



原口が上手い具合にボールをいなして、

柏木のダイレクトシュートがゴールに一直線。

これ、見ようによっては簡単そうだが、

かなり高難度のミドルシュート。



タイミングといい、コースといい、

ボールをふかさせない技術といい、

単純だけど素晴らしいファインゴールだった。



そして、これで勢いづいた浦和は、

ポンテが千代反田の処理ミスから難なくボールを奪い、

中央に走りこんできた原口へと横パス。

このボールを原口が冷静に押し込んで、何と逆転。



こうなると、前半のビッグチャンスだった、

小川の決定機免が名古屋は悔やまれる。

いきなり巡ってきた大チャンスを、

生かせなかった名古屋と生かした浦和。

その差がスコアとなってあらわれた。



だが、まぁあれを止めるのは、

いくら楢崎とはいえ難しいところだ。

ポンテの冷静沈着さもさすがだったが、

ここは千代反田を慰めてあげたい。



んで、これを受けて名古屋は、杉本を投入して巻き返しを図る。

ちなみにこの時、三都主がアウトになったんだが、

この日の三都主はクロスの質も上々で、

モチベーションも高いなーと思っていただけに、

この交代は少し残念だった。



まぁチームの戦術上の理由とか、

いろいろあんだろうけど。



しかし、杉本のスピードを生かせる場面はほとんどなく、

名古屋はどうにも同点弾を奪えず時間が経過。

はっきり言って後半全体の試合運びでは、

浦和がいくぶんか上回っていると思った。



あれこれ手を打っても一向に効果が表れない名古屋は、

最終的にはケネディに合わせる、

っていう意図が見える攻撃に固執していくものの、

浦和は多少つたない場面は散見しながらも、

しっかりと交代カードを切り、守備を固めていく。



終盤はカウンターの仕掛けあいのようにもなったが、

ここでも浦和は時間を上手く使って、

追加点への意識の高さこそ見えないながらも、

勝利への堅実な気持ちが垣間見えた。



んで、結局はそういったことが功を奏し、

ゲームは2-1でタイムアップ。

浦和の逆転勝ちという結末に。



いやーほんと、浦和サポーターにとっては、

まずまず満足できるゲームだったんじゃないかと思うよ。

だいぶ楢崎に苦心した印象もあったけど、

きっちりと逆転を飾れたわけだし。



ただ、名古屋に関してはがっかりな試合だったな。

主力不在だっていうのは分かるけど、

後半は勢いも下降気味で、

せっかくのカウンターチャンスも生かせずじまい。



ピクシーもさぞかし気を揉んだだろう



誤算としては玉田がケガしちゃったり、

よからぬミスがあったりしたことだとは思うが、

それは浦和にも十分にあったしな。

ケネディなんてほとんど抑えられてなかったろ。



でもまぁ、

これもサッカーかな。

J2リーグ2010 第10節 横浜FC 3-4 ヴァンフォーレ甲府

2010年05月04日 16時37分51秒 | Jリーグ2010


普段はJ2の試合なんてほとんど観ることもないんだが、

この試合はもう、あまりにも凄かったので、

結果が分かっているながらも思わず見てしまった。



まぁといっても、いろいろ事情もあって後半のみだったんだが、

それでもべらぼーに凄い試合だった。

J1にも引けをとらないスリリングな展開と、

ゴール直後の歓喜の渦。



こんな試合、埼玉スタジアムあたりでやったもんなら、

そりゃーもう興奮の坩堝だろうなー。



で、まぁー何が凄いのかって言うと、



0-3からの甲府の大逆転



もうこれに尽きる。



冷静に考えれば3失点している時点でどうなのって感じだが、

それでもこの日の甲府のパフォーマンスは、

拍手を送ってもいいレベルじゃないか。

3点差のビハインドをつけられた中で、

これだけ底力を見せれるチームもそうそうない。



んで、その中でも特に凄かったのは、

同点から逆転へのシーンがつまった後半ロスタイム。



まずは甲府が懸命な攻撃でPKを奪取し、

ドロー決着を確信させられるようなゴールを奪った直後、

甲府は凄まじいアタックで勝ち点3への執念を見せ、

コーナーキックのチャンスを獲得。



そして、そのクロスボールに、



内山のヘッドが炸裂――――!!!



いやーこれはもう、完全に勢いで奪ったような、

そんなゴールだったんじゃないか。

この時の甲府だったら何でもできそうな気もしたが、

本当に逆転してしまうとは。

マジでビビッた。



2本のPKがあったってことで、

主審に助けられた部分もあることはあると思うが、

どっちも明らかな誤審ってわけでもなかったし、

横浜FCにとってはしょうがないか。



まぁ判定に関してはいろいろ言われているようだが、

素晴らしいゲームだったことは間違いない。

甲府も横浜FCも久々に試合見た気がするが、

やっぱ最近のJ2は良い選手揃っているなーとも思った。



やられた方はたまらないが、

こんな試合、J1でも見せてくれんかなー。

Jリーグ2010 第8節 京都サンガFC 1-2 モンテディオ山形

2010年04月28日 00時28分41秒 | Jリーグ2010

前半序盤の攻防は、どちらも特徴がはっきりした展開だったように思う。

まず京都は、ディエゴを中心に攻撃を組み立て、

狭いスペースでも細かいパスを繋いでいこうとする姿勢を見せる。

そして対する山形は、攻撃の形じたいはシンプルなんだが、

打てるところでは打っていこうという意思疎通があるように、

素早くフィニッシュに繋げていく姿勢を見せる。



そんなもんだから、必然的にシュート数が多くなるのは山形。

簡単にフィニッシュを放つ形はまずまずだったし、

いい感じで京都を押し込んでいく場面も多く散見。

試合のムードも徐々に高まっていった。



正直に言って、どちらのスタイルが正しいかどうかは、

このゲームだけじゃ分からないし、

ゴールは水ものだけに、時の運もあることにはある。

でもこの試合に限って言えば、

上手くリズムを掴んだのは山形にも見えた。



だが、ここで先取点は京都が奪う



前半終盤。

ディエゴのクロスボールに角田がヘッドで合わせて、

これが見事にゴールマウスを通過。



正直、狙っていたかどうかは微妙なゴールだったが、

見ようによっては技ありの一発。

ただ、山形がペースを掴んでいるように見えたとはいえ、

京都も京都で攻撃の形は作れていただけに、

必然的なゴールでもあったのかもしれない。



しかし、この試合の面白さは後半からだった



前半から、いくつか好機を作り出す攻防はあったもの、

後半はどちらも激しさが憑依してきて、

見応えある仕掛け合いが続く。



まず山形は、田代がいい形でボールに絡み、

遠めからでも積極的に打っていく姿勢を継続。

んでもってそれが良かったのは、

精度もしっかりとした正確性があったこと。



宮本なんかのミドルレンジからのシュートは、

入ってもおかしくはなかったなーと。



で、京都もリードこそしているものの、

積極的に2点目を奪いにいく姿勢を見せる。

特に角田はこの日当たっているかのようにゴール前に顔出し、

決定機に絡む、絡む。



まぁほんとはそういう場面で、

フォワードの柳沢とか、ディエゴあたりがいた方が良かった気もするが、

攻撃の形はしっかりできていたので、

それなりにスリリングさはあった。



ただ、それでもスコアからみる内容は凡戦で、

どちらも試合を動かせないままゲームは終盤へ。



だが、最後に勝負強さを見せたのは山形だった



まずは途中出場のハンドンウォンが、

偶発的に巡ってきたルーズボールを、きっちりとヘッドで押し込み同点。

これに関して言えば、ほんとに運にも恵まれたゴールであり、

山形が気持ちで奪ったようなゴールだった。



でもって、時間帯も良いというおまけもついて、

アウェースタンドはもう歓喜の渦に。

まぁここまで、京都の攻守に渡る頑張りにジリジリしていただけに、

喜びがひとしおなのは理解できる。



ただそれでも、ドラマはまだまだ終わらない。



1-1で迎えた後半ロスタイム。

下村が右サイドから送ったクロスに、



田代が合わせて逆転!!



これはもう、アウェースタンドがえらないことになっていたのも、

全部許せるくらないの逆転弾だった。



形としては、右足を見事にダイレクトで合わせる、

簡単そうで難しいシュートだったと思うが、

一旦ヘッドでいこうとした後で、

すぐに足に切り替えた部分に田代の上手さをちょっと感じた。



いやーほんとに田代は、ここ最近調子いい。

この試合はチャンスに決めきれない印象もあったが、

最後にやってくれるあたり、

調子の良さを表しているなーと思う。



鹿島にいて、好調だった頃に戻りつつあんのかなー。

一時期で終わらなきゃいいけども。

んで、山形はこれで勢いづけるか。

Jリーグ2010 第8節 アルビレックス新潟 2-2 サンフレッチェ広島

2010年04月24日 23時00分28秒 | Jリーグ2010

いやー、久々にリアルタイムで観ることができた試合が

本当に白熱した好ゲームになって、ほんとに良かった、良かった。

最近は結果を知って内容を見る習慣が板についていたが、

やっぱ結果が分からない中での試合はおもしろい。

そりゃーまぁ、当然だけれども。



で、今季まだ1勝も挙げられていない新潟と、

広島が相対したこの一戦。



まず先制点を奪ったのは、広島の佐藤だった。

前半立ち上がり早々とも言える序盤。

跳ね返ってきたボールに佐藤がボレーで合わせて、

さくっと先制のゴールを陥れる。



嗅覚といい、したたかさといい、これはもう、

佐藤らしさ満点のビューティフルゴール。

そりゃまぁ、佐藤ぐらいのレベルになれば準備はしているんだろが、

よくあーも綺麗に決めれるもんだ。



強烈なシュートという感じではなかったけど、

それが佐藤らしさといえるゴール。

ワンタッチの正確性もあり、ゴールに流し込む感じ、

本当にかっこよすぎる



しかし、それでも今季未だ未勝利の新潟は、

諦めることなく懸命なプレーを見せる。

で、チョヨンチョルが気持ちをこめた同点弾を放ち、

スコアは振り出しに。



このゴールもほんと、良いゴールだったなぁー。

広島が少し疲れているのかなーと思っていたけど、

新潟の気概が勝ったゴールのようだった。



そして、後半は見応え満載の攻防戦。

新潟が勝ち点3への渇望を示すようなパフォーマンスを見せ、

マルシオが会心の逆転ゴールを放てば、

ヒートアップする熱気に後押しされるように、

一進一退の攻防も熱を帯びていく。



そうして迎えた終了間際。



広島の山岸が渾身の同点弾―――!!!!



いやー、これはもう盛り上がったなー。

それでまで李の決定的なシュートとか、

西川のファインセーブとか、いろいろあった中でのこれ。



形もこじ開けたっていえるようなゴールだったし、

どっちも力使い果たしたなーっていう展開だった。

新潟にしてみればさぞかしショッキングだろうが、

これを糧にできるかが大事。

広島は広島で、やっぱ底力があるなーと。

Jリーグ2010 第6節 大宮アルディージャ 1-3 ガンバ大阪

2010年04月14日 13時42分55秒 | Jリーグ2010

あれだけのケガ人がいる中で3ゴールをもぎとり、

アウェーで勝ち点3を奪うガンバ大阪の強さ。

ここ最近、影を潜めていたその底力が、

久々に垣間見られたゲームだったように思った。



序盤からペースを握ったのは大宮で、

先制点を奪ったのは藤田。



しかも、その形が明神がパスを上手く処理できず、

完全にイージーなミスをつかれての失点で、

そのうえ時間帯が前半早々という、

まさにスタートは最悪もんだった



だが、それでもガンバ大阪はやっぱり強し。

案の定、先取点以降は大宮がペースを掴み、

ガンバは苦しい時間帯が続くものの、

ここは守備陣が踏ん張って何とか対応する。



ケガ人続出の事態で抜擢された若手も、

ここぞとばかりに奮起している様子も見え、

遠藤やらルーカスやら主軸がいない中で、

着実に形を作っていく凄さも徐々に見られた。



んで、前半終了間際。



救世主・平井の同点ゴールが炸裂



いやーもう、Jリーグで勢い賞があるのなら、

今はもう平井で完全に決まりだな。

ここ最近の平井の決定力はマジでスバ抜けている。

これでレギュラーじゃないなんて反則だわ。



そして、後半はガンバらしい畳み掛ける攻撃がようやく復活。

まずはゴール前のこぼれ球を平井が押し込み、

強運も味方につけて逆転ゴールを奪うと、

失点に絡んだ明神も、汚名返上のファインゴール。



ほんと、明神のゴールまでは時間もそんなに経ってなくて、

なんかガンバらしいなーと、

俺もそう思えるような攻撃の応酬だった。



んで、大宮もここ最近の結果ほど悪い試合運びもせず、

一進一退の好ゲームが続いてゲームは終了。

勝因としては安田を左のサイドにいれて思いきった攻撃ができたことと、

平井の得点感覚の良さ。

もうこれに尽きると言ってもいいガンバの勝利だった。



ただ、それでもこのゲームでは、



橋本、平井が負傷交代



という、いらないおまけまで。

詳細は調べてないが、次の試合はどーすんだい。

Jリーグ2010 第5節 浦和レッズ 2-1 湘南ベルマーレ

2010年04月06日 12時34分54秒 | Jリーグ2010

試合開始直後から試合のペースを握ったのは、

もう圧倒的に浦和の方だった。

ほんと圧倒的、かなり圧倒的にボールのポゼッションを保ち、

ピッチを縦横無尽にパス回して湘南のゴールに襲い掛かる。



まぁこれに関して言えば、いくらタイトルから遠ざかっているとはいえ、

浦和と湘南じゃーチーム力も差もあるし、

ある意味で予想通りというか、必然的というか、

そういう展開にも思えた。



だが、



なにがなんだがゴールが生まれない



もう序盤の時間帯から、浦和はチャンスだけでなく、

シュートシーンも確実に創出していくのだが、

ゴールキーパーの野澤のファインセーブや、

守備陣の粘りもあってゴールマウスを割ることができず。



んで、浦和もあの手この手で攻め込んでいくのだが、

もう理由も分からないくらいにゴールが遠い。

少し迫力を欠いていたことも確かではあると思うんだが、

ここはやっぱり、湘南を褒めるべきか。



ただ、前半終了間際には田中の見事なキレに、

村松がたまらず足を出してPK。

これをポンテがさくっと決めて、

浦和は何とか、前半の内に先制することに成功した。



で、結果的には、この1点が大きな意味を持つゲームだったように思う。

このゴールで、少なからず浦和は、

精神的にも楽になって後半に臨むことができただろうし、

その後も流れの中から崩せなかった中で、

このゴールがないと、少し呪縛にかられてもおかしくはなかった。



まぁゴールとしては、阿部の見事なフリーキックもあったわけだが、

それもセットプレーということで、

やっぱり流れの中からゴールが奪えなかったというわけで、

そういう部分も不満ではあるかもしれない。

Jリーグ2010 第4節 湘南ベルマーレ 2-0 アルビレックス新潟

2010年04月03日 21時48分00秒 | Jリーグ2010

いやーまぁ、カードもそこまで注目度は高くなかったし、

そこまでのエキサイティングなゲームだとは思っていなかったんだが、

んなこともなく、非常に白熱した、

好ゲームともいうべき試合だったように思う。



簡単に総括すれば、湘南が数少ない好機をものにして、

新潟の反撃を粘っていくという展開だったんだが、

新潟の力強い攻撃も、湘南の体を張り続けた守りも、

十分見応えがあった。



で、試合を動かしたのは湘南・中村の先制点。

綺麗なカウンターから繋がれたパスを一直線にゴールへ流し込む、

もうこれは、教科書通りとも言えるゴールを披露し、

待望の先取点を奪取。



それまで、チャンス自体は新潟の方が多かっただけに、

このゴールはチームにとっても非常に重要なものになったし、

その上、中村はこれで気分もよくなったのか、

その後もキレのあるプレーを見せ続けてチームに貢献。



まぁここ最近の試合でも粋の良いプレーは見せていたので、

いつかやってくれるなとは思っていたが。



ただ、この試合の勝因と聞かれれば、



とにもかくにも湘南の守備



これに尽きるような気もする。

マルシオを軸とした、新潟の攻撃陣の迫力はもう満点で、

矢野、大島らダイナミックなストライカーが、

ほんとエリア内で存在感を発揮。



しかし、そこで湘南は簡単にシュートを打たせることなく、

体を張った懸命なプレーを披露。

印象としては、ここまでしないと勝ち点拾えないのか、

とも思ってしまったんだが、

そういう基本的なことを徹底するスタイルは、好感もてたな。



そして、後半になると反町監督も待ち望んでいたであろう、



田原のストロングヘッドも炸裂



まぁこれに関しては、マークもついていなかったし、

新潟側のミスでもあるとは思うんだが、

ああいうところでボールを引き付ける力も、

田原の魅力なのかなとも思ったり。



で、最終的には2-0で湘南が新潟を下し、

ようやくJ1昇格後初勝利をゲット。

開幕当初はこれ、J1で通用すんのかとも思っていたが、

今日の守備に関しては、十分合格点だったな。



新潟にしてみれば、湘南に粘られたという感じだが、

こういう試合でゴールをこじ開けられないと、

今年はちょっと厳しいシーズンになるかもしれない。

そんなところです。

Jリーグ2010 第4節 ジュビロ磐田 2-3 京都サンガFC

2010年04月02日 10時43分00秒 | Jリーグ2010

磐田待望の先制点となったイ・グノのシュートは、

本当に気持ちのいい先制弾だった。

相手のボールロストを素早く奪って、

ミドルレンジから思いきり良く右足を振りぬく。



ボールは見事にゴールマウスに吸い込まれて、

鮮烈な先制ゴール。



去年、驚異的な決定力を見せつけて救世主と言われ、

今年も得点王・前田と2トップを組むイ・グノ。

ただ、相手の研究もあって今年はここまでインパクト残せず、

なかなか活躍は難しいかなとも思っていたが、



やっぱりやってくれた



ボール奪ったあとの振りの速さあたりは、

さすがイ・グノだなぁと感じたわ、ほんと。

実況も去年を彷彿とさせるパフォーマンスと言っていたが、

少なくともこのシーンに限って言えば、

その通りだと思った。



だが、今年の磐田はやっぱりよろしくない



正直、前田とイ・グノの2トップはJでも屈指だし、

今年、もしかしたらもしかするんじゃないかと思っていたんだが、

開幕から見る限り試合内容は低調で、

とりわけ守備陣のレベルの低さは顕著。



んで、先取点さえ取れれば落ち着けるし、

大丈夫かなとも思っていたんだが、

全然そんなこともなく、

この試合も試合巧者とは到底呼べない試合運びに終始。



京都は京都でロングボールを完全に主体にしていて、

磐田としてはボールをまわして、

ポゼッション高めるだけでも良かった気がするんだが、

どうしても点を取りたいのか攻め急ぐばかりで、

ほとんど余裕が感じられない。



そして、



後半になると必然の悲劇が



まず、悪夢の始まりはディエゴのダイナマイトシュート。

もうあれは、八田のレベルじゃ止められないな。

っていう、そりゃもう凄いロングシュート。

これをぶちこまれ、前半のアドバンテージは帳消し。



まぁ前半を1-0で折り返せただけでも、

不思議な感じがしたような試合ではあったので、

これはもうしょうがないなと、

思うしかなかったな。



しかし、ここで踏み止まれないのが今の磐田。

前田がPKを落ち着いて決めたあたりまでは良かったものの、

その後は柳沢、ディエゴに翻弄されまくりで、

そりゃーもう危ない試合運び。



イ・グノも突破力見せてチャンスも作るんだけど、

それもゴールに結びつくことはなく、

柳沢に鮮やかなシュートを叩き込まれて、

またしても同点に。



すると、迎えたロスタイム。



中山にあっさりループシュート



を叩き込まれて、2度も先行しながらまさかの敗戦。

もう磐田サポーターの、

この試合で感じた疲労感といったらはんぱないなぁと、

そう思うわ。



にしても柳沢。

京都勝利の立役者は、ディエゴよりも柳沢なんじゃないかと思う。

ディエゴの存在感はそりゃーもうさすがだったが、

大事なところでボールを引き出し、

磐田の守備陣を翻弄していたのはやっぱり柳沢。



どうにもサッカーではスピードと個人技に秀でた選手が

目立ってしまうような気もするが、

柳沢のようにつぼを押さえたプレーっていうのも、

やっぱり大事だ。



んで、それと同時に中山のプレーぶりも良かった。

正直、中山に関しては若いときに少し見た覚えしかないので、

なおさら良く見えたってのもあるんだろうが、

ロスタイムでのループシュートの落ち着きぶりも、

凄いというしかないでしょ。



同点で、ドフリーで、緊張しないほうがおかしいし。

でも、そこまで緊張している感じもなく、

さくっと決勝点を奪う。

もう、あれじゃ八田もどうしようもないわ。



で、肝心の磐田は、どうしたもんかな。

那須はめちゃめちゃ勝ちたい気持ちが見えていただけに、

なんかかわいそうな気もするけど、

失点は自分たちの責任でもあるしな。



イ・グノと前田もコンディションが万全じゃないのもあるんだろうが、

本来ならもっと出来るはずだし、頑張ってくれ。

降格だけは避けて欲しい。

Jリーグ2010 第3節 横浜F・マリノス 4-0 川崎フロンターレ

2010年03月28日 22時43分51秒 | Jリーグ2010


中村、ジュニーニョ、寺田、菊池・・・



これだけの主力を欠いているんだから、

多少の敗戦はサポーターも理解できないわけではないと思う。

開幕から2連勝しただけでもたいしたもんだったし、

稲本が復帰したとはいえ、

満身創痍の状態で、よく踏ん張っているなーとは俺も感じていた。



だが、それでもこの試合。

そんな川崎は横浜にフルボッコされて、失意の完敗。

でもまぁこの試合は、

川崎のパフォーマンスがどうこうというよりも、



マリノスが泣くほど強かった



これに尽きるんじゃなかろうか。




で、そんなゲームの口火を切ったのは、



中村様の鮮烈な先制パンチ



もうこれしかない。

もうあのミドルシュートは、本当に完璧と言っても過言じゃないだろう。

ボールが吸い込まれた場所といい、放物線といい、

あんな綺麗なやわらかいシュートは久々に見た気がする。



これがJ復帰後初ゴールっていうんだから、

ほんとに見せてくれますよ、中村さん。

このゴールが川崎の動揺を大きくし、

マリノスを勢いづかせてしまったのは間違いないだろ。



んで、その勢いを受けてか前半は、

ほぼ完全とも言えるくらいのマリノスペース。

そして、



フォワード・山瀬がもう大当たり



見事なコンビネーションプレーから2ゴール奪っただけでなく、

着実にビルドアップしたり、一気に突破したり、

誰が見ても絶好調ぶりが分かるプレーでチームを牽引。

中村効果と言われている部分もありはすると思うけど、

これはもう、確実に山瀬の実力だ。



ぶっちゃけ、中村、狩野、山瀬と並べて、

テクニシャン揃いは負の部分もあるんじゃないかと思ったが、

そんなもんお構いなしの強さだった。



で、後半には栗原の豪快なヘッドも決まり、

最終的には4-0で試合終了。

ただ、川崎のキーパーが川島じゃなかったなら、

もっと決まってたのかなーとは思ったり。



川崎もところどころ良い場面はあったけど、

今日のマリノスを倒すのには無理があったな。

稲本も全然目立ってなかったし、

この戦力差はでかい。



まだ3節と言えばそうなんだけど、

今年のマリノスはマジで優勝争いに絡んできそうだわ。

Jリーグ2010 第3節 湘南ベルマーレ 1-3 サンフレッチェ広島

2010年03月21日 22時23分24秒 | Jリーグ2010

もう湘南に関しては、またしてもJ1の洗礼を浴びたようなゲームだった。

前節のマリノス戦も守備陣が崩壊し、

完敗と言っても過言ではない敗戦ぶりではあったが、

今回は流れの中から3点を失い、またしても完敗。



まぁ相手がマリノスと広島っつーことを考えれば、

それはそれでしょうがない結果だったのかもしれないが、

こう、なんか爪あとを残したっていう感じもなく、

惨敗してしまったのが少し残念か。



で、一方の広島に関して言えば、もうこれは文句なしの快勝ゲーム。

前半の内にエース・佐藤がささっと2点を先取して、

湘南の反撃を軽くいなしながらゲームを運び、

後半には山岸がダメ押しの3点目を奪取。



あわや失点という危ないシーンもあったし、

PKで1点こそ失ったものの、内容的にはもう完璧に近い感じ。

取るべき人がしっかり点を取り、

守るべき人がしっかり守る、そんな印象が残った試合だった。



しかしまぁ、この日の広島のMVPは、



寿人か山岸で間違いない



まず、佐藤は2ゴールという結果もさることながら、

その形もめちゃくちゃ良かった。

どっちもシュートを打つというよりも、

ボールに足を当てて、ゴールに流し込むという感じのもので、

右サイドのクロスを的確に捉えたプレーはほんと、秀逸。



佐藤の場合、周りが活かさなければいけないフォワード

というタイプではあると思うんだけど、

それでも佐藤のレベルが高いから、ゴールが生まれていることは確か。

ゴール前の落ち着きも、ワンタッチコントロールの上手さも、

エースストライカーとしても申し分ないわ。



なんとなく簡単にプレーしているようにも見えるんだけど、

そこが佐藤のにくらしいところなんだよな。



かっこ良すぎるぜ、佐藤



んで、後者の山岸は、完璧に自分の仕事を全うしていた。

サイドを切り裂き、クロスを上げ、アシストを記録する。

それが山岸に求められるプレーだと思うんだが、

これをすべてクリア。



この試合だけで判断するのもなんだが、

川崎にいたときよりもイキイキしている感じはしたな。

最後はちゃっかりゴールも奪っちゃうし、

ファンサカがあれば相当稼いだはずだ。



ただ、この2人のみならず、

広島のパフォーマンスはやっぱみんなそこそこ良かったと思う。

西川のナイスなセーピングもあったし、

森脇なんかも攻撃参加して存在感も放ち、

中島なんかの潰しも、地味なんだけどイブシ銀だ。



こうみると広島も、



降格したなんて嘘みたいだな



と思うわ。



で、問題は湘南なんだが、どうなるかな今年。

中村なんかは思い切りも良くて、

1点ぐらい奪ってもおかしくはないシーンもあったが、

守備陣の建て直しは不可欠か。



ジャーンは代えるべき選手ではないと思うけど、

失点が続くと危ないかもしれない。

野澤も全然J1でやれる選手ではると思うが、

どうなんかな。



個人的には頑張ってほしいチームなんだけど、

やっぱり残留は難しいか。