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LIFESTYLE

ゲーム&サッカー中心の気まぐれブログ

天皇杯 決勝

2007年01月02日 00時54分31秒 | Jリーグ2006
あけましておめでとうございます。
といっても、もう日付は変わってるようで…。
本当は元日の内にアップしかかったんですけど、
いろいろあって遅くなってしまいました。

さぁ、そんなわけで新年1発目の話題は、
やっぱり何といっても天皇杯。
浦和対ガンバ、まさに宿命の対決。

主力が抜けてもなお強さを発揮する浦和と、
宮本がラストゲームとなるガンバ、
どっちが勝ってもおかしない、そんな組み合わせ。

そして、試合は序盤からガンバが攻勢。
主力が不在となる浦和に負けれられないという思いもあってか、
リーグの最終戦よりも優位に展開していた。
しかし、なかなか得点には繋がらず、スコアは0-0。

個人的にはマグノアウベスが本調子じゃなかったように感じる。
確か横浜戦でも精細を欠いていた記憶が。
それが苦しい展開を生んでしまったのか。

一方、浦和は本当にさすがの選手層。
主力が抜けているとは思えないメンバーだったし、
しっかりチャンスを作っていた。

けど、小野が負傷したのは痛かったと思う。
ここまでチームを引っ張ってきたのは小野だし、
交代した時にはガンバが勝つような気がした。

しかし、均衡を破ったのは浦和。
岡野のパスを永井が押し込んで見事に先制弾。
その後、反撃に転じるガンバも及ばず、
天皇杯のタイトルは、見事浦和レッズが獲得!

いやー、本当にいい戦いだった。
終了目前の時間帯で、永井の気持ちが入ったゴールで、
すげぇいい構図に見えた。

まぁ、結果的にはやっぱり浦和強いって感じだけど、
今回は都築が良かったな。
スーパーセーブ連発だったし、
ガンバと浦和の差はゴールキーパーのような気もするが…。

宮本にとっては残念だったけど、
まぁ海外で頑張って欲しい。

にしても、この浦和にガンバでも勝てないとなると、
今季も浦和の年になるのはほぼ確実か。
本物のビッククラブが誕生してしまった気がする。

天皇杯 準決勝

2006年12月30日 11時17分07秒 | Jリーグ2006
ついに集結したベスト4。浦和、ガンバ、鹿島、札幌。
いずれのチームも、優勝の可能性はあるチーム。
浦和、ガンバのチーム力はもう申し分なしで、
鹿島も地力はあるチーム。札幌も勢いがあるだけに侮れない。

そんな準決勝。
まずガンバ大阪対コンサドーレ札幌のカードは、
2-1でガンバが勝利。

まぁ、結果だけ見れば順当だったけど、
札幌に2-1で勝利とは、
ちょっとガンバとしては不本意なスコアだったかも。
逆に札幌がよほどポテンシャルがあったってことかもしれないが。

続く、浦和レッズ対鹿島アントラーズは、
こちらも2-1で浦和が勝利。

やっぱり小野は凄かったし、
ワシントンがいなくても全然攻撃力が落ちてる気がしない。
本当に選手層の厚さは凄いところ。

鹿島は、本田がラストゲームということで、
出場させてあげたかったんだけどなぁ、
お疲れ様でした。

さて、そんわけで決勝はガンバ対浦和。
やっぱり、このカードになってしまうのか。
今のJリーグを象徴するような対戦。

リーグでは破れたガンバが雪辱を晴らすのか、
浦和が最強伝説を作るのか。
どちらのチームも勝てる可能性はある気がします。

天皇杯 準々決勝

2006年12月24日 19時12分26秒 | Jリーグ2006
しばらく天皇杯のことは書いてなかったのですが、
ようやくベスト8ということで、
ここらへんから注目していこうかなと。

まぁ一番の注目は当然ながら、浦和レッズ対ジュビロ磐田。
初めはね、「何で浦和とここであたるのかなぁ」と思っていましたが、
ワシントンやトゥーリオはいないし、三都主もいない。
もしかしたら、勝てるのでは?と思ったわけです。

で、試合はなんと壮絶な点の取り合い。
んでもって、小野。やっぱり君は天才だった。
しかし、磐田も本当によく頑張ってた。
前の大宮戦と比べれば、天と地の差だったよ。

そんなわけで、3-3のままPK戦へ突入。
もうここまでくれば、勝機は十分にある。
確かに神様・川口の不在はいろんな意味で残念だけど、
佐藤洋平だってやってくれるはず。

しかし…結果はまさかの敗退。
でも、ありゃ審判…ちょっとおかしいだろ。
まぁ、終わったことはしょうがないし、
来季へ気持ちを切り替えて欲しい。

次は、横浜F・マリノス対ガンバ大阪。
この試合、もう少し質の高いゲームが見れると思ったんだけど、
案外つまらなかった。

横浜なんてもうグダグダだったし、
ここまで勝ち残ってきたチームには見えなかったよ。
ガンバはまぁ勝ったけど、マグノは調子悪そうだったな。
まぁ勝ったけど。

んで、鹿島アントラーズ対清水エスパルス。
この試合、結果しか知らないんだけど、
鹿島が0-2から大逆転したらしい。

うーん。この強さがリーグ戦でもあれば、
最後まで優勝戦線に残っていただろうに。

でも、このガンバ、鹿島はやっぱり有終の美ってのがあるんだろうな。
ガンバは宮本で、鹿島は本田ね。
どっちも負ければラストゲームになるわけだし、
そういうのを持っているチームは天皇杯強いんだよな。

(マリノスの奥、出なかったな…)

そんな中、なんとコンサドーレ札幌が甲府に勝利。
「え?札幌、ベスト4?」と衝撃だったが、
どのへんが強いんだろう?
というか、J2でいまどのくらいの位置にいるんだろう?
…全然知らん。

ま、今度調べてみようかな。
では。

J1リーグ最終節

2006年12月04日 19時34分31秒 | Jリーグ2006
【鹿島アントラーズ 3-0 ジュビロ磐田】
今季のJリーグも、いよいよ最終節。そして迎えたこの対戦は、
これまでJリーグを引っ張ってきた往年のライバル対決が実現。
どちらもここ最近は優勝から遠ざかり、今季も優勝戦線からは離脱しているが、
互いに負けたくないというプライドは色褪せていないだろう。
加えて両チームともチーム状態は良好。天皇杯、来季へ向けて加速を強めたいところだ。
そんなこの一戦、結果は鹿島、野沢のハットトリックで鹿島が快勝。
磐田は最終節にきてまかさの完敗に屈し、5位で終着。鹿島は続く6位。

【浦和レッズ 3-2 ガンバ大阪】
いよいよ迎えた優勝決定戦。この節、一番の注目カードは大観衆の中でのキックオフ。
浦和圧倒的有利の中、ガンバ大阪の優勝条件は3点差以上の勝利。
それを信じ、集まったサポーターと、復活を遂げた遠藤、播戸はモチベーション十分。
一方、浦和も勝って有終の美を飾るために、1年の集大成をこの試合にかける。
そして始まった頂上決戦。ガンバはマグノアウベスの先制ゴールで奇跡へ扉をあけかけるが、
浦和、ワシントンを抑えることができず、終わってみれば3-2で撃沈。
壮絶な点の取り合いの末、浦和がその強さをまざまざと証明し、初優勝を果たす。

【ジェフ千葉 0-2 横浜F・マリノス】
今シーズン、様々な紆余曲折がありながらも、どうにか戦い抜いたチーム同士。
ケガや累積によりチーム編成は思わしくないものの、Jリーグの終盤戦にはつきもの。
ここまでくれば、いかに勝利への気迫を見せられるかが大きなポイントになる。
加えて、ここ最近の試合では内容の充実さが欠けている両チームにとって、
いいイメージでシーズンを締めくくりたい思いは強いはずだ。
そんなこの試合、結果は横浜が順当に千葉を下し快勝。水沼マリノスの最後を勝ち星で飾る。

【アルビレックス新潟 1-2 大宮アルディージャ】
共に今季は苦しんだ時期もあったが、J1で戦い続けられるだけの力は証明した両チーム。
しかし、新潟はここまで2連敗。大型補強の大宮も13位と決して状況は思わしくない。
それだけに、最後は有終の美で締めくくりたい気持ちは双方が持つところ。
チーム順位も拮抗しているだけに、互いに負けられない戦いとなる。
そんなこの試合、制したのは大宮アルディージャ。
藤本、小林ら主力選手がきっちり結果を残し、12位でシーズンを終える。

【清水エスパルス 3-0 サンフレッチェ広島】
優勝争い、残留争いからそれぞれ離脱し、今季の山場はすでに過去の話。
しかし、清水は目標のトップ5へ向けて、モチベーションに落ち度は見られない。
だが、対する広島もここ最近は堅守をベースに勝ち点を伸ばし、チーム状態は良好。
調子の良さを天皇杯、そして来季に続けるため、この試合はなんとしても勝ちたい一戦となる。
そして始まったこのゲーム。試合は広島の堅守が崩れ去る予想外の展開で、
清水が3得点の快勝。悲願のトップ5を達成し、最高のシーズンを締めくくった。

【京都パープルサンガ 0-1 名古屋グランパス】
すでにJ2への降格が決まった京都は、ホームに名古屋を迎えての対戦。
この試合、すでに勝利は意味のない京都だが、誰もが勝利へ執念を燃やす。
それはJ1で戦ってきた意地と、美濃部監督の初勝利をプレゼントするため。
一方、アジア大会の影響でベストメンバーではない名古屋も、
シーズンの締めくくりとして、確実なる勝利を目指す。そんな様相のこのゲーム、
結果は名古屋、スピラールのゴールで名古屋が勝利。
京都は来季への希望を何も見出せないまま、J1での戦いに終わりを告げる。

【セレッソ大阪 1-3 川崎フロンターレ】
もはや、望みを繋ぐのは入れ替え戦だけとなったセレッソ大阪。
そして、優勝戦線から離脱し、2位確保へ標準を合わせた川崎フロンターレ。
お互いに定まったチームの方向性は、全選手で統一された最終節。
今シーズンを少しでも良い成績で終えるため、この試合での勝利は絶対条件だ。
そして迎えたこの一戦、試合は川崎が自慢の攻撃陣を稼動させ、3-1で見事に勝利。
今季、名波の獲得、大久保の復帰などあらゆる起爆剤を試したセレッソは、
無念のJ2降格となる。

【アビスパ福岡 1-1 ヴァンフォーレ甲府】
今季、序盤から苦しい戦いを強いられたアビスパ福岡と、好調を維持した甲府。
互いにJ1でのキャリアは浅いものの、その明暗は明白だったチーム同士。
だが、苦戦を強いられた福岡も、最終節を迎えて残留への希望はまだ十分。
この苦しかったシーズンを笑顔で締めくくるために、この試合にすべてをかける。
そんな一戦、福岡は先制される嫌な展開から見事に追いつき、執念のドロー。
これにより、見事入れ替え戦へ望みを繋ぐことに成功する。

【大分トリニータ 0-1 FC東京】
ようやく、上位を狙えるチーム力を身につけた大分トリニータと、FC東京の最終節カード。
大分にとっては、過去最高のシーズンを勝利で飾りたい気持ちは強いはず。
だが、今季も中々中位どころから抜け出せなかったFC東京も、来季へ弾みが欲しい。
どちらも、来季は上を狙えるだけの戦力を整えるチーム同士。
だからこそ、勝ち点3をその手に収めたいところ。それが自信へ繋がる。
そんなこのゲーム、試合はFC東京のエース、ルーカスの決勝ゴールで終止符。
大分は惜しくも敗戦となったが過去最高の7位でシーズンを終了する。

J1リーグ第33節

2006年11月28日 21時59分38秒 | Jリーグ2006
【大宮アルディージャ 2-0 セレッソ大阪】
前節、大分戦で見事残留を確定させた大宮と、未だ混沌の争いを続けるセレッソの対戦。
精神的な面では大宮が優勢だが、セレッソも残留へ向けてのモチベーションは高いはず。
だが大宮も、最後のホームゲームを有終の美で飾りたい思いはあるだろう。
降格圏を脱出したチームと、脱出しきれなかったチーム。
そんな、対照的な流れの中での対戦となったこの試合、結果は2-0で大宮が勝利。
貪欲に勝利を狙うセレッソを手堅く撃破し、ホームで久々の勝利を挙げる。

【FC東京 0-0 浦和レッズ】
勝てば無条件で優勝が確定する浦和にとって、この試合は今季一番の大一番。
ガンバ大阪の結果次第で引き分けでも優勝は決定するが、
勝って有終の美を飾りたい思いは、誰もが持つところだろう。
そんな浦和を迎え撃つのは、今季、川崎やガンバを破るなど底力を見せるFC東京。
誰もが注目するこの大一番で、何かが起こる雰囲気は十分だった。
そして、試合展開は力の差を感じさせないほどの緊迫した流れのまま進み、
0-0のスコアレスドローで決着。ガンバ大阪の勝利もあり14位のFC東京が、
浦和の優勝を阻止。勝利こそできなかったものの、また一つJリーグにドラマを作る。

【川崎フロンターレ 3-2 鹿島アントラーズ】
どちらも今シーズンは優勝争いに絡みながらも、戦線から離脱していった強豪クラブ。
モチベーションの低下はある程度しょうがないかもしれないが、
幸か不幸か暫定順位は不安定。それだけに、一つでも上を目指す気迫を込められれば、
スペクタクルな試合が実践できるカードだ。改めて気持ちを一つに、そんな様相のゲーム。
その結果は、川崎が後半ロスタイムに決勝点をたたき出す劇的な決着で終着。
見事勝ち点3を獲得し、さらなる上位進出を虎視眈々と見据える。

【横浜F・マリノス 0-1 大分トリニータ】
王者奪還が至上命令だった横浜にとって、今季は苦戦続きのシーズンだった。
かたや大分も、いままでの奮闘が嘘のように消え、失速が続いている現状。
そんなどちらも結果に悩む中で、特効薬として欲しいのは勝ち点3以外にない。
また、リーグも終了を迎えるこの時期では、悪い流れをここで断ち切り、
来年に繋げるという思いが強いはずだ。そんなこの対戦、試合を制したのは大分トリニータ。
相手DFの体に当たったボールがゴールへ転がるラッキーゴールで、大きな勝ち点3を得る。

【ヴァンフォーレ甲府 2-3 ジェフ千葉】
誰もがどう見ても、今季は十分に奮闘した甲府が迎え撃つのはナビスコ覇者のジェフ。
しかし、それも早くも過去の話か。ここのところの千葉は強豪としての姿が陰を潜めている。
こうなると、甲府としてはなんとしても勝ちたい試合。
時期やタイミングがどうこう言われようが、勝利し刻んだ歴史は変えられないからだ。
甲府がJ1を戦っていけるさらなる自信をつけるか、それともジェフが意地を見せるか。
そんな様相のこのゲーム。展開は予想外の打ち合いになり、ジェフが勝利。
チームとしてのプライドを保ち、ついに連敗地獄から抜け出す。

【ジュビロ磐田 1-0 清水エスパルス】
順位が拮抗している中で迎える、注目の静岡ダービー。
もちろん矛先は勝ち点3ではあるが、それ以上に互いのモチベーションは高いはず。
それはダービーもとより、負けることが許されない状況が証明している。
清水は目標としているトップ5へ向けて取りこぼしが許されない試合。
そして磐田も、この最高の流れを貫くために失速は許されない時期。
そんな緊迫の中で迎えるこの試合。結果は磐田がPKをきっちり決めて1-0で勝利。
久々にダービーを制し、来季の王者奪還へ完全に標準を合わせる。

【名古屋グランパス 2-0 アビスパ福岡】
今季も、いまひとつ上位争いに絡むことができなかった名古屋グランパス。
少しでも順位を挙げるために、下位との試合は是が非でも勝ちたいところ。
だが福岡も、ようやくチーム状況も上昇気流に乗り、ここで勢いをつけたい思いのはず。
そんな勝利への意欲がこだまするこの試合。結果は2-0で名古屋が勝利。
ホームの最終戦を見事勝利で飾り、順位を8位にまで引き上げることに成功する。

【ガンバ大阪 3-2 京都パープルサンガ】
リーグ2連覇を目論むガンバにとって、この試合は絶対に負けられない試合。
それは、浦和の結果がどうであっても、勝たなければ優勝が閉ざされるから。
だが京都も、この試合に敗戦するとJ2への降格が決定。
終盤だからこそある、もう後がない本当の正念場を両チームとも迎えている。
そのモチベーションの高さが選手を振るわせたのか、試合は一進一退の好ゲームが展開。
双方のエースストライカーが結果を残す中迎えた後半ロスタイム。
ガンバがシーソーゲームを決める劇的な3点目を決めて辛くも勝利。
浦和優勝濃厚のムードを払拭し、最後の直接対決へ望みを繋ぎとめる。

【サンフレッチェ広島 2-1 アルビレックス新潟】
ここにきてようやく上昇気流を見せる広島と、まだ不安定さが残る新潟の対戦。
すでにJ1の残留は完全に確保されているが、賞金圏内を目指すためにも、
勝ち点3はどちらのチームも欲しいところだ。
決して選手構成は万全ではないが、それを逆手にとって、
どれだけの層の厚さを見せられるかも大きなポイントになるかもしれない。
そんなこのカード。広島がエース佐藤の決勝弾で見事に勝利。
完全に本来のサッカーを取り戻し、大きな勝ち点3を得る。

J1リーグ第32節

2006年11月25日 19時53分59秒 | Jリーグ2006
【鹿島アントラーズ 5-1 アルビレックス新潟】
今季、あと一歩というところでタイトルから見放されてきた鹿島は、
天皇杯へ向けて調子も上向き。そんな中で迎えるのは、今季健闘を見せる新潟。
どちらもモチベーションは高く、鹿島は選手層も万全になりつつある状態。
だが、新潟も明確に戦うサッカーができており、戦力差はそれほどないかもしれない。
しかし、終わってみれば鹿島が5得点を奪う圧勝でゲームを制覇。
常勝軍団としての姿を取り戻し、終盤へ向けてトップギアに。

【浦和レッズ 3-0 ヴァンフォーレ甲府】
前節では名古屋を相手にまさかの零敗を喫した浦和。
優勝へ向けて、もう取りこぼしは絶対に許されない現状は誰が見ても明らか。
一方、今季J1・1年目ながら完全に戦えることを証明した甲府は、
もはや何も失うものはないだけに、首位浦和は全力で戦える格好の相手。
そんなこの試合、展開は浦和のワシントンが2本のPKを外すなど、
衝撃的な場面が続出。それでも、意地を見せた浦和が3-0と勝利し、
結果的には順当なスコアで甲府を退け、王者へ大きく前進する。

【ジェフ千葉 0-1 サンフレッチェ広島】
ナビスコの優勝以降、調子が上がらない千葉と、残留を決めた広島の対戦。
どちらも、今季は紆余曲折のシーズンだったけに、来季へ向けて自信をつけたい。
特に序盤は完全に降格組みだった広島は、ようやくチーム状態も回復し、
いい流れのまま来シーズンへ突入できそう。だが、それは千葉も願うところ。
そんな一戦、広島が自慢の堅守で千葉の攻撃陣を抑え、見事完封勝利。
千葉はこれで5連敗となり、明暗が明確に別れた。

【FC東京 1-2 横浜F・マリノス】
両チームとも、今季は満足いく成績で終われそうにはないチーム同士の対戦。
しかし、互いの意地とプライドにかけて、好ゲームを期待したいところ。
特に、ここのところ攻撃陣に元気がない横浜は、本来の攻撃力をそろそろ発揮してほしい。
また、前節の完敗で勢いを失くしてしまったFC東京は、ケガ人も復帰し、
来季へ向けてエンジンを再始動したいところ。
そんな様相のこのゲーム、試合を制したのは横浜F・マリノス。
ロスタイムに那須が決勝点をたたき出し、勝利への意欲を垣間見せた。

【清水エスパルス 4-3 川崎フロンターレ】
逆転優勝への有無はあれど、どちらも今季Jリーグを盛り上げた上位同士の一戦。
清水は目標のトップ5へ向けて、そして川崎は逆転優勝へ向けて、落とせない勝ち点3。
それだけに、お互いの良さを活かした激しいゲームが期待される。
そんなこのゲーム、主役になったのは清水・藤本。鮮やかな先制点で口火を切ると、
追いすがる川崎をハットトリックで退けて2試合連続の爆発。
川崎はこの敗戦により、残り2試合を残して力尽きることになった。

【京都パープルサンガ 1-3 ジュビロ磐田】
決してモチベーションが低いわけではないが、もはや京都の残留は他力頼み。
監督交代以降も成果が現れず、毎試合背水の陣であることは否めない。
だが、この試合での勝ち点3がチームにプラスになることも、確かな事実だ。
一方、例年通りの強さを取り戻した磐田は、次節の静岡ダービーへ向け、
弾みをつけたいところ。そんな思惑がぶつかるこの対戦。
試合を制したのは磐田。菊地の2試合連続ゴールなどで3得点をたたき出し、
京都を3-1で退ける。京都はこれでさらなる佳境に追い込まれる。

【セレッソ大阪 1-1 名古屋グランパス】
残留争いが加熱化する中で、ようやく最悪のケースは脱した感のあるセレッソ。
迎え撃つのは前節で浦和に勝利した勢いのある名古屋。
今の現状では他の結果も気になるセレッソだが、決して名古屋も勝てない相手ではない。
その気迫をいかに結果に結び付けれるかが、分かれ目になるはず。
そんなこの対戦。試合は1-1のドローで終着。
セレッソは、価値ある勝ち点1は得たが、悔やまれる引き分けになった。

【アビスパ福岡 1-1 ガンバ大坂】
残留争いを演じる福岡と、優勝争いを演じるガンバ。
この様相での対戦は、どちらも勝利への執念が高いだけに、どちらが勝つか分からない。
それは下位が上位を下す可能性と、上位が下位に屈する可能性が高いことを証明してる。
特にどちらも取りこぼしは許されないという境遇は、まさしく瓜二つだ。
そんなこの試合、福岡が強豪、ガンバに意地を見せ1-1の好ゲームを展開。
勝ち点1を見事もぎ取り、プライドを見せる。

【大分トリニータ 1-2 大宮アルディージャ】
今季、奮闘を見せた大分と、まさかの残留争いとなった大宮の対戦。
シーズン開幕前の予想ではおそらく真逆の立場だと見られていたチーム同士。
これが、サッカーのおもしろさであり、Jリーグのおもしろさ。
そして、戦力差、順位差、勢いがあっても、結果に反映されないこともあるのがサッカー。
それを見事示し、大宮が逆転勝利で残留を確保。
残り2試合を残し、来季へ向けて一服の安堵を得ることに成功する。

J1リーグ第31節

2006年11月20日 16時22分54秒 | Jリーグ2006
【大宮アルディージャ 0-3 鹿島アントラーズ】
シーズン中盤は比較的好調だった大宮も、気がつけば15位。
残留か、降格か、その瀬戸際に立たされている厳しい状態が続いている。
そんな中迎えるこの節の相手は、鹿島アントラーズ。
すでに優勝の可能性は消えているが、来季へ向けてモチベーションは高いはず。
だが、大宮も負けるわけにはいかない。そんなこの一戦、制したのは鹿島。
前半開始早々に田代がゴールを決めると、その勢いにのって3-0と圧勝。
大宮は勝ち点を積み上げられず、厳しい現実が突き刺さる。

【川崎フロンターレ 2-1 アビスパ福岡】
もはや、優勝するためには勝つしかない川崎フロンターレ。
決してチーム状態が良いとは言い切れない現状だが、そんな泣き言を言う暇もないところ。
だが、それは福岡も同じ。優勝、残留と目標は違えど、欲しいのは結果のみだ。
それだけに、戦力差もとより勝利への執念が、試合を動かすことになるだろう。
そんな、ある意味大一番とも言えるこの一戦、結果は川崎が2-1で勝利。
最後まであきらめない姿勢を試合で示し、優勝へ向けて可能性を繋ぎ続ける。

【横浜F・マリノス 2-3 清水エスパルス】
どちらのチームも、優勝、残留争いとはすでに縁をきった今シーズン。
今必要なのは、来季へ繋がるサッカーであることは明らかだが、
一つでも順位を上げたいという思いは、双方が持つところ。
そんなこの一戦、展開は清水が一時2点のリードを奪うものの、横浜も意地を発揮。
そして点の取り合いとなったゲームに、清水が競り勝ち、勝ち点3を獲得。
横浜は後半の猛攻もあと一歩及ばず、悔しい敗戦となった。

【ヴァンフォレー甲府 2-0 大分トリニータ】
選手個人、個人の意識を向上させ、確実に勝ち点を積み重ねてきた甲府は、
すっかりJ1でやっていけるチームであることを証明し、見せ付けてくれた。
そして、主力放出の痛手を負いながらも、健闘した大分トリニータも、
まだまだJ1レベルのクラブであることを結果として立証。
どちらも不安がこだました今シーズンを、無事戦い終えようとしている。
そして迎えるこの試合。注目はいかに質の高いゲームができるかだったが、
それを実現させたのは甲府。エース、バレーのゴールを含む2得点で大分を下す。

【ジュビロ磐田 4-1 FC東京】
どちらも優勝の可能性こそないが、終盤へ向けてモチベーションを高めている両チーム。
内容に結果がついてきている調子良さが、充満しているのは言うまでもない。
こういったチーム同士の一戦は点の取り合いになる可能性が高く、
このゲームもそんなスリリングな展開が期待されるところ。
だが、試合は磐田が決定力の差を見せつけ、4-1と圧勝。
代表にも招集された前田が全得点に絡み、新時代への基盤を完成させつつある。

【名古屋グランパス 1-0 浦和レッズ】
首位撃破を狙う名古屋と、首位維持を誓う浦和の激突。
追われる立場というプレッシャーのかかる浦和に、失うものはない名古屋は、
相性も悪く、優勝へ向けてもっとも厄介な相手かもしれない。
さらに、名古屋はこういった局面に力を発揮する未知数の強さを持つクラブ。
地力は未知の力に打ち勝てるのか、そこに注目が集まる。
そんなこの試合、結果は名古屋がヨンセンのゴールで浦和を撃破。
浦和は幾度のチャンスを活かすことができず、まさかの敗戦に沈む。

【サンフレッチェ広島 1-0 京都パープルサンガ】
勝てば残留が決定する広島と、未だ厳しい状況が続く京都の一戦。
京都にしてみれば、目の前でやすやすと残留を見せ付けられるわけにはいかない。
そんな勝利に執念を見せるチームの激突。結果は広島が追いすがる京都を撃破。
見事残留を果たし、苦しんだ今季に一服の安堵を感を得る。
一方、さらなる佳境に追い込まれた京都。この試合も広島の2トップを散々抑えていたが、
あと一歩集中力が及ばなかった。

【アルビレックス新潟 2-2 セレッソ大阪】
前節こそ磐田に惜敗したものの、確実に調子を上げてきているセレッソ大阪。
こうなると、なんとしても残留という結果が欲しいところ。
対するのは、今季8位と健闘を見せるアルビレックス新潟。
戦力差はそれほど感じられないが、結果として大きく開いている順位。
その差は、ゴール前や一つのプレーのほんの少しの差かもしれない。
それを埋めることができれば、セレッソにも勝機は十分ある。
そんなこのゲーム、試合は点の取り合いになり、セレッソが執念のドロー。
またしても勝ち点3は取りこぼしたが、以前として残留に意欲を見せる。

【ガンバ大坂 1-0 ジェフ千葉】
現在、ガンバ大坂が満身創痍の状態であることは、どこを見ても明らか。
しかし、優勝するためには、ここで立ち止まるわけにはいかない。
それは、チームも誰もが感じていることだろう。
一方、千葉もナビスコの優勝以降、不思議なほどに調子が下降気味。
このままでは終われない。その思いが強い方が、この試合の勝者になるはず。
そんなこの試合、明暗を分けたのはエースの一発。
均衡状態の中で、ガンバ大坂のエース、マグノアウベスが意地の決勝ゴール。
王者の執念を見せ、勝ち点3を積み重ねる。

J1リーグ第30節

2006年11月13日 19時02分02秒 | Jリーグ2006
【鹿島アントラーズ 3-1 ガンバ大坂】
優勝の可能性が消滅した鹿島と、優勝へ可能性を繋ぎ続けるガンバの対戦。
ナビスコ杯も無念の準優勝に終わった鹿島としては、
これまでJ1のトップを走り続けたチームのプライドをかけて、強豪撃破へ。
そして、ガンバは悲願の2連覇を達成するため、勝利を目指す。
そんな常勝軍団同士の一戦は、先制された鹿島が3得点で逆転に成功。
不調だった得点力不足を解消し、意地を見せた。

【浦和レッズ 1-0 横浜F・マリノス】
今や、リーグを代表するビッグクラブへ真価を遂げた両チームの激突。
結果として好成績を収めているのは浦和だが、横浜の選手層もリーグ屈指。
それだけに、首位を走り優勝のプレッシャーのかかる浦和に、
無欲の横浜はけして容易い相手ではない。そんな注目のマッチ。
そして、結果は浦和が山田の1点を守りきり大きな勝ち点3を獲得。
前節で崩壊した守備陣を修正し、優勝へ向けて再び舵を取る。

【ジェフ千葉 3-1 アルビレックス新潟】
ナビスコの優勝、天皇杯の敗戦は、ジェフの不安定さを象徴するような結果だった。
だが、リーグでは常に上位に位置し、来季へ繋がるサッカーはできつつある。
そんな中、不安定という最後の課題を克服するために、なんとしても勝ちたい新潟戦。
勝利を手にするのはナビスコ王者に挑む新潟の意地か、ナビスコ王者の千葉の意地か。
そんなこの戦い、勝利を手にしたのはアルビレックス新潟。
千葉を圧倒するサッカーを展開し、対千葉戦初勝利。自信となる勝ち点3を得る。

【FC東京 5-4 川崎フロンターレ】
確実にチームを立て直しつつあるFC東京と、優勝を見据える川崎の対戦。
今季、その圧倒的な攻撃力をいかんなく発揮し優勝戦線に残る川崎は、
この試合に勝たなければ優勝は絶望的。
それだけにアウェイとは言えど、この多摩川ダービーは落とせない。
そんなこの試合は壮絶な打ち合いを展開し、FC東京が見事勝利。
試合終盤までスコアが激しく変動する激戦を見事飾った。

【清水エスパルス 1-1 大宮アルディージャ】
どちらも今季、チームに大きな変化が見られたチーム同士。
清水は強豪としての片鱗を見せ、大宮もチーム構成が大きく変わった。
そんな今季を少しでも好成績で締めくくるために、勝利を目指すオレンジダービー。
だが、結果は1-1のドローで終幕。清水は先制を守れず、PKで失点。
ここにきて勢いを失いかけている清水、次戦へ気持ちを切り替えたい。

【京都パープルサンガ 1-1 ヴァンフォーレ甲府】
勝ち点3以外は必要ない、過酷な残留争いを演じている京都。
甲府をホームで迎えるこの一戦は、踏みとどまれるかどうかを左右する、重要なゲーム。
チームの状態は悪くないだけに、なんとしても勝ち点3が欲しいところ。
そんなこの試合は京都は2人が退場する荒れた展開となりながらも、執念のドロー。
しかし、内容としては良かったが、結果的に入れ替え戦へ望みを繋ぐことに。
一方、甲府はJ1残留が決定。J1・1年目を見事戦い抜いた。

【セレッソ大阪 2-3 ジュビロ磐田】
J1残留へ向けて確実にチーム力を上昇させているセレッソ。
そして、終盤に来てかつての強さを取り戻したジュビロ。
そんな好調なチーム同士の激突は、シーソーゲームが展開され、磐田が勝利。
前半から激しく動いたゲームに、見事競り勝った。
セレッソはここにきてついに連勝がストップ。未だ残留争いは混沌。

【アビスパ福岡 0-2 サンフレッチェ広島】
依然として厳しい戦いが続く福岡と、広島の一戦。
どちらも好調の雰囲気はあるものの、成績ではあまり振るっていない今季。
来季の躍進へ向けチームの方向性を確かめる意味でも、勝ち点3は必要不可欠。
若手を軸にした中盤を誇る福岡、強力2トップを要する広島。
戦力的にはそれほど差はなく、好ゲームが期待されたこの試合。
結果はウェズレイが2ゴールを決めて福岡を撃破。残留へ向けて痛い足踏みとなる。

【大分トリニータ 0-1 名古屋グランパス】
優勝という可能性こそないが、J1として長年戦い続ける大分と名古屋。
それは安定した戦力と、確かな経験にならず、質の高いサッカーができることを証明している。
それだけに、両チームとも来季こその思いで挑む今季の終盤戦。
結果は名古屋が杉本のゴールを守りきり、勝ち点3を獲得。
J1残留確定を決め、来季へ向けモチベーションを高める。

天皇杯4回戦

2006年11月08日 22時23分39秒 | Jリーグ2006
ヤマザキナビスコで歓喜沸いたと思ったら、
すぐに天皇杯の戦いとなるJ1チーム。
上位チームはこれに加えて優勝争いの戦いにも挑むわけで、
本当に忙しい。

でも、J1初登場となる4回戦は、
比較的格下と対戦する可能性が高いわけで、
チームの構成を終盤へ向けて再構築するのにはいい機会かも。

さて、そんな4回戦。
ざっとみても順当にJ1チームが勝ちあがる中で、
清水がJFLを相手に大苦戦。
6得点で快勝かと思いきや、4失点という僅差。
多少油断があったにせよ、ちょっと心配か。

J2組みでは愛媛、柏が奮闘。
どちらも惜しくも敗戦となったけど、
柏は磐田を相手にPK戦。
愛媛は横浜を延長戦まで苦しめた。

しかし、それだけ追い詰められても最後に勝つのが、
J1チームという強さなのか。

そんな中で、衝撃的だったのは千葉と札幌の一戦。
現在、コンサドーレ札幌はJ2でも中位チームで、
昇格の可能性は0のチーム。

んで、千葉は正真正銘のヤマザキナビスコの覇者であり、
J1リーグの強豪チームの一つ。

その千葉がなんと札幌に0-1で敗戦。
うーん、本当に恐いサッカー…。
J2チームがベスト16はそんなに驚かないが、
まさか千葉が姿を消すとは。

これがリーグを制覇できない原因なのか。
それとも札幌が潜在能力を秘めたチームなのか。
とりあえず分かることは、
何が起きても不思議じゃないのがサッカー!

ヤマザキナビスコ2006 決勝戦

2006年11月04日 06時19分19秒 | Jリーグ2006
今年のヤマザキナビスコカップは、ジェフ千葉が2連覇を達成し終着。
昨季ほどの強さは感じられない状態だったものの、
大舞台できっちり結果を残し、見事王者に輝いた。

鹿島にしてみれば、リーグ戦での不調をそのまま引きずってしまった感じ。
監督はスタイルを変えてこの大一番に望んでいたみたいだけど、
それが結果に繋がることはなかったよう。

しかし、本当にタフなゲームだったと思う。
やっぱり決勝戦で1発勝負となると、得点に対する意識が強い。
これをリーグ戦でやればいいと思うんだけど、
人間っていうのはその状況にならないとできないものなのかも。

試合展開はほぼ互角だった。
注目された巻、柳沢の2人はなかなか好機に絡めなかったけど、
若き日本代表、あるいは日本代表候補がよく頑張ってたと思う。
そういった面ではやっぱり千葉に部があったのかもしれない。

しかし、後半の立ち上がりは鹿島が優勢だった。
最終的に運動量で競り勝ったのは千葉の感じがあるものの、
後半の序盤は得点チャンスもあったし、流れもあった。

解説の風間さんも言っていたけど、
こういう時間帯に点を取らないといけないのがサッカー。
鹿島はそれができなかった。

ただ、攻撃で失敗しても守備で成功すれば次の波が来る。
そんな我慢の時間帯になった時、千葉の攻撃を止められなかった。

そして、均衡状態を破る水野のゴール。
完璧にフィットしたシュートには見えなかったけど、
見事ゴールマウスに流れ込む。
やっぱり代表入りも狙っている思いがあるのかも。
積極的に突破を仕掛けたことが繋がった。

そしてその直後、コーナーキックから阿部。
これもゴールに決まり、終盤にきて一気に2-0。
失点直後という時間帯はやっぱり危険だな、
ということを改めて認識させられた感じ。

そしてこのまま試合終了。
鹿島の10冠到達はならず、千葉が2連覇。
結果的に2-0の差がついたけど、
どっちが勝ってもおかしくない試合だったと思う。

ただ、やっぱり流れがある中で得点を取れたチームが、
勢いもものにできるということは明らか。
鹿島、千葉は敗戦をバネに、そして優勝を自信に、
モチベーションを高めて残りのJリーグを戦ってほしい。