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LIFESTYLE

ゲーム&サッカー中心の気まぐれブログ

Jリーグ2010 第16節 川崎フロンターレ 3-2 ベガルタ仙台

2010年08月06日 23時14分13秒 | Jリーグ2010


前半から試合のペースを掴んだのは明らかに川崎で、

そりゃーもう、怖さ満点の攻撃陣だった。

黒津、ジュニーニョ、ヴィトールの前線3人に、

中村、稲本の供給源がしっかりと絡み、

ほんと一瞬でも隙があれば、仕留められるほどの雰囲気をかもしだす。



全盛期ほどのキレはないとはいえ、

戦線復帰を果たしたジュニーニョの存在感は相変わらずで、

中村もジュニーニョをしっかりと見て、

プレーしている様子がずっと感じられた。



しかし、



そんな中でゲームを動かしたのは何と仙台だった



24分、川崎が圧倒的にペースを掴み、

ほとんど攻撃の形をつくることができなかった仙台が、

フェルナンジーニョの突破力を生かしてたたみ掛け、

弾かれたボールを懸命に繋ぎ、



最後に押し込んだのは関口!!!



これ、ドリブルでガーと上がって見せたフェルナンジーニョも

当然に凄かったんだが、

それよりもみいってしまったのは関口のクイックネスというか、

落ち着いたフェイント。



ゴール前でディフェンダー迫ってくる中で、

しかも慌てて打ちたくなるこぼれ球で、

ああもしっかりとディフェンダーを交わして、

ゴールに流し込むとは。



正直、関口にあんな技巧派な面があるとは思ってなかっただけに、

いつにも増して驚いたわ。



で、さらに凄かったのはこれに留まらず、

2点目もしっかりと奪えたこと。

ゴールキーパーのフィードをそのままゴールに押し込む、

まさにしてやったりの追加点。



ちなみにゴールゲッターはフェルナンジーニョで、

これもまぁー良かった。

相変わらず、テクニックというか、機敏な動きはハンパない。

シュートテクニックも抜けてるし、

どのチームにいてもやってくれる男だ。



川崎のゴールキーパー、相澤の対処も少しあれだったが、

ここで、



川島だったら



と、考えるのは酷すぎるか。



ただ、



ここからの川崎が強いこと、強いこと



ジュニーニョの追撃のゴールが決まって、

これはもしや?と思っていたら、

後半に入って黒津のファインゴールも決まり、

2-2の同点。



そして、最後はキーパーの弾いたルーズボールを

谷口が押し込み、



3-2の大逆転



いやー、もうこの場面なんか、

ユニフォーム脱いで弾ける谷口と、

落胆する仙台守備陣の温度差が印象的だった。



で、結果的にはスコアこのままで、

川崎の勝利ということになったんだが、

後半は仙台もしっかりとチャンス作れていて、

どう転んでもおかしくはない試合だった。



仙台の林も調子は良さそうだっただけに、

この敗戦はきついだろうな。

試合終了後、うずくまっていたエルゼウの姿も、

なんかかわいそうだったわ。


Jリーグ2010 第16節 湘南ベルマーレ 3-6 清水エスパルス

2010年08月04日 23時58分22秒 | Jリーグ2010


いやはや、これだけ大味なゲームをJリーグで観たのは、

なんだかひさかたぶりのような気もしたこの一戦。

チーム力の差は明白だったとはいえ、

ここまでの差がつくことになるとは、何ともまぁ意外。



しかしまぁ、



清水の破壊力、湘南の脆さ



これがおそろしく顕著に出たっつーことで、

どちらにとっても、

今季のビジョンの違いが明確に出た試合かと。



でも、内容を振り返ってみれば清水のワンサイドゲーム

とも言い切れない時間帯もあったのが、

このゲームもおもしろかったとこだと思う。

確かに清水のゴールラッシュがすべてだったんだが、

湘南も良い流れの時間帯はあって、やられっぱなしでもなかった。



立ち上がりの失点ラッシュさえなければ、

湘南ももう少し踏ん張れたんじゃないかなと。

あれで清水を勢いづかせちゃったのが、

こういった結果を招いてしまったのは確かだ、うん。



だが、それでも前半の清水は、

そりゃーべらぼうに強かった。



まず、何といっても存在感あるのは小野。

開始早々の強烈なミドルシュートは、

確実に入っていてもおかしくなかったシュートで、

清水にスイッチをいれるきっかけとなった。



普通こういうシーンがあると、

ここは決めるべきだったとか、悔やまれる場面になるが、

結果的にこの試合に関しては、

まったく持って問題もないことに。



前半4分にヨンセンが鮮やかに先制点を奪えば、

ここから試合は完全に清水のペース。



兵藤の弾丸ミドルシュート


岡崎のらしさ溢れる押し込みゴール


ヨンセンのしたたかなシュート



これが次々と湘南のゴールネットを揺らし、

前半30分を待たずして4点もの差がつくことになった。



ちなみに、湘南のキーパーは都築だったんだが、

もう観てても痛々しい失点のオンパレードだった。

都築のせいじゃないのは十分分かったが、

ここまで失点がかさむと、そりゃーねぇ。



で、清水側に立ってみれば興奮したのは、

やっぱり兵藤のゴールかなと。

普段、あんまりミドルが枠にいくイメージがないんだが、

今回のシュートはほんとに凄かった。



あんなにいいものを持っていたのか兵藤



しかし、こうなるとゲームは決まってしまった感じだが、

ここから湘南が決死の攻撃を披露。



そして、エメルソン、中村のゴールで、

何と2点差にまで迫る意地を見せる。

こうなると、清水の守備陣の慢心にも見えるが、

そんな感じの場面はあまりなく、

湘南の執念が実ったゴールと言っても良かった。



ただ、



後半の立ち上がりがあまりに悪すぎた



ことで、湘南は完全にジ・エンドだった。



開始直後こそ、前への意識も伝わってきたんだが、

ヨンセンに鮮やかすぎるダイビングヘッドを決められたのが致命傷で、

そこからは再び清水のゴールショー。



6点目の藤本のループシュートなんかは、

精神的な差もよく表れていた気がするし、

運動量の低下がったとはいえ、

後半のゲーム内容は完全に明暗が分かれていた。



ただ、だからといって湘南がボロボロだったかと言えば、

そんなこともなかったのは事実。

守備陣の崩壊に目をつぶることはできないとはいえ、

田原のシュートだったり、エメルソンの3点目だったり、

士気の高さはうかがい知れた。



まぁ、だから今は清水に3点も奪えたということに、

自信を見出していくしかない気もする。

均衡したゲームではなかった部分も、

大きい気は確かにするけども。



でも、今年の清水はほんとに強いわ。

あの失点は少しいただけない気もするが、

力押しでの6点は、凄い。

鹿島戦は絶対におもしろくなるだろう。


Jリーグ2010 第14節 ベガルタ仙台 2-3 アルビレックス新潟 

2010年07月30日 22時32分15秒 | Jリーグ2010


まぁ試合内容うんぬんはこの際置いておくとして、



マルシオ・リシャルデスはすげぇやつだなぁと改めて思った



PK、FK、CKでハットトリックって、

ほんとに日本人で達成できる選手なんていないだろうなー。

それだけ信頼されて、

全部担当できるからこその賜物ではあるんだろうが、

ああも冷静に決められるのが凄い。



同点弾のPK一つを取ってみても、

ああも落ち着いて、コースもスピードも完璧で、

よくもまぁ、さくっと決められるもんだ。

外れるオーラがまったく感じられなかった。



んで、フリーキックはほんと芸術の域。

ゴール右上にすーっと吸い込まれて、

あれじゃー林も反応できねぇだろうな。

打った瞬間に決まったようなもんだった。



そして、コーナーキックはマジで唖然。

多分、狙ったんだと思うには思うけど、

よく入るなーほんと。



それだけの技術があることも凄いが、

あれだけ落ち着いているのも凄い。

後半ロスタイムっていう時間帯で、

よくやれるよ、ほんと。



しかし、マルシオリシャルデスに全部持っていかれた感じだが、

ゲーム自体もほんといい試合だった。

仙台の粘り強さも光っていたし、

見所が多いゲームだったことは確かだと思う。



ただ、セットプレー3発で敗戦となると、

後味は悪いよなー。

マルシオリシャルデスは忘れられない選手になったかと。


Jリーグ2010 第13節 ガンバ大阪 3-2 浦和レッズ

2010年07月26日 16時21分30秒 | Jリーグ2010


もともと好ゲームが多いカードだったとはいえ、

あんな劇的な結末を一体誰が想像することができただろうか。

これが優勝争いの佳境の中だったらもっととんでもないことになるんじゃないかと、

そう思えるぐらいのドラマティックな幕切れだった。



しかしまぁ、遠藤。

ワールドカップ終わって初めての公式戦で、

あれだけのプレーができるのか。



しかも、後半ロスタイムに同点に追いつかれる、

という誰もが心を折られる状況の中で、

あれだけ冷静かつ豪快に、

ミドルシュートを決めることができるのか。



恐ろしい男だ



ガンバにとってはとてもとても大きく、

価値ある一勝になったに違いない。



いやーしかし、前半はまずまずの内容だったが、

後半は本当に波乱万丈の内容だった。

エジミウソンが先制点を奪い、

宇佐美のゴールでガンバが追いつき、そんで後半。



ガンバはその勢いを見事に受け継いでいく



遠藤は前半同様、積極的なプレーを見せて、

ルーカスのシュートコントロールも言わずものがな。

中でも、橋本なんかは本当によく前線に顔を出していて、

気持ちが感じられるプレーが多かった。



そして、



その勢いでオゥンゴールまで奪うというあらわざ



やっぱり、勢いってこえー。

よく、オゥンゴールでの得点を攻めたからこそ生まれたもの、

と肯定する見解が多いが、

まさにそれにあてはまるゴールになった。



ちなみにやらかしたのは山田。

どんまい。



だが、このままスムーズにガンバが攻め勝つほど、

平穏な展開にはならなかったこの一戦。

ムードが変わったのは68分の、



ルーカスの一発退場



主審のジャッジとしては後方からのスライディングで、

悪質なプレーとしてみたのかもしれないが、

ボールにいっていたとはいえばいっていて、

イエローでも良かったんじゃないかと思える場面。



当然、ルーカスはブチ切れ



で、ここから浦和がここぞとばかりに攻め立てる。

原口らのフレッシュな選手も投入し、

それを見てガンバは、

高木を投入するなど完全に逃げ切りにシフト。



だが、



今度は浦和の山田が退場するアクシデント



これは、浦和にとっては本当に痛かった。

山田にしてみれば、

オゥンゴールの責任を果たしたかったのかもしれないが、

結果的には退場という最悪な結末。



でも、オゥンゴールも退場も、

完全な過失に思えないプレーだったからだろうか、

山田が悪いプレーしていたようには思えなかったのも事実。



しかし、しかし、



浦和はここからエジミウソンが豪快に同点弾を奪い、

逃げ切りシフトのガンバをこじ開けるというパワーを発揮。

これはもう凄いのひとこと。

浦和のポテンシャルの根源を見た気がする。



ただ、



ガンバのポテンシャルの根源はもっと凄い



冒頭でも触れたとおり、ロスタイムに同点、

しかも逃げ切り体勢で追いつかれるのは、

むしろ諦めてもいい場面かのように思えるんだが、

そこからワンプレーで、すべてを変える。



ガンバ大阪に遠藤あり。

それを裏付ける、あまりにも劇的な幕切れだった。



Jリーグ2010 第13節 FC東京 2-2 ヴィッセル神戸

2010年07月24日 00時10分38秒 | Jリーグ2010


ついに、ついに本格的な再開を迎えたJリーグ。

ワールドカップの熱狂も冷めやらぬ中、

全国各地で熱いゲームが繰り広げられることを期待する中で、

この一戦も、言うまでもなく熱い一戦だった。



長友のお別れセレモニーも控えて、何としても勝ちたいFC東京と、

ワールドカップ戦士の大久保が早くも先発入りし、

リーグ後半戦への巻き返しを期する神戸。

と、タイミングや状況を考慮して見ても、



おもしろくないゲームじゃないのは間違いなかったが



しかし、



前半に限って言えばゲームの主導権は、

完全にFC東京が握っていたと言っても過言ではない展開だった。



立ち上がりからほんとに良くボールが回り、

まさにピッチの半分しか使ってねぇよこれ、っていう内容。

神戸の守備陣がちょっとなーっていう部分もあったが、

FC東京の気迫が上回っていたのは事実。



特にリカルジーニョなんかはほんと、もうキレキレで、

前半10分の先制点もリカルジーニョの突破から、

梶山がこぼれ球を押し込んだもの。



2点目なんかは完全にリカルジーニョが個人技で切り裂いたもので、

大竹の冷静なシュートも褒めておくべきだが、

この試合、前半を語る上で、

欠かせないのはやっぱりリカルジーニョだった。



大黒なり梶山なりもかなり頑張っていたが、

リカルジーニョなしであのサッカーは成しえなかったように思う。



しかし、



前半20分の段階で2点リード



という事実が物語る通り、リカルジーニョのみならず、

FC東京のサッカーは本当に良かった。

長友もいなくて、石川もベンチで、

どれだけ出来るかは結構曖昧だっただけに、

かなり手応えのあるサッカーは出来ていたように思う。



ただ、そんな中で気になったのは、

ゴールキーパーの塩田。



中継の中でも触れられていたけど、

この試合の塩田はほんとに不安定きわまりない感じで、

長期離脱の影響なのか、

冴えたセーピングを見せる場面はほとんどなかった。



前半を無失点に抑えられたのも攻めさせなかった部分も大きく、

神戸がリズムをつかみ出したら、

ちょっと怖いかなーと思っていたのも事実。

それが、まさか後半に現実になろうとは・・・。

これだからサッカーは怖い。



エンド変わっての後半。



神戸の反撃がついに始まった



前半終盤から、徐々に勢いを作り出していたとはいえ、

後半開始直後から前半の劣勢が嘘のような姿勢を見せ、

いきなりパクカンジョが決定機に絡み、

シュートを放つという理想的なシーンも創作。



残念ながら、このシュートは失敗となってしまったものの、

FC東京の守備陣をビビらせるには十分だったのか、

最終ラインはズルズルと下がっていき、

神戸がボールを回し始めていく。



前半から奮闘していた大久保も好パフォーマンスを維持し、

完全に形勢逆転という展開。

前半あれだけキレていたリカルジーニョも存在感を失くしていき、

ハーフタイムでこうも変わるのかってなぐらいだった。



ただ、決めきれない神戸を前にFC東京も、

そこまで防戦一方という展開にはしない。



とりわけ、羽生なんかはほんとに良く頑張っていて、

試合を決めてもおかしくないシーンも確かにあった。

攻め勝ちたい思いもあった城福監督は鈴木を投入し、

羽生を下げる決断を下すわけなんだが、

もう少し見たいなーと思ったのも事実だった。



だが、監督の采配で言えば分があったのは明らかに三浦監督で、

ゲームのリズムを取り戻して見せた中、

終盤になって追撃のゴールを上げることに成功する。



ゴールゲッターはボッティだったが、

そのシュートが、これまた秀逸。



サイドに開き、一見クロスボールのような放物線のボールは、

見事にゴールマウスへと吸い込まれる。

正直、個人的にはボッティにたいしてそこまで評価してなかっただけに、

あれが狙ったシュートだとすれば、御見それした。



だが、



ドラマのラストハイライトは後半ロスタイム



森重がエリア内で痛恨のハンドをしてしまい、

このPKを大久保が冷静に決めて、何と同点。



FC東京にとってはまるで負けたようなドローゲームで、

神戸にとっては勝ったかのようなドローゲーム、

そんな雰囲気になった試合終了後のムードが、

この試合のすべてを物語っていたように思う。



いやーしかし、リーグ再開いなや、

本当に良いゲームが多いのは一体何なんだろうか。

これから書く予定の浦和とガンバの一戦も、

最後までエキサイティングなゲームだった。



ワールドカップ熱はいずれ冷めてしまとは思うが、

ぜひともJリーグは盛り上げていただきたい。


Jリーグ2010 第12節 セレッソ大阪 2-1 ヴィッセル神戸

2010年05月21日 23時09分01秒 | Jリーグ2010

試合前からやたら香川だ、大久保だと騒がれて、

いろいろ因縁めいた感じもあったこの試合。



C大阪としては、香川がJラストマッチという節目であり、

いろいろ縁もある神戸との対戦。

そして神戸にとっては、大久保が移籍後初となる古巣との対戦。

これに関しては、気づいてなかったので意外な感じもしたが、




おもしろくなりそうだなぁ



という予感が、結構漂っていたことは間違いない。



んで、まずは前半がキックオフ。

試合のペースは、どちらかと言えば神戸だったように思う。

とりわけ、一方的と呼べるような展開ではなかったが、

神戸は中盤もわりとコンパクトにまとまっていて、

何より、



大久保が怖い、怖い



決定的と言えるようなシーンは正直言ってほとんどなかったが、

一瞬前を向かせてしまうと、

ゴールを奪えるんじゃないかという思いにさせられる。

C大阪の守備陣も、さぞかし怖さは感じていたんだろう。



で、先制点を挙げたのも神戸だった。

ゴールゲッターはボッティ。

前半の14分、縦パスに上手く反応し、

弾かれたところをヘッドで押し込んで先制。



ふつーに上手い



そんな感じのゴールでリードを奪った。



ただ、



ここからセレッソが決死の猛攻を見せる



もう一つ一つ説明するのもめんどいので割愛するが、

とにかく同点に追いつきたいセレッソの攻撃陣が、

躍動しまくりの猛攻。

家長、香川、乾の個の力抜群の中盤がいるもんだから、

そりゃーもう魅力は満点。



正直言えば、



これですげぇフォワードいたらやべぇな



と思うんだが、この日の播戸はそれなりに頑張っていたので、

まぁよしとしよう。



と、前半終盤に思っていたら、

待望の同点弾を奪ったのは播戸だったから驚き。

形としては、それらしいナイスゴールだったが、

自分としてはなぜかあと一歩の印象が強い選手で、

ちょいとびっくり。



すまん、播戸



しかし、おいしいところ全部持っていったのは、



やっぱり香川だった



前半も終了しようかというロスタイムギリギリ。

セレッソはゴール前でFKのチャンスを得て、

このキッカーを努めたのが香川。

そして、優しく強く放たれたボールはゴールマウス

へ吸い込まれ、



エクセレントゴール

というフリーキックが炸裂



もうこの時の、スタジアムの盛り上がりははんぱなかったな。

結果的にこれが決勝点になったわけだし、

ラストゲームでこんな芸当やってのけるとは、

持ってるわー、香川。



でもこれが、



後半ロスタイムだったもっと盛り上がっただろうな



と思ってしまったのは、俺だけだろうか。



んで、後半も双方エキサイトする中でカードも頻発したが、

そこまで後味も悪くない、好ゲームで試合終了。



正直後半も内容は満載で、

見応えあるシーンもそれなりにあったんだが、

やっぱりこの試合のハイライトは香川のフリーキックで、

ここで触れておくのはやめようかと思う。



でも最後、セレッソが時間稼ぎしてきて、

大久保の立ちすくむ姿が少し寂しかった気もするが、

香川は満足しているだろうし、

この嬉しさも悔しさも、サッカーの醍醐味だろう。



香川はドイツで、大久保は南アフリカで、

ぜひとも頑張ってほしい。

Jリーグ2010 第14節 ジュビロ磐田 3-1 川崎フロンターレ

2010年05月17日 19時05分34秒 | Jリーグ2010

ジュビロは前田、イ・グノの2トップにジウシーニョがついに戦線復帰し、

川崎は間違いなくJ屈指の攻撃力を持つチーム。

つーことで、このゲームは壮絶な打ち合いになるんじゃないかと、

スリリングな展開が待っているんじゃないかと、

そう思っていたんだが、



前半は文句なしのジュビロペースでゲームは進行



球際でどちらも譲らず、一進一退の攻防。

なんていうようなシーンはほとんどないというか皆無で、

もうほんと立ち上がり、

立ち上がりからゲームのペースを握ったのは磐田。



んで持って、その流れを作ったのは、

今季初出場のジウシーニョ。



開始から僅か2分。

右サイドからしっかりとチャンスを作った磐田は、

そのクロスボールにジウシーニョが合わせ、

これが見事にゴールマウスへ。



この瞬間、ジウシーニョが



今季初出場、初シュート、初ゴール



という離れ業を達成。



やっぱりすげぇな、ジウシーニョ。

やってくれるな、ジウシーニョ。

たいしたもんだよ、ジウシーニョ。



開幕からいてくれたら、

間違いなくジュビロの順位は違っていただろうなー。



んで、このジウシーニョの鮮烈な活躍を受けて、

磐田は完全にゲームのペースを掴む。

10分に追い討ちをかけるような前田の追加点も決まり、

攻撃でのリズムを掴んで、好機を創出。



駒野の仕掛けもキレがあり、イ・グノの突破力も説明不要。

んで持って前田にボールがよく収まる。

川崎の守備陣が浮き足立っていたのは確かかもしれないが、

やっぱり磐田の攻撃陣に勢いづかせたら、しょうがない。



川崎はフラストレーションが溜まったのか、

いらないイエローももらってしまうような泥沼で、

前半だけ見れば磐田の完勝。

そう思える中でハーフタイムとなった。



ただ、高畠監督の、



稲本、チョンテセOUT



という決断力ある交代によって、

後半の川崎は徐々に息を吹き返していく。



ジュニオールが入ったことでボールも回るようになり、

立ち上がりからレナチーニョが追撃のゴールを奪取。

この瞬間は、完全にやられたなーという印象だったし、

このまま流れが変わるかなーと、本気で思えたわ。




だが、今日の磐田は大丈夫だった



前半のように効率的にゴールを沈める、

なんてことは確かに出来なくなったものの、

ピンチをしっかりと防ぎ、

堅実なサッカーを見せた試合巧者はやっぱり磐田。



んで、66分には交代の成岡が3点目を奪い、

柳下監督の采配も的中。

この日の成岡は少ないながらも良いクロスも挙げていて、

久々に存在感見せてくれたかも。



そして、ゲームは終盤ならではの仕掛けあいもありながら、

スコアこのままでタイムアップ。

磐田にしてみればほぼ狙い通りの展開で、

川崎にとってはストレスの溜まるゲームだった。



しかし、稲本はワールドカップ大丈夫なんだろうか。

この試合もほとんど存在感なかったし、

悪化させたくないとはいえ、前半だけで交代する始末。

憲剛や川島に関してはしょうがない気もするが、

こういう試合観ると前田いれてほしかったなー、やっぱ。

Jリーグ2010 第11節 浦和レッズ 2-3 横浜F・マリノス

2010年05月15日 01時04分14秒 | Jリーグ2010

なんか最近、やたら浦和の試合ばっかり観ている気がするが、

このカードも良いゲームで、

ほんと、浦和のサッカーはまずまず面白くなったと思う。

で、今年のマリノスにもかなり期待していて、

この一戦はどっちが勝つのか、結構興味があった。



んで、前半。

ゲームはいきなり動くことになる。



立ち上がりの6分。

マリノスの渡辺が、素早い一振りでいきなり先制点をゲット。

もうこれは、弾丸と呼ぶにふさわしい、

まぎれもなくスーパーなゴールだった。



ボールをしっかり保持して、

的確にインパクトさせて、

ゴール左隅に

ズド――――ン



去年の渡辺は、シュートの上手さというもんが際立っていて、

なにこの打たせたら入るみたいな日本人は?

と思っていた時期もあったが、

いやはや、やっぱり上手いなー渡辺。



しかし、この一撃にもめげなかったのがこの日の浦和。

前半、立ち上がりの失点はダメージに他ならないと思ったが、

それでも前半を通してチャンスは作れていて、

どっちかと言えば攻勢だったのは浦和と見てもいい展開。



んで、それを裏付けていたのは柏木の同点弾。

サイドから切り崩し、ポンテの絶妙なパスにあてるだけ

というゴールだったが、

チームとして崩せたことに価値があるな。



中澤の対応もちょっとどうかと思えるシーンだったが、

それよりも疑問符だったのは、


栗原(笑)


岡ちゃんは岩政選んで正解かも。



ただ、それ以上にやっちまったDFは浦和の宇賀神か。

前半の44分、板倉のフィードから始まったマリノスの攻撃を、

寸断しようとするものの処理ミスし、



兵藤に勝ち越し弾をプレゼント



まぁ、ありえないようなミスでも、

プレゼントと呼べるようなボールでもなかったことは確かだが、

結果的にはそうなったわけで、

兵藤も難なく決めていた感じだった。



しかし、それでも浦和はあきらめない。

後半6分。エジミウソンが絶妙なヘッドを沈めて、

スコアは再び同点に。

ほんと、互いにチャンスをしっかり決めるって感じで、

ゲームは益々面白くなってくれた。



だが、リードしては追いつかれ、

リードしては追いつかれという苦しい展開の中で、

再びスコアを動かしたのはマリノス。



後半15分。

左サイドで山瀬が鬼のようなボールキープを見せ、

中央へラストパスを送ると、

これに渡辺がピンポイントで合わせてゴール。



ポジショニングもあるとはいえ、

ああいうのを冷静に決められる渡辺もさすがだったが、

それ以前に光っていたのは、

間違いなく、



山瀬の鬼キープ



前半からドリブルのキレもあって、

こういうの見せられると、代表でも見たいなー

って本気で思うわ。

全然いけると思うんだけどな。



で、結局はこのゴールが決勝弾となるわけだが、

その後も互いに好機を作り出して、ゲームはタイムアップ。

最後まで両チームとも気迫が凄くあって、

充実したゲームだったように思う。



効率的に点が取れて盛り上がった面もあると思うが、

ゴールも良いゴールばっかだったし、

中村や山瀬、ポンテなどのプレーぶりは、

上質だったしなー。

Jリーグ2010 第10節 ガンバ大阪 4-4 川崎フロンターレ

2010年05月11日 10時12分27秒 | Jリーグ2010

ワールドカップの日本代表メンバーも発表されて、

そっちもちゃんと取り上げたいんだが、

先週は水曜開催のJリーグもあるがゆえに試合が溜まっていて、

このゲームはどうしても観たかったので、今更ながら観戦。



まぁカードとしては、ここ数年はもう本当に好カードの一戦。

で、毎度の如く今回も打ち合いになったわけだが、

今回はいままでとは違う、ネタ満載のゲームだったわ。



でも、正直言って前半は、そこまでの打ち合いになるとは思わんかった。

どっちも攻撃陣の迫力は相変わらずで、

立ち上がりから良い感じで攻防を演じている印象はあるものの、

かといってフルスロットルというまでもなく、

あくまでイーブンな攻防戦。



まぁ川島も藤ヶ谷も良いゴールキーパーだし、

前半からノーガードみたいになることはまずないし、

互いに負けたくない意識もあるだけに、

まずはこんな感じかなーとは思っていた。



だがそんな中、最初に均衡を破ったのはガンバ大阪。

前半33分。遠藤のどんぴしゃのクロスボールに、

飛び込んできた宇佐美がどんぴしゃヘッド。

これがゴールネットに突き刺さり、

ガンバ大阪が鮮烈な先制ゴールを挙げる。



宇佐美すっげぇぇぇぇ



いやーもうこれは、思わず俺もそう唸ってしまうような、

本当にインパクトのあるゴールだった。

遠藤のクロスもさぞかし上質なものだったが、

あそこまで力強くインパクトできるとは。



ただ、川崎が森のゴールで同点に追いつくと、

その後のゲームはあくまで拮抗。

どっちに大きく流れが傾くというわけでもなく、

それは後半の幕開けも同じ感じだった。



だが、



二川のゴールから何かが変わりだす



後半の14分。

ルーカスとのワンツーが相手に妨げられるものの、

前への推進力を失わなかった二川が、

その気持ちも実ってか中央を見事に突破し、

勝ち越しのゴールのゲット。



すると僅か4分後の18分。

今度はルーカスが相手のイージーミスから抜け出し、

さくっと追加点を奪取。



ガンバ大阪、キタコレ



どちらも相手の処理ミスが絡んでのもんだったが、

このあたりの勝負強さはさすがガンバ。

ルーカスのゴールなんて、

キーパーのポジションをしっかり見た巧みな一発。



ここんところは主力不在が響いてか結果が出ず、

もがき苦しんでいた印象もあるが、

やるとはやるチームだな、やっぱり。

んで、ルーカスの存在感は絶大に他ならない。



しかし、



ここから川崎が意地を見せる



ドラマの主人公は楠神。

交代直後の後半29分に、こぼれ球をきっちり押し込み、

運を持っているなーと思いきや、

35分にはあっさりと同点ゴールを奪取。



ガンバ大阪が二川、ルーカスといったテクニシャンを駆使し、

ようやく守備陣を破った2ゴールを、



たった1人でやり遂げるとは



これに関しては、ガンバのショックもそうとうだっただろうな、

と思った。



だが、そんなメンタル面の影響も含めて、



明神のゴールはほんとに脱帽



あそこから打って入るかフツー?

っていうゴールだったのにも関わらず、

3-3となってから、しかもゲーム終盤になってから、

という条件下だったもんだが、

そりゃーもうスタジアムの熱気は凄まじいもんに。



まぁ俺も普通は3-3で終わるよなー

って思っていただけに、



明神すっげぇぇぇぇぇぇぇ



と思わずにはいられなかったわ。



しかし、しかし、しかし、

この壮絶な打ち合い、最後を締めくくったのはあの楠神。



後半ロスタイム

一度はキーパーに弾かれるも

強引に持ち込んだ楠神が

値千金の同点弾――――!!!!



いやーもう、正直言っておなかいっぱい。

後半に関しての攻防戦は、本当に目が離せない状況だった。

楠神のゴールの後もチャンスはわりとあって、

ほんとに凄かったよ、ほんとに。



でも、途中出場でハットトリックとか、

とんでもねぇな。

中村も遠藤も後半はかなり輝いていたが、

インパクトとしては楠神のほうが強いか。



でも、いいゲームだったよ、疲れたけども。

Jリーグ2010 第9節 清水エスパルス 2-1 浦和レッズ

2010年05月07日 23時12分47秒 | Jリーグ2010

この前の更新で、第10節の名古屋対浦和戦を取り上げたんだが、

今回はそれから一つ戻って、第9節のカード。

実は、第10節は水曜開催で休日だったために生で観ることができたんだが、

この試合は録画したまんまで、まだ観てなかった。

んで、消すのもなんかもったいなーということで、とりあえず観戦。



まぁこの次の試合で、清水は京都を粉砕し、

浦和は名古屋を撃破することは分かっているんだが、

そうだとしても、どちらも次に繋がっていくような、

そんな試合だったように思う。



しかし、今年の清水は本当に強いなー、と。

もうそう思わされても仕方がない試合でもあった。

まず、岡崎がきっちりと先制点取って、

この日も試合運びの上手さを披露するんだが、



どうにも崩れそうな気配がしない



まぁ結果的には、ポンテに同点弾を許してしまうんだが、

あれはポンテが上手すぎただけで、

清水の守備陣にほころびがあったとかそういう問題でもない。

それ以外のシーンはきっちりと対応できていたし、

ピンチに陥っても、守護神の西部はさすが守護神というプレーを披露。



で、前半に小野が素晴らしいミドルシュートを放つんだが、

あれも清水の分厚い攻撃から生まれたもの。

ヨンセンがターゲットマンになって、

中盤が押し上げて、そこから作り出される決定機。

でもまぁルーズボールを上手く収めてシュートを打てるあたり、



さすがは小野だと



ただ、1-1というスコア通り、

ゲームはどちらかが支配していた、ということでもなかった。

浦和は浦和で良いプレーもでていて、

シュートもいい感じで打てていた。



次節で残念な結果になってしまうんだが、

田中達也もキレキレだったし、ポンテは相変わらずポンテだったし、

鈴木啓太もなかなか見れなくなったが、

及第点は与えられるプレーだったように思う。



そして何より、この試合が白熱した理由は競り合いの激しさ、

これが大きかったようにも思う。

もう前半から、球際での熾烈なボール争いが勃発。

そんなもんだから倒れる選手も続出して、



こんなんじゃケガ人出ちまうな



と思っていたら、案の定だった。



ただ、それは別に度が過ぎたラフプレーというわけでもなく、

特に後半はゲームがヒートアップするのと比例して、

非常にスリリングな試合を演出していたと思う。

ほんと、清水も浦和も良い攻撃を繰り出せていて、

どっちが勝ってもおかしくはなかった。



しかし、後半のロスタイム。



ヨンセンのヘディングシュートがゴールネットに炸裂



右サイドからのクロスがファーへと流れて、

そこにしっかりとポジションを取っていたターゲットマン。

いやーほんと、このゴールはしびれたわ。

ほぼフリーだから決めて当然っていう感じなのかもしれないが、

そういう問題のゴールじゃないしな。



ゴールが決まった瞬間の山岸や、坪井の落胆ぶりは、

ほんとに気持ちがわかる光景だった。

この時間帯はどっちかと言えばリズムがあったのは浦和だったし、

清水も無敗とはいえ負けないサッカーって感じもあったし、

まさかロスタイムで決めてくるとはなー。



でも、この日のヨンセンは頑張ってんなー

って思えるシーンばっかだったし、

このゴールは褒美の1発なのかもしれない。

喜びようも凄かったけど、そりゃそうだよな。



んーしかし、ほんとのほんとに今年の清水は強いなー。

終盤なんて大失速もあるかもしれないが、

優勝争いには間違いなく絡んでくるだろう、最後まで。

浦和も良いサッカーしていたし、

やっぱこういうゲームはおもしれーな。