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LIFESTYLE

ゲーム&サッカー中心の気まぐれブログ

Jリーグ2010 第25節 モンテディオ山形 2-1 ガンバ大阪

2010年10月06日 21時36分09秒 | Jリーグ2010


個人的な感想を言わしてもらえば、

名古屋の独走のままリーグ戦が終わっちゃうのもしゃくだし、

ガンバ大阪に勝ち点3を与えて、

最後まで混戦模様に持ち込んでもらいたいとこでしたよ。



でもね、山形にとってみればそんなことどーでもよくて、

まだまだJ1残留が確定とはいかない中、

何が何でも勝ち点3が欲しい状況。

そういう中のこの試合は、ガンバの気迫と山形の意地がぶつかり、

本当に良い試合だった。



しかし、何といってもこの試合で感動的だったのは、

山形が見せたチームの底力に他ならない。



前半を0-0で迎えた後半、ガンバは平井のゴールが決まり、

長らく続いていた均衡状態をようやく打ち破る。

このゴールは形もほんとよくて、

ルーカス、遠藤の見事なパスワークで守備陣を切り崩し、

最後に平井が押し込む、らしさ溢れる形。



ガンバにとってみれば優勢と見られる力関係の中、

なかなかゴールを奪えなかっただけに、

このゴールはほんとうに貴重かつ、待望のゴールだった。

西野監督もひとまずほっとできたのか、

イ・グノらの投入を取りやめて、ゲームを傍観することに。



しかし、ここから山形が起死回生の気迫を見せる



後半の19分。ペースがガンバへと傾きかけ、

もう山形にとっては、これから苦しくなるんじゃないかという時間帯。

左サイドからチャンスを創出した山形は、

ニアサイドで潰れたボールがファーサイドへと流れ、



このボールに下村――――!!!!



思い切り振りぬいたシュートはゴールネットに突き刺さり、

まさに会心、会心の同点ゴール。

前半から、ガンバに相手に臆することはないってな具合に、

積極的なプレーへの姿勢を見せていた下村。



その下村が見せた、文句のつけようのない鮮烈のゴール。

いやーもうこれ、興奮以外のなにものでもないでしょ。

ガンバ相手に虎視眈々とチャンスを作りながら、

なかなか守備網をこじ開けられなかった攻撃陣。



その上、ついに失点も許してしまった中で、

チームの士気を見事に上げるビューティフルゴール。

若干の諦めムードも否めない中、

山形の意地を垣間見た。



だが、興奮はまだまだ終わらない



後半23分。同点ゴールで完全に勢いづく山形は、

交代で入った宮崎が奮闘のプレーを見せ、

飛び出したゴールキーパーの手前で、瞬時にループシュート。

このワンタッチ、技ありのシュートはゴールネットに吸い込まれ、



なんと、逆転



小林監督も大喜び。実況も絶叫。スタジアムも熱狂。

ドラマティックという言葉を使っても過言じゃない、

まさにしてやったりのゴールだった。



落胆する藤ヶ谷、遠藤の表情も生々しくて、

西野監督も言わずもがな。

対照的に、宮崎にとってはもう、これ以上のない結果。

サッカーのこういうシーンは、まさに醍醐味。



そして、ガンバはイ・グノ、ドドらを投入し、

いかにもガンバらしい、カードの切り方を見せていくが、

山形の集中力も凄まじく、

試合はこのまま、2-1で試合終了。



終戦後、山形サポーターの熱狂ぶりは、

もうしょうがないところだったが、

ガンバにとってみれば、

悔しい、悔しい、悔しすぎる敗戦となった。



ただ、2-1となった後も、

山形が完全に守備に追われるっていう展開じゃなかったのは、

さすがだったかなーと思う。

リード直後に入った田代も奮闘していて、

3-1にできるチャンスもあったし。



そう考えるとガンバは、やっぱりいろんな意味で劣っていたか。

山形が運よく勝ったというよりは、

ガンバの内容も、そこまでよくなかったと言えなくもない。

遠藤が本調子じゃないのも、やっぱり少なからず影響してんだろうか。



でもまぁ、良い試合だったことは間違いないし、

良いプレーが随所に見られたのも確か。

明暗の差は大きいが、これだからサッカーはおもしろい。


Jリーグ2010 第24節 清水エスパルス 1-5 名古屋グランパス

2010年10月01日 13時38分36秒 | Jリーグ2010


えーぜひとも清水エスパルスには、ここで名古屋を下し、

よりJリーグを混沌とさせて欲しかったのだが、

いやー、なんだろうね、これ。

結果を知ったとき、私の周りのサッカーファンも悲喜こもごもでしたよ。



で、これはもうしっかり見るしかないと思い、

遅ればせながら観戦したわけなんだが、

前半に限って言えば、清水も悪いサッカーではなかった。



というか、名古屋にもそこまで強さを感じなかったし、

ほんとに凌ぎ合いというか、

決定的なチャンスをどちらも作ることができず、

良さを消しあうような展開。



ここを決めていれば、というシーンも確かにあったが、

それでも内容は拮抗していて、

さすが上位チーム同士の、引き締まったゲームだなーと、

そう思える試合だった。



しかし、



様相は後半になって一変する



きっかけは、清水の枝村による先制ゴール。

後半の開始2分。

清水は左サイドからチャンスを作り、

グランダーのクロスを枝村が綺麗に合わせ、

技ありの形で先制することに成功するんだが、

これが名古屋の攻撃陣にも火をつけ、

ゲームは打ち合いの様相を呈していくことになる。



ただ、決めるべきところで決めたのが名古屋で、

それができなったのが清水。

そしてその明暗が、見事なまでに結果で現われることに。



後半5分 玉田ゴール



失点直後のゴールチャンス。

玉田の素早いボレーシュートが炸裂し、名古屋が早くも同点。

振りの速さといい、コースといい、

さすが玉田のゴールに会場は沸きに沸く。



後半13分 ケネディゴール



そして勝ち越し点はケネディ。

高さではなかったが、低めのボールにもしっかり合わせるヘディング。

清水の守備陣もどうにもできず、

崩壊へと進んでいく。



後半17分 玉田ゴール


今度は左サイドからお得意のドリブルで、

この日2ゴール目をマーク。

正直、これで試合は決まったと思えた。



後半26分 玉田ゴール



ハットトリックを飾る3点目は、鮮やかなフリーキック。

清水は岩下が退場処分を受け、もうふんだりけったりの内容。



後半38分 ケネディゴール



ケネディこの日2点目は、容赦のない5点目。

清水にとってはもう、勘弁してくれってなところか。

でもまぁ、名古屋の鮮やかなゴールショーは、

そりゃー爽快だったわ。



しかしまぁ、清水はここからどうなるか。

もう優勝戦線に復帰するのは絶望的だろうが、

まだ可能性がないわけでもないし。

名古屋の独走もありえるかな、何か、

起こりそうな気もするけど。


Jリーグ2010 第23節 鹿島アントラーズ 3-0 大宮アルディージャ

2010年09月25日 23時41分14秒 | Jリーグ2010


いやー、久々に鹿島らしい戦いが見られましたよ、これ。

大宮サイドに立ってみれば悪夢だが、

鹿島サイドに立ってみれば万々歳とも言えるこの試合。

それだけ、内容も結果も、ゲームのツキも、

完全に鹿島が総なめした一戦だった。



しかしまぁ、この試合、

鹿島の強さを痛感させられたのは言うまでもない。



内田、イジョンスとレギュラー格のディフェンダーが2人も抜けて、

エースのマルキーニョスが試合序盤で足を痛めて、

さらにキャプテンの小笠原が20分で交代を余儀なくされて、



それでも、それでも3-0



深谷や坪内の不在など、大宮側の事情もあるとはいえ、

これはほんとにたくましすぎる。

小笠原がいきなり交代になった時はおいおいと思ったが、

そんなの関係ないくらいの強さ。



キャプテンが抜けてもこれなんだから、

大宮にとってみればたまったもんじゃないよな。

逆に大宮の藤本が早々に下がってたらどうなってたことか。

これはまぁ、層の差と言えばそれまでなんだけど。



でも、誰をおいてもこの試合、



MVPはマルキーニョスで間違いなし



前半序盤、いきなり足を痛めてしまい、

鹿島のベンチも交代か、交代かみたいなシーンがあったのに、

3得点ってどういうことですか。

ハットトリックでどういうことですか。



おそろしい男よ



1点目はラッキーな形で、中田のシュートが足に当たり、

そのボールが上手い具合にゴール左上へ。

あれじゃー北野を責めるわけにもいかないし、

大宮にとってもしかたない失点だった。



でもあれ、実際のところ狙っていたのだろうか。

たまたま当たっただけにも見えるが、

マルキーニョスだしなー、狙えなくもない。

まぁ凄かったから良いけど。



で、2点目もこれまたラッキーな形。

2つのボレーシュートがポストに弾かれたところに、

抜群のポジショニングでいたマルキーニョス。

難なく頭で押し込んで、これが2点目。



ほぼ確定気味にオフサイドだろってのは置いといて、

なんであんたのところにボールがくるんだか。

完全に運に見離されたと見えたボールが入るんだか。



マルキーニョス、クオリティー



そして、3点目は見事な技ありゴールで、

鹿島が快勝となる3-0での勝利をあげる。

大宮は序盤から審判に対するフラストレーションもあって、

どうにも良い時間帯を作れなかった。



ただ、よくよく考えてみれば、

鹿島もこの試合、思わしくない場面はあったように思う。

少なくとも後半は、トドメとなる3点目を中々奪えず、

大宮が息を吹き返すチャンスはあった。



マルキーニョスも結構決定機で外していて、

カウンターの1本でも大宮が決めていれば、

少し違う展開になっただろう。

それができないのが現状の差だとは思うが。



さて、ここから鹿島が、名古屋を追撃してくれんのかな。

4連覇もちょっと面白みに欠けるけど、

名古屋の独走もなんだかなぁって感じだし、

盛り上げてほしいよ、Jリーグを。



Jリーグ2010 第23節 アルビレックス新潟 1-1 京都サンガFC

2010年09月21日 17時06分29秒 | Jリーグ2010


前節、秋田監督就任以来、ようやく初白星を上げた京都。

神戸を3-0と下す、久々の勝ち点3で、

ゴールも入って勝ち点も積み重ねたという、

願ってもないサッカーをようやく結果にすることができた。



ただ、それでも最下位という現状は変わらず、

残留争いの真っ只中にいる現在。

そんな京都にとってこの試合は、

奇跡を起こすために、勢いを持続させるために、



絶対に負けられない試合だった



そして、いざ試合。

相手はまだまだACL出場権も狙える、上位の新潟。

第17節でも完敗を喫したこの相手に、

京都は怯むことなく立ち向かう。



というより、この試合に新潟の貫禄はほとんどなく、

明らかに京都の、負けられない気迫が上回っていた。

前節の勝利がよほど自信になったのか。

そう思わせるくらいに、京都は覇気あるプレーを見せてくれた。



それは、攻撃だけでなく守備でも顕著で、

前節の神戸戦でデビューしたゴールキーパーの守田も、

何か持っているようなプレーを見せる。



大島の反転シュートを危なげなく止めたり、

後半にいたっては、ミシェウのシュートを丁寧に弾き、

こぼれ球に反応したチョヨンチョルのシュートを、

まるで吸い込むかのように胸元へ。



はっきり言って、守田なんてほとんど知らない選手で、

前半を見る限りではどことなく不安だったんだが、

試合終盤頃になってくると、



なんかできるオーラが漂っていたように思う



で、時間軸を戻して前半。

先制したのは京都だった。



37分、コーナーキックのこぼれ球がゴールへ向かい、

それをカクテヒがすかさず押し込んでゴール。

相手DFに接触したとはいえ、ボールがゴールへと向って転がり、

それが絶好のポイントにくるなんて、



まさにチームの気迫が生んだゴールだった



しかし、スコア1-0で迎えた後半の23分。

それまで磐石なサッカーを見せてきた京都に悲劇が起こる。

ミシェウが右サイドから突破を仕掛け、

ドリブルで切り込んできたシーン。



ゴールキーパーの守田も抜き去られる絶体絶命の中、

カクテヒがハンドで得点機を阻止したとして、

一発退場でPK。



この場面、そのジャッジが下るまでは、

明らかに、



京都すげぇ、また守りきった!!



と誰もが思える場面であり、

守田の何か持っている感もひしひしと感じたんだが、

そんな中でこの判定。



ミシェウだってシュート防がれた後、

ハンド、ハンドなんてアピールもなく落胆してて、

リプレイ見る限りも故意なのかどうか、

限りなく白に近いと感じられた。



そんな中でのこの判定。



まったく、審判空気読めよ



で、このPKをミシェウがさくっと決めて、

新潟が同点に追いつく。



ここまでの京都は攻守に奮闘して、

ほんとに良いサッカーをしていただけに、

この失点は痛いというか、

ショックも大きい失点になってしまった。



そして、試合終盤になると数的有利を手にしたからか、

新潟も前半よりもクオリティーの高い攻撃を繰り出すようになり、

試合は白熱。



特にミシェウなんかはこの試合、かなり動けていて、

選手個人で言えば、ディエゴよりも全然キレがあるように見えた。

ただ、それでも勝ち越し点は奪えず、

両者、不満が残る中でゲームはドロー決着。



まぁ、良い試合と言えば良し試合だったけど、

個人的には京都に勝たしてあげたいゲームだったな。

守り抜いたところに自信は持ってもいいと思うけど、

勝てる試合だったことも間違いない。



その一方で新潟は、少し不安の残るゲームだっただろう。

これを機に失速なんてしちゃうと、

これまでの成果が無駄になりかねない。

せったく混戦で、まだまだ上を狙えるチームだけに、

ここらが踏ん張りどころか。


Jリーグ2010 第22節 ジュビロ磐田 3-2 湘南ベルマーレ

2010年09月16日 20時56分31秒 | Jリーグ2010


代表戦やナビスコがあった関係で、久々となったJリーグ。

といっても、たった1週間ぶりぐらいだけど、

最近はあんまり見れない試合も多かったせいか、

個人的には結構久々に感じた。



で、この節もいろんなカードがある中で、

この試合は、予想外だったという点で興味があった試合。



まぁ、ジュビロが勝つんだろうなーとは思えたけど、

3-2の打ち合いって、正直言って意外だったわー。

磐田が3点取れるとも思わんかったし、

湘南が2点取れるとも思わんかったしな。



ただ、どちらも相手がイージーミスして、

なんとなく点が入っちゃった、なんていう場面もなく、

疲れがある中で内容もそこそこだったし、

中身のあった打ち合いだったと思う。



んで、試合はまず前半の15分、磐田の先制で始まる。

右サイドのクロスボールに、上田のヘッド。

これが見事にゴールマウスに吸い込まれるわけなんだが、

実に納得のゴールだった。



西と駒野のパス交換も絶妙だったし、

何よりボールに飛び込んできたのは上田だけでなく、3人。

同じ場所に集中するのはよくない部分もあるけど、

人数が多ければ可能性も高まるという部分もある。



それで、こうしてきっちり先制できるんだから、

磐田にとっては理想的だったに違いない。



しかし、



上田ってヘッドできる子だったんだなぁ



てっきり足元しか上手くないイメージだったんだが、

ちょっと見直したわ。

これぐらい普通か、たまたまかは置いといて。



そして、前半終盤には前田が流れの中からゴールを奪い、

磐田は2-0とリードを広げる。

ここまでの展開も、磐田は運動量を落とすことなく、

攻守にほんと、よく動けていた。



その影響か湘南はあまりいい形を作ることができずに、

チーム力の差が現われたと見ていい攻防。

場面によっては勢いがあるシーンもあったけど、

磐田の守備が上回っていた感じ。



ただ、



湘南がPKを成功



させたことがきっかけで、ゲームは少し荒れていく。

荒れるといっても、別にラフプレーとかそういうんじゃなく、

このまま磐田がすんなり勝つのかなー

と思いきや、湘南が息を吹き返したこと。



そして、後半に入った31分、



阿部のゴールで湘南がついに同点



いやー、これはもう見事なゴールだった。

追いついたゴールというのも評価すべき点ではあると思うが、

ここしかないというところに打ち抜く、

阿部ちゃんのボレーも素晴らしい。



前半から何かとハードワークして、

凄く頑張っていた印象もあっただけに、



なんか嬉しかったぞ



しかし、しかし、それでも負けない磐田は、



前田のゴールで勝ち越し



山本の鋭いクロスボールも見事だったが、

さすが前田のヘディングゴール。

ゲームを終結させるには十分のインパクトだった。



最後にPK外しちゃったのは、ちょっと残念だったな。

前田が蹴っても良かったのに。



Jリーグ2010 第21節 セレッソ大阪 2-0 大宮アルディージャ

2010年09月03日 23時32分59秒 | Jリーグ2010


まぁ試合全体の感想を率直に言えば、

とりたててべらぼうに凄いゲームではなかったように思う。

内容的にもセレッソの勝利は順当だったし、

ほんとに純粋に大宮をねじ伏せて、勝ち点3を得たゲームだった。



試合終盤あたりはゲームのボルテージも上がって、

わりと盛り上がりを見せたようにも感じたが、

スコアを見ても分かるように、

セレッソがきっちりと勝った、こう言えるだろう。



しかし、



今のセレッソは本当に強いなー



と、そう思わずにはいられない。



実際この試合観ようと思った理由も、

セレッソの試合ってあんま観てなかったし、どんなもんかなー

という興味からだったんだが、

毎回降格を繰り返していたチームとはとても思えん。



昔のセレッソだと何となく点取りやすそうな雰囲気で、

大阪ダービーでガンバにボコボコにされたり、

そうかと思えばいきなり優勝争いに絡んできたり、

でも翌年にすぐ降格しちゃったり、

良くも悪くも面白いチーム的なイメージがあったんだが、



ここ最近のセレッソはもうちゃんとしてる



特に守備なんかはほんとに良くて、

この試合もアマラウ、マルチネスの両ボランチがまぁー凄いこと。

あれだけしっかりとボール奪ってくれると、

Jリーグ最小失点なのも頷けるし、キーパーも楽だよな。



茂庭なんかも当然に頑張っていたけど、

このボランチの存在価値はそりゃー大きかった。



で、守備があれだけ安定していれば、

後は攻めて攻めて、「点を取れば要は勝てるよ」という、

もう狙い通りの展開。



前半の序盤は結構静かな攻防戦だったが、

やっぱり自信の違いか、セレッソの方が覇気もあって攻撃もしっかりと躍動する。

まぁ藤本、イ・チョンスらのパフォーマンスと、

乾、アドリアーノらのパフォーマンスを比べてみれば、

それも納得。



そして、23分にはセレッソがさくっと先取点奪取。

サイドからのクロスをアドリアーノが落として、

後はこれを、清武が押し込むだけ。

もう完全にサイドを切り崩した、お手本の形だった。



けど、別に大宮ももの凄く悪かったわけでもない。

ゴールまであと一歩という形も作っていたし、

少なくとも前半は、

一進一退と言えるゲーム展開だった。



しかし、ぶち壊されてしまったのは後半の、



藤本の退場処分



これに他ならない。



スコア的にも内容的にもやや劣勢で、

後半に臨むことになったのは間違いなかったが、

まだ45分あるし、

大宮が逆転できる可能性も十分にあった。



にも関わらず、後半序盤にこのアクシデント。

これで、ゲームの行方はほぼ決してしまったように思う。

悪質なファウルとかそういうのじゃなかったし、

これは残念という他なかった。



で、これが大宮の運のなさを物語っていたのかは知らないが、

完全なイージーミスで追加点を許し、

ゲームは2-0で終了。



アドリアーノのラッキーゴールが生まれたセレッソと、

どうにも最後はシュートまで持ち込めなかった大宮。

チームの士気や勢いの明暗が、

くっきり別れた結果と見ても良いかもしれない。



実際、セレッソなんて3~4点取れるチャンスもあったし、

終盤まで攻撃のクオリティーは落ちてなかった。

キーパーの北野が頑張ってなかったら、

崩壊していてもおかしくなかったよ。



で、あれだ家長。



あんたはやっぱり凄い



調子悪いときも知っているだけに、

調子良いときとのギャップがありすぎて困るわ。

この試合のプレーは完全に絶好調で、

ゴール取れなかったのだけだな、残念なのは。



この中継でも代表の話をちらほらしてたけど、



乾に代えて家長もありなんじゃないか



いや、乾も良かったけどね。


Jリーグ2010 第20節 名古屋グランパス 3-1 ガンバ大阪

2010年08月28日 09時47分43秒 | Jリーグ2010


今季の優勝争いを占うと言っても過言ではないこの一戦。



現在首位の名古屋はこの試合で勝ち点3を取れれば、

混戦から半歩抜け出せる可能性もあり、その逆もある。

一方、ガンバにとってみればこの試合で勝ち点3を落とせば、

優勝は絶望的とも言える状況に追い込まれる。



そんな、



勝ちたいが負けられない



という双方の思いが、

ピッチ上で垣間見えていたのは間違いない。



だが、この試合を語る上でおそらく№1であろうハイライトは、

前半序盤にいきなりやってきた。

6分、ゴール前の約35メートル付近。

ボールを回していた名古屋は中村直志にボールを収めると、



ここから中村が豪快なミドルシュート



そしてこれが、

吸い込まれるようにしてゴール左隅に一直線。



すっげぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!



思わずそう唸ってしまう、そりゃー凄い先制弾だった。

ボールはもう完全に無回転のドライブで、

あそこら狙って、普通入るか?ってな位置。

多分予測も何もあったもんじゃないと思うし、

あれじゃー藤ヶ谷じゃ捕れんわ。



大型補強の中で、今やレギュラーの座も確立できていない中村だが、

さすがは名古屋のテクニシャン。

まさかあそから打つとはなー。

それで入るとはなー。ほんとびっくりだよ。



別に苦し紛れで打ったような場面でもなかったし、

なんであんな機動描けるんだ?

今シーズンのゴールの中でもベストゴール候補だな。

それぐらいインパクトはあった。



ただ、当然のことながら負けられないガンバは、

17分、橋本のゴールで同点に追いつくことに成功する。



ディフェンダーの甘くなったクリアボールを、

見事に打ち抜くシュートで、

なんとこれが、6試合連続のゴール。



いやー、でも橋本さん、



なんであんな抑えて打てるんですか



そりゃー押し込んだだけにも見える形だけど、

あそこはしっかりミートしないか、ふかしちゃう場面でしょ。

それをあんな力強く、豪快に打ち込めるなんて。

さすがっすね、橋本さん。



で、ゲームは1-1となった後、

再びやや落ち着きを見せることになるんだが、

名古屋がセットプレーの一撃から、

前半のうちに勝ち越しゴールを奪うことに成功する。



キッカー・マギヌンのフリーキック、

ゴール前に送り込まれたボールをトゥーリオが落とすと、



これをダニウソンが執念のヘッド



決して綺麗なゴールではなく、

ほんとに力技で押し込んだような形のゴールだったんだが、

いやー、ほんとに力強い。

絶対狙ったようなゴールじゃないんだろうが、



入ればいいんだよ



っていうゴールだったな。



ちなみに、このダニウソンはこの試合結構良く見えて、

名古屋にフィットしてなかった序盤戦が嘘みたいだった。

最近見てなかったからかもしれないが、

あんなに動ける選手だったんだな。



フリーキックを打つ場面もあったんだが、

あれはまさしく、



弾丸シュート



これが正確無比に枠に飛んだら、

そーとーこえーわ。



そして、ゲームは後半もほぼ互角の展開が続く。

ゲームを支配している感じがするのはガンバなんだが、

名古屋もリードしているだけに落ち着いていて、

しっかりと要所を抑える攻防。



でも、ガンバはほんとによくチャンスを作っていて、

後半から入ってきた宇佐美はそーとー良かった。

いや、確かに上手い選手だってのは知ってるんだが、

気持ちが入ってるのかコンディションが良いのか、

この試合はいつにも増してキレがあったと思う。



しかし、イ・グノらがまだ完全にフィットしていないのか、

あと一歩のところでガンバはゴールを奪えない。

で、名古屋は疲れが見える中でも最後まで走りぬき、



トドメはケネディのヘディングゴール



これ、コーナーキックからの一撃だったんだが、

ほんとにお手本のような綺麗な形だった。

こんな簡単にゴール奪えるのかってぐらいはまっていて、

藤ヶ谷なんか全然動けてなかったわ。



んでもって、ガンバは最後までチャンスを生かせず、

結局は名古屋の快勝でタイムアップ。

中村のゴールから始まって、

ほんとに力づくで奪ったような3ゴールだったなー。



うーん、



これが名古屋の強さか



ただ、こういうチームに楢崎の存在は欠かせないと、

そう思える試合だった。

楢崎いなかった打ち合いになっててもおかしくなかったし、

いやー、凄かったよ楢崎は。



特に後半の宇佐美のシュートなんか、

ディフェンダーに当たってループ気味になってるのに、

転びながらも手にあてて、

クロスバーに弾かせたところキャッチというスーパープレー。



どこまでイメージしていたかは分からんが、

単なる偶然じゃない気もするし。

やっぱり日本最高帽のゴールキーパーだな。



ガンバはこれでより状況が苦しくなったわけだが、

名古屋は勢いに乗っていけるか。

次の試合が楽しみだ。


Jリーグ2010第20節 ジュビロ磐田 2-1 清水エスパルス

2010年08月25日 22時04分52秒 | Jリーグ2010


先日の静岡ダービーは0-0のスコアレスドローで、

残念ながら観ることはできなかったんだが、

「結構良いゲームだったよ」という話を、ちょくちょく耳にした。

んで、早くも実現した再びの静岡ダービーだったんだが、



いやー、良いゲームだったよ



なんかもう、サポーターの盛り上がりという部分は、

やっぱり他のゲームとは一味違う。



優勝へ向けて、負けられない清水と、

神戸戦での良い流れを継続していきたい磐田。

そんな双方のモチベーションの高さも手伝って、

今回はまぁー、随分白熱したゲームに思えた。



で、結果的には磐田が競り勝つことになったわけだが、

この磐田、



前半からほんとーに素晴らしかった



連敗中とはいえ、優勝争いを演じる清水に対し、

やっぱり苦戦するかなーと思った俺の一抹の思いなどどこ吹く風で、

開始早々にジウシーニョがミスを突いて一気に攻め込んだと思ったら、

その後もバンバンとサイドを切り崩していく。



駒野、山本脩斗らのサイドバックが果敢に仕掛け、

左右問わずクロスボールが前線をめがけて放り込まれる。

残念ながら、その精度が少し物足りない部分もあったが、

清水相手に、よくボール動かせてるなーと見える展開。



連戦の疲れもあってか、やや膠着状態の印象もあったとはいえ、

球際での激しさなんかは、さすがはダービーの様相。

清水もしっかりとチャンスは作っていたが、

やっぱり分があったのは磐田なんじゃないかな。



ただ、別に良かったのは攻撃のリズムが構築できただけでなく、

しっかりと抑えるところを抑える守備陣の頑張り。

岡崎、ヨンセン、山本、兵藤…と、



どっからでもゴール狙えるやつら



を、ゴール前での踏ん張りでしっかりと抑えていく。

危ないミドルシュートにもしっかりと対処し、

川口のセーピングもほんとに良かった。

小野や本田が不在だったとはいえ、たいしたもんだ。



そして、先制点は前半の23分。

山本のグランダーにジウシーニョが合わせ、これがゴールへ。

シュートは少しあたりそこないみたいな感じだったが、

ワンタッチでさくっといれちゃうあたり、



さすが、ジウシーニョ



この試合はドリブルもキレていたし、

前田、イ・グノとの共演をもっと観たかったなー。

ジウシーニョがケガしてたから、

あんまり観れなかったんだよなー、この3人。



しかし、内容的にはほとんど押されていたとはいえ、

清水も今や強豪チーム。

その意地を見せるかのように、41分、

太田が同点のゴールをゲット。



これ、ゴール前でほんとに粘って粘って、

粘って、押し込むという、



なんだよそれ



っていう執念のゴールだった。

綺麗なゴールも良いが、こういうゴールもやっぱ好きだ。



だが、1-1となって迎えたこの直後。

先制点をアシストした磐田の山本康裕が、

反転して振りぬくという洗練されたプレーから、

ゴールを射抜くファインゴールを披露。



反転のスピードとか、シュートの力とか、

ワールドクラスとまではさすがにいかなかったが、

狭いところをしっかりと打ち抜く、

そりゃー爽快なゴール。



これ、ちゃんとイメージしていたのならたいしたもんだ



ってか、



こんなの決められるやつだったのか



うーん…いよいよ覚醒かな、山本も。



で、後半も熱く激しい戦いが繰り広げられる中、

ゲームはスコアこのまま、2-1でタイムアップ。



後半も互いにチャンスを作りあう凌ぎ合いで、

前田のオフサイドゴールとか、

いろいろ唸る場面はあったんだが、



とても語りきれません



し、あんまり長くなってもあれなんで割愛。



ざっとまとめると、



川口は永遠の守護神


清水に小野は必要


頑張った山本


お帰りジウシーニョ



ってな具合か。



あ、それと山本に持っていかれちゃった感じだが、

磐田の上田もほんとーに良かった。

前半のミドルシュートなんかは、

J2レベルのキーパーだったら絶対に入ってたなぁ。



この選手ももともとはもっと期待されていた選手だけに、

そろそろ覚醒してほしいところ。

ケガさえなければ、結構やれると思うんだよ、うん。



清水にとっては厳しい結果になってしまったが、

まだ下を向く必要はない。

そして、磐田はここから、間違いなく上を向いていける。

もうとにかく、ありがとう、ダービー。


Jリーグ2010 第18節 鹿島アントラーズ 1-1 FC東京

2010年08月19日 16時21分20秒 | Jリーグ2010

今週は火曜、水曜にもJリーグの試合があったため、

ちょっと前になる第18節のゲームなんだが、

あくまで個人的な予想に反して、意外と楽しめたゲームだった。



ここ最近、ちょっと低調気味の鹿島もらしさある攻撃を見せ、

FC東京も今でこそ順位はあれだけど、優勝戦線に食い込むだけの底力を発揮。

やっぱり、優勝争い同士の一戦はこうでないと。

そう思える試合だったように思う。



で、結果的には勝ち点1を分け合うことになったわけだが、

ショックが大きいのはやっぱり鹿島かと



前半。鹿島の勢いというかプレッシングは、

本当にFC東京を苦しめ続けていた。

立ち上がりから完全にゲームのペースを掴んだと言っても過言でなく、

FC東京も繋ぎたいけど繋げない状態。



ボールホルダーに対してガーと奪いにいって、

そんで高い位置から仕掛けを生み出し、

その攻撃はFC東京にとって怖いこと、怖いこと。

興梠なんかマジで気合入ってんなーって感じだったな。



ただ、FC東京も総崩れすることなく、

試合は均衡したまま続く。

鹿島にとってみれば、この前半で2点くらい取れれば、

後半は戦いやすくなっただろうなー。

それだけのチャンスはあったし。



だが、実際には興梠が1点を奪って、試合は折り返し。

この先制点はフリーキックを見事にあてただけという、

技術あり、らしさありの良いゴールだった。



ただ、



ゲームは後半からFC東京が粘りを見せていく



特に何がよくなったってわけじゃないようにも見えたが、

鹿島の運動量が低下したこともあって、

FC東京がようやくシュート数を稼ぎだしていく。

平山なんかも前半より明らかに存在感あり、

鹿島は狙いか必然か、カウンター主体のゲームになった。



そして、選手交代でさらに流れを手繰りよせ、

試合も終盤になったところで、



今野の同点ゴールが炸裂――!!



今野の冷静なシュートもさすがだったが、

鹿島が後手を踏んでいる感じだったのも事実だったなー。

結局、このゴールのせいで守備固めの大岩は投入されず、

代わりに佐々木が入ることに。



ただ、この佐々木も短い時間で意気込みは伝わってきたが、

疲れきった鹿島に勝ち越し点を奪う気力はなく、

ゲームは1-1でタイムアップ。

最後まで、互いの執念をぶつけあう、そんな良いゲームだった。


Jリーグ2010 第17節 大宮アルディージャ 3-0 湘南ベルマーレ

2010年08月13日 22時18分49秒 | Jリーグ2010


残留争い同士の直接対決ということで、

大宮もそうだと思うが、湘南は相当気合が入っていたであろうこの試合。

大宮の試合観たのは久々だったので、

どんな攻撃パターンなのかはあまり予測できなかったが、

この頃崩壊気味の湘南の守備陣が、どう立ち向かうのかはわりと注目だった。



だが、試合は前半4分に均衡が破られる、

意外な形で幕を開ける。



大宮がフリーキックのチャンスを得て、

そのクロスボールに深谷がバックヘッドで合わせる。

しかし、ボールはポストに嫌われ、

ゴールはならず…



と、ここまではよくあるパターンだったんだが

ポストに弾かれたボールは再び深谷のもとへとやってきて、



これを深谷がすかさずボレーで先制



いやー、これはまー見事な先制ゴールだった。

湘南の運のなさも嘆きたくなるほどだったが、

落ち着いていた深谷も褒めるべきか。

まぁあのバックヘッドは入っていてもおかしくなかったし、

仕方ないと言えば仕方ないが。



が、なにはともあれこのゴールで、



湘南はこの日も崩壊へと向っていく



正直言って、大宮の攻撃がそこまで冴えていたとも思えなかったが、

それ以上に、湘南の守備が悪すぎた。

都築の顔面セーブなどもあり、気迫は確かに伝わってきたんだが、

肝心なところでマークが出来ていなかったり、

どうにもボールウォッチャーな場面ばかりが目立つ。



んで、石原に見事なボレーを決められ、

最後はラファエルに息の根を止められて、0-3の大敗。

終盤に新居が暴言かなんかで退場になったときは、

なんか、チームとしてほんとにどん底だなぁとも思った。



でも、一応この試合は快勝を収めたとはいえ、

大宮もうかうかしてらんないかなとも思う。



後半の序盤、大宮はフリーキックからの見事なサインプレーで、

完全に湘南の守備陣を掻い潜ったんだが、

最後に市川が、誰もいないゴールマウスへのシュートを外す

という大失態。



まぁこの時だけってこともあるんだろうが、

こういう場面ちゃんと決められないと、これから厳しくなるかもしれん。

湘南は湘南で、まずは守備の再構築が急務か。

残留は、厳しいかなー。