阿武隈ライン舟下り

　今年のゴールデンウィークの休みは4日、最初と最後の日はうちでのんびりして、2日目と3日目にどこかに出かけようと計画を立てたました。どこに出かけるか子供たちに訊くと、娘のほうが小野町にあるりかちゃんキャッスル、私は阿武隈川の川下りに行こうといい、息子と嫁は希望がなかったので、この2つに決定、4日と5日の日に私の車で出かけました。　

　5月5日　阿武隈ライン舟下り　阿武隈川は総距離240㌔、東北地方では北上川に次ぐ長さ、全国でも6番目に長い大河です。栃木県との県境に近い那須山系を源流に、福島県を縦断する形で北上し、宮城県に入り岩沼市あたりで太平洋に注ぎます。ここに舟下りがあるのは福島県の地図に載っていて、一度は入ってみたかったのですが、今回ようやく実現できました。船着場は県境の宮城県側にあります。ここまで行くにはR-349の険しい山道を通り抜けなければなりません。朝11時くらいに出発し、船着場に行く道は途中まで保原の公園に行く道なのでいつもの慣れた道、途中の梁川町まではスムーズに行けました。梁川町からR-349入りますが、険しい山道でしかも一車線の道、対向車が来るのをひやひやしながら進みます。眼下には阿武隈川の清流が見えました。生憎曇り空だったが、山道の緑が映えて奇麗でした。　

　阿武隈ライン舟下りは、阿武隈急行のあぶくま駅に舟渡し場があります。ここから約1時間かけて阿武隈川を下って、丸森町の観光交流センターまで行きます。行きだけで帰りの舟はなく、帰りは観光センターから20分くらい歩いて丸森駅まで行き、そこから電車で帰ってきます。舟は大人2000円、子供（小学校以上）1000円、ちょっと高いかなと思いましたが、舟遊びは浅草の隅田川下りに乗ったきり乗ってないので、記念に乗ることにしました。　舟はあまり便はなくて、昨日は2便しかありませんでした。ただラッキーなことに臨時便がでて、本来なら1時間くらい待たなければいけなかったのですが、30分くらい待つだけですみました。　臨時に出航した舟は私たち家族4名と子供2人とその母親らしい親子3名で出航しました。30名定員でちょっと少ないかと思いましたが、舟の中では船頭さんが随所でいろいろと説明してくれました。両脇の緑濃い渓谷を眺めながら阿武隈川を下っていきます。川原には川鵜の姿が見られました。何でも鮭もこの川を上るそうです。川の流れは緩やかで、あまり揺れることはありませんでした。子供たちも飽きることもなかったようです。もう少しあと初夏とか夏に行けたら涼を取るのにいいかもしれませんね。この舟下り、実は丸森町観光交流センターからも出ていて、こちらのほうは途中にある白衣観音のところで引き返します。料金も大人1600円とお得です。　　 　

　舟下り舟
　舟下り舟から阿武隈川
　夫婦岩
　白衣観音
　鉄橋