ぶらりフォト日記

2005年開設以来あまり更新されていませんが、私の住んでいる地域や旅先の事を写真をまじえて紹介しようと思います。

藤枝市郷土博物館・文学館

2014年11月09日 13時41分05秒 | わがまち発見

 藤枝市郷土博物館・文学館は、市民の憩いの場である蓮華寺池公園の中にあります。郷土博物館は、藤枝市の歴史を古墳の時代よりわかりやすく展示しており、特別展や企画展などの開催のほかにも、郷土の歴史を学べる講座や体験教室を行っています。文学館は、郷土ゆかりの文学者、小川国夫・藤枝静男・村越化石・加藤まさをなどの文学資料の展示をしています。

 B-15系蒸気機関車

 かつて藤枝から太平洋に沿い大井川、榛原、浜岡を経由し袋井に至る静岡鉄道駿遠線が走っていました。モータりゼーションの発達の為、1970年に廃止になりましたが、当時使われていた車両が藤枝市郷土博物館・文学館の入り口に展示されています。

 ポスト

 何故だか、昔の郵便ポストがあります。投函はできませんが・・・・。

 小川国夫文学碑

 小川国夫は藤枝市出身の作家で、「アポロンの島」、「悲しみの港」、「ハシッシ・ギャング」などの作品で知られています。古井由吉、黒井千次、後藤明生、日野啓三らなどの内向の世代の作家として注目されました。2008年に没。2011年4月に、思索の為の散策コースで小川文学の舞台となったこの地に文学碑が建立されました。毎年4月、小川国夫を偲ぶ「逸民忌」が開催されています。


蓮華寺池公園、秋

2014年11月09日 13時16分11秒 | わがまち発見

 7日の金曜日は立冬でした。季節はいよいよ冬に向かています。朝晩も冷え込んで、暖房が恋しくなりました。外に出ると、街路樹も色づきました。この季節、どことなく物悲しくなります。それが落ち葉の情景とコントラストして一層の想いが深くなります。

 私の自宅の近所にある蓮華寺池公園も紅葉が見ごろになってきました。

 散策路

 蓮花寺池、散策路から

 蓮花寺池、入口から

 

 藤枝市は1954年3月に藤枝町、葉梨村、稲葉村、青島町、大洲村、高洲村が合併して藤枝市となり、今年で市制60周年になります。蓮華寺池公園は藤枝市の中央部に位置し、季節を問わず多くの市民が集う憩いの場所になっています。


藤枝市生涯学習センター

2014年11月06日 09時05分42秒 | わがまち発見

  藤枝市生涯学習センターは、生きがいのある充実した人生を送るために、藤枝市が生涯学習の拠点として学習情報の支援や学習機会の場を提供しています。2日の発表では娘の合唱の発表のほかにフラダンス、ギター演奏、マジックなどの演目が披露されました。また体験コーナーでは「桐箱つくり」のほか、「蕎麦打ち」体験もありました。また屋外では出店が出店、射撃や的あてなどの縁日風のものや消防体験や盲導犬の話など社会性のある出し物もありました。

 出店

 消防体験

 この日はなかなか外に遊びに行かない息子を無理やり(?)連れ出して自転車で会場に行きました。会場に着くと息子より親の方が興奮しました。息子はゲーム機を持参、お姉ちゃんの発表以外はあまり関心がなかったようです。


藤枝桐箪笥

2014年11月05日 11時22分12秒 | わがまち発見

 藤枝桐箪笥は、藤枝市の伝統工芸品の一つで静岡県の「郷土伝統工芸品」に指定されています。桐箪笥は耐湿性に優れ、耐用年数も長く、虫がつきにくく、熱を通しにくいなどの理由から、古来より貴重品や衣類の収納に重宝されてきました。また女性の嫁入り道具としても親しまれてきました。

 藤枝桐箪笥の歴史は古く、徳川三代将軍家光公の時代、静岡浅間神社造営の際に全国から集められた木工、漆工、彫刻師などの技術者が、造営後も静岡の温暖な気候風土に魅了され住みつき、その一部が藤枝に移り住み、入手しやすい桐を使用し、長持、衣料箱、箪笥を作り出したことに由来します。その後技術革新や鉄道の発達により、藤枝桐箪笥は東京や名古屋方面に販路を拡大し、新潟県の加茂、埼玉県の春日部と並ぶ日本三大産地になりました。

 戦後になり生活様式が急激に洋風化したことや原材料の桐の生産の減少により、桐箪笥の生産は減少し、職人さんの一部は洋家具へ転向しました。現在では江戸時代から脈々と続く伝統の技を受け継いだ職人さんたちが、生産に勤しんでいます。

 2日の日曜日、娘の合唱の発表を見るため、自宅の近くにある生涯学習センターのふれあい祭りに行くと「藤枝桐箪笥」の紹介と「桐箱」作りの体験コーナーをやっていました。見出しの画像は「藤枝桐箪笥」を紹介したものです。この「藤枝桐箪笥」、昨年息子が自由研究の発表に選んだもので、体験コーナーはその時に取材したお店だそうです。(うちに帰って息子から聞きました。)

 桐箱