ぶらりフォト日記

2005年開設以来あまり更新されていませんが、私の住んでいる地域や旅先の事を写真をまじえて紹介しようと思います。

牧之原大茶園

2013年01月31日 21時14分25秒 | ちょっとお出かけ
 先日何気なくテレビを見ていたら、夕方の情報番組で霜に輝く茶園の美しい写真が紹介されていました。リポーターと思しき男性が「日本の茶畑は景観の美しさも追い求めている。」というような旨を言っていました。私も美しい茶園が無性に写真に撮りたくなって、カメラを持って街に出ました。で、いろいろと探したのですが、気に入った構図なかなか見つからず、またいいなあと思ってもいざ写真に撮ると見栄えがしなくなってしまい、ちょっと悶々としていました。私にはどうも芸術的才能はないようなので、それではと日本一の茶園と言われる牧之原大茶園を撮ることにしました。牧之原大茶園は通勤途上の国道473号線にあります。上の写真は国道473号線のバイパスを入らず、ちょっと脇道に逸れて、「牧之原大茶園」と表示された信号がある所を撮りました。でもよく探してみればもっと素敵な撮影スポットがあるようです。(駐車する場所には苦労すると思われますが…
 牧之原大茶園は大井川西岸の牧之原台地に広がり、北は島田、菊川、掛川市から南は御前崎市まで約6000㌶の面積があります。これは日本全国の茶園面積の約12%を占めるそうです。明治初期に職を失った武士や大井川の川越の人足が中心になって開墾したのが始まりとされ、それに刺激を受けた地元農民が開墾に励み今のような大きな茶園になったそうです。ここで栽培されるお茶は香りと旨みに富んだ「やぶきた」種が中心ですが、このやぶきたと云う名前、現在の静岡市出身の篤農家の杉山彦三郎氏が育成した優良品種が自宅の竹薮を開墾した畑の北側にあったことに由来するものです。杉山先生にはちょっと失礼かもしれませんが、なんとまあ、間の抜けたネーミングかしらん