旅の全体図はコチラ
アルバニアを出国し、「今、どこでもない道を歩いているんだ!」という、えも言われぬ開放感を500mほど味わい、15:55マケドニア入国。
「国境あたりにタクシーとかバスとかいたりして」という甘い目論見は、秒で粉々に砕け散り、マケドニアの風に飛ばされていきました。
が、まだ日が高いことと、この妙なテンション。
最寄の目的地であるスベティ・ナウムまでは約4kmのはず。
「歩けんじゃない?」
と、歩行開始。
数少ない対向車の人たちの、
「え?一人?」「徒歩?」
と言わんばかりの、ちょっとビックリした顔が忘れられません。
意気揚々と歩き出したものの、手持ちの地図は歩き方だけという不安。荷物重いし。
てか、実は足の指、骨折してるし。(そのときは「折れてはない」って信じてたけど)
ものの2分くらいで「やっぱ、歩くのダルいわ」と、心を入れ替える。
↓
「次の車にヒッチ・ハイクだ!」と、これまた秒で決意。
運よくすぐに車が来た。
(^-^)b
停まった。まさかの1台目でヒッチ・ハイク成功!万歳!
※決してオススメはしません
停まってくれたのはトルコ人5人組。
夫婦2組と独身男性1人という組み合わせ。と思いきや、もう一人いた!!
お腹の中に赤ちゃん。
妊婦さんがいるってのは、乗せてもらう側としても色々安心な感じでラッキー。
スベティ・ナウム観光をしたかったし、そこからオフリドまでのバスも出てるので、
「スベティ・ナウムに行きたい」と伝えるも、どうもピンと来ていないご様子。
地図見せると、何がしかカーナビにセットしてくれている。
5人はしきりに「サンなんとか」って言ってて、よく分からないが流れに任せることに。
スベティ・ナウムについた。ラッキー。
どうやら「スベティ」というのが「聖」という意味で、「サン」という音になるらしい。
(モン・サン・ミッシェルとか、セント・マーチンみたいな)
車を降りると、彼らもここの観光をする様子なので、ダメもとで「このデカいリュックを車で預かって」と頼むと、これまたOK。
そして、そのまま一緒に観光する流れに。ラッキー。
やたら度の強いお酒や、蜂の巣ごとの蜂蜜が売ってたりする。
湧き水?がめっちゃキレイ!
このまま飲めるんじゃないかってくらいの透明感。
それがダブダブとオフリド湖に注ぐ様は、なかなかの迫力。
スベティ・ナウム名物の孔雀。細かいパーツは、やはり恐竜の祖先を思わせます。
小部屋の床に耳をつけると、聖者の鼓動が今も聞こえるそう。
(貝殻から海が聞こえる的な?)
こういうのは、一人だったら意味もお作法も分からなかったと思うので、一緒に回れて本当によかった。
個人的には、教会よりも周りの自然、特に泉の水の美しさが印象的でした。
それより何より、旅メイトとの出会いが楽しかったw
観光旅行なのに、観光以外がディープインパクトになっちゃうのも、気まま旅のあるあるってことでw
ひとしきり観光を終え、オフリド行きのバスを探さねば~と思っていると、
「この後どこ行くの?」と聞いてくれる皆様。
「オフリド湖畔の宿だよ」というと、
「宿の名前は?」って、そこまで送ってくれることに!
ありがたすぎる!
てか、連れてってもらえて本当に良かった。
「湖畔の宿だし、行けばわかるっしょ」と思っていたけど、湖畔は宿だらけ。
しかも、実際には湖畔の宿ってほど湖畔でもなかった。
歩き方の地図だけじゃ、絶対に辿り着けなかったと思う。
本当に本当にありがとう!
(そして彼らはビトラのパーティーに向かうのであります)
オフリドの宿を検索していたとき「レイクビュー」とか書いてある宿がいくつかあったけど、「ビュー」も色々だと思われます。
今回の宿も、いちを「レイクビュー」ってことになってたけど、建物と建物の間からのチラ見えでした。
自分は「湖に近いほうが観光が楽そう」って理由で選んだ宿が、たまたまレイクビューを謳ってたって感じなので気にならなかったけど、南国のビーチサイドのホテルみたいに、ベランダから湖がドーーン!!みたいなのを求めてる場合には間違いなくがっかりレベル。予約前に要確認です。
あと、湖畔の宿とか密集してるエリアは、目印になるようなものが無いので、ある程度ちゃんと場所を把握しておかないと大変かも。
自分みたいに、歩き方の地図だけというのはオススメしません。
オフリドの宿は「Apartmani Marija」(マリア アパート的な)
アパートタイプの個室でした。
常駐(?)しているのは年配の女性2名。ほとんど英語は伝わりません。
「明日のチェックアウトの時間を~」とか
「バスターミナルはどこ?」とか、
ちょっとしたことも伝わりません。
部屋の使い方などをマケドニア語で押し通し、御代を頂戴する。
これが彼女たちの役割で、それ以上でもそれ以下でもなさそうです。
英語ペラペラの男性も同じ建物に住んでいるので、込み入った相談などは夜にすればOK。
で、明日はスコピエに行くので、バスのこととか聞いておきたかったけど、宿ではムリだったので街に繰り出します。
バスターミナルまで行かなくても、街中のオフィスで席の予約が出来るようなブログを見てたので、念のため予約を・・・と思ったけれど、オフィスに辿り着けず・・・。
でも、オフィスの場所を教えてくれたその辺のお店の人いわく「明日でも大丈夫だと思うよ」ってことだったので、もう諦めた。
ウロウロしてたらデモ隊に遭遇!
薄暗いせいか写真はブレブレ。1000人を超すような大行列だったけど、暴徒みたいな感じじゃなく軽めのパレードみたいなノリで、危険な感じはしなかった。
コソボでのラムシ帰還イベント、アルバニアでのメーデーJAZZフェス、そしてマケドニアではデモ隊に遭遇。
これすべて入国初日。南バルカンは不思議な場所だ。
教会巡りは明日にまわして、今日は夕飯食べてゆっくり休もう。
でも、全然調べてこなかったし、宿の人もあんな感じなので、オススメのレストランとか、オフリドっぽい食べ物を出してくれるお店とかも分からないまま、なぜかピザ屋へ。
普通に美味しい。
そしてでっかい。
日本なら断られそうだけど、残りはもちろんお土産にしてもらう。
これで明日の朝ごはんも確保。
ビール旨し。
ボーっとしてたら、別にダンスタイムってわけでもないのに、4~5人で食べてたテーブルからカップルが立ち上がり、いきなり社交ダンスはじめた。
なんなんだこのノリは・・・。
周りのお客さんも、カップルと同じ席の人たちも、囃し立てるでも、拍手するでもなく、シレーーッとしてる。
なんなんだこのノリは・・・。
カップルが地元民なのか、マケドニア人旅行者なのか、外国人旅行者なのか、まったく不明。
このノリの出所も不明。
摩訶不思議なマケドニアの夜はふけていくのであります。
おやすみなさい。
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アルバニアを出国し、「今、どこでもない道を歩いているんだ!」という、えも言われぬ開放感を500mほど味わい、15:55マケドニア入国。
「国境あたりにタクシーとかバスとかいたりして」という甘い目論見は、秒で粉々に砕け散り、マケドニアの風に飛ばされていきました。
が、まだ日が高いことと、この妙なテンション。
最寄の目的地であるスベティ・ナウムまでは約4kmのはず。
「歩けんじゃない?」
と、歩行開始。
数少ない対向車の人たちの、
「え?一人?」「徒歩?」
と言わんばかりの、ちょっとビックリした顔が忘れられません。
意気揚々と歩き出したものの、手持ちの地図は歩き方だけという不安。荷物重いし。
てか、実は足の指、骨折してるし。(そのときは「折れてはない」って信じてたけど)
ものの2分くらいで「やっぱ、歩くのダルいわ」と、心を入れ替える。
↓
「次の車にヒッチ・ハイクだ!」と、これまた秒で決意。
運よくすぐに車が来た。
(^-^)b
停まった。まさかの1台目でヒッチ・ハイク成功!万歳!
※決してオススメはしません
停まってくれたのはトルコ人5人組。
夫婦2組と独身男性1人という組み合わせ。と思いきや、もう一人いた!!
お腹の中に赤ちゃん。
妊婦さんがいるってのは、乗せてもらう側としても色々安心な感じでラッキー。
スベティ・ナウム観光をしたかったし、そこからオフリドまでのバスも出てるので、
「スベティ・ナウムに行きたい」と伝えるも、どうもピンと来ていないご様子。
地図見せると、何がしかカーナビにセットしてくれている。
5人はしきりに「サンなんとか」って言ってて、よく分からないが流れに任せることに。
スベティ・ナウムについた。ラッキー。
どうやら「スベティ」というのが「聖」という意味で、「サン」という音になるらしい。
(モン・サン・ミッシェルとか、セント・マーチンみたいな)
車を降りると、彼らもここの観光をする様子なので、ダメもとで「このデカいリュックを車で預かって」と頼むと、これまたOK。
そして、そのまま一緒に観光する流れに。ラッキー。
やたら度の強いお酒や、蜂の巣ごとの蜂蜜が売ってたりする。
湧き水?がめっちゃキレイ!
このまま飲めるんじゃないかってくらいの透明感。
それがダブダブとオフリド湖に注ぐ様は、なかなかの迫力。
スベティ・ナウム名物の孔雀。細かいパーツは、やはり恐竜の祖先を思わせます。
小部屋の床に耳をつけると、聖者の鼓動が今も聞こえるそう。
(貝殻から海が聞こえる的な?)
こういうのは、一人だったら意味もお作法も分からなかったと思うので、一緒に回れて本当によかった。
個人的には、教会よりも周りの自然、特に泉の水の美しさが印象的でした。
それより何より、旅メイトとの出会いが楽しかったw
観光旅行なのに、観光以外がディープインパクトになっちゃうのも、気まま旅のあるあるってことでw
ひとしきり観光を終え、オフリド行きのバスを探さねば~と思っていると、
「この後どこ行くの?」と聞いてくれる皆様。
「オフリド湖畔の宿だよ」というと、
「宿の名前は?」って、そこまで送ってくれることに!
ありがたすぎる!
てか、連れてってもらえて本当に良かった。
「湖畔の宿だし、行けばわかるっしょ」と思っていたけど、湖畔は宿だらけ。
しかも、実際には湖畔の宿ってほど湖畔でもなかった。
歩き方の地図だけじゃ、絶対に辿り着けなかったと思う。
本当に本当にありがとう!
(そして彼らはビトラのパーティーに向かうのであります)
オフリドの宿を検索していたとき「レイクビュー」とか書いてある宿がいくつかあったけど、「ビュー」も色々だと思われます。
今回の宿も、いちを「レイクビュー」ってことになってたけど、建物と建物の間からのチラ見えでした。
自分は「湖に近いほうが観光が楽そう」って理由で選んだ宿が、たまたまレイクビューを謳ってたって感じなので気にならなかったけど、南国のビーチサイドのホテルみたいに、ベランダから湖がドーーン!!みたいなのを求めてる場合には間違いなくがっかりレベル。予約前に要確認です。
あと、湖畔の宿とか密集してるエリアは、目印になるようなものが無いので、ある程度ちゃんと場所を把握しておかないと大変かも。
自分みたいに、歩き方の地図だけというのはオススメしません。
オフリドの宿は「Apartmani Marija」(マリア アパート的な)
アパートタイプの個室でした。
常駐(?)しているのは年配の女性2名。ほとんど英語は伝わりません。
「明日のチェックアウトの時間を~」とか
「バスターミナルはどこ?」とか、
ちょっとしたことも伝わりません。
部屋の使い方などをマケドニア語で押し通し、御代を頂戴する。
これが彼女たちの役割で、それ以上でもそれ以下でもなさそうです。
英語ペラペラの男性も同じ建物に住んでいるので、込み入った相談などは夜にすればOK。
で、明日はスコピエに行くので、バスのこととか聞いておきたかったけど、宿ではムリだったので街に繰り出します。
バスターミナルまで行かなくても、街中のオフィスで席の予約が出来るようなブログを見てたので、念のため予約を・・・と思ったけれど、オフィスに辿り着けず・・・。
でも、オフィスの場所を教えてくれたその辺のお店の人いわく「明日でも大丈夫だと思うよ」ってことだったので、もう諦めた。
ウロウロしてたらデモ隊に遭遇!
薄暗いせいか写真はブレブレ。1000人を超すような大行列だったけど、暴徒みたいな感じじゃなく軽めのパレードみたいなノリで、危険な感じはしなかった。
コソボでのラムシ帰還イベント、アルバニアでのメーデーJAZZフェス、そしてマケドニアではデモ隊に遭遇。
これすべて入国初日。南バルカンは不思議な場所だ。
教会巡りは明日にまわして、今日は夕飯食べてゆっくり休もう。
でも、全然調べてこなかったし、宿の人もあんな感じなので、オススメのレストランとか、オフリドっぽい食べ物を出してくれるお店とかも分からないまま、なぜかピザ屋へ。
普通に美味しい。
そしてでっかい。
日本なら断られそうだけど、残りはもちろんお土産にしてもらう。
これで明日の朝ごはんも確保。
ビール旨し。
ボーっとしてたら、別にダンスタイムってわけでもないのに、4~5人で食べてたテーブルからカップルが立ち上がり、いきなり社交ダンスはじめた。
なんなんだこのノリは・・・。
周りのお客さんも、カップルと同じ席の人たちも、囃し立てるでも、拍手するでもなく、シレーーッとしてる。
なんなんだこのノリは・・・。
カップルが地元民なのか、マケドニア人旅行者なのか、外国人旅行者なのか、まったく不明。
このノリの出所も不明。
摩訶不思議なマケドニアの夜はふけていくのであります。
おやすみなさい。
旅の全体図はコチラ