こんばんにゃ。
気付けば昨年10月のカナダ旅行記も中途半端なまま、1ヶ月後には謎の南の島ツアーを控え、こりゃいかんって事で今更トルコ第2弾です。
第一弾は
コチラ
って、ようやっとPC使ってる人っぽい技がつかえた(T_T)
で、今回は鉄と鉄子のためのトルコ旅行記です。
トルコでは最後から2日目の夜を日本でも乗ったことのない寝台車というもので過ごしました。
何しろ一晩丸々の話で写真もいっぱいなので、皆さんにはトイレを済ませてコーヒーを入れ直して、体を締め付けない服に着替えた上で読んでいただきたい。
はじまりはじまり~
2月5日(水)、カッパドキアの観光(写真割愛。だって鉄のためのトルコ旅行記ですから)を終えた一行はトルコの寝台特急・アンカラエクスプレスに乗るべく、首都アンカラにあるアンカラ駅を目指します。
雪のアンカラ駅。
日本で言ったら東京駅のはずですが、ホームが少ない。てか、1本しかないかも?
エレベーターもエスカレーターもない。
銀の鈴もない。
でも、東京駅になくてアンカラ駅にあるものもある。というか、いるものがいる。
それは生きた猫だ。しかし彼らの糞はどこにもない。
多分アンカラ駅職員の採用試験には「猫のしつけ」という項目があるのだろう。
電車を待つ間、トルコのサッカーリーグの試合をテレビで見ていたのだが、ここで新たな情報をゲット。
我々のツアーの現地ガイドであるメフメットさん(通称メメットさん)は、元プロサッカー選手(キーパー)だったのだ。
なんか妙に駅にいる人たちがやたら親しげだと思ったけど、アンカラはメメットさんの所属していたチームのホームだった。
そしてトルコはサッカー人気爆発地帯なので、ようやく納得。てか、すごい人だったのね…。
海外の電車なんていい加減なもんさと聞いていたけど、ほぼ時刻通りに今夜乗る予定のアンカラエキスプレスが到着した。
残念なことにヘッドマーク的な物が見当たらず、もちろんそんな写真も無い(T_T)
しかしこの先頭車両の写真を撮るためだけに、約10両分無駄に雪でツルツルに滑る大理石の上を移動してきたのでご勘弁願いたい。
この電車でアンカラからイスタンブールまで、約10時間かけて移動します。
(車飛ばせば5~6時間という説があります)
てかさ、やめない?大理石。
雪が降る・屋根がない・危ないって分かるでしょ?堅くて良く滑る大理石はやめようよ。コンクリートが懐かしいよ。
再びツルツルしながら自分の乗る客車に移動して乗車。
これ廊下。別に普通ね。
部屋の中には洗面台・冷蔵庫・棚・ソファ&肘掛・ドア・窓があります。
ハンガーもついてたし、石鹸もあったような気がする。コンセントもついてたよ。
(停車中は電気の供給がストップするらしい。部屋も多少暗くなる)
洗面台の水は飲まない方が無難。
冷蔵庫の中身。
これは乗車料金に入っているので全部追加料金なしで食べてOK。
床面積は結構狭いので大きいスーツケースとかを広げるのは難しいかも…
ベッドやソファの上に乗せれば大丈夫かもしれないけど高さもあるので、必要な物はあらかじめ分けておく事をお勧めしたい。
そして車掌さんが来てベッドメイクをしてくれます。
こうなると、もうソファには座れません。
一人部屋だったのでスッキリしてますが、弐段目も下ろすとかなり狭苦しくなりそう。
体長156cmの自分的にはゆったりでしたが、旅仲間の男性陣(175超)からは
「足は伸ばせなかった」との声多数。
ちなみにベッドメイクをしてくれた車掌さんへのチップは、その場で1ドル or 1トルコリラを渡せばOK!事前に用意しておくべし。
さて、この時点で23時なのであるが、夕食ももう済ましているのだが、朝ごはんを食べるだけではもったいないので無駄に食堂車へ・・・
写真の中のどこかのカワイイお譲ちゃんが手にしているのはカルピスではなく現地の酒だ。
その名は「ラク」 ブドウの蒸留酒にハーブ(アニスの葉)で香りをつけたもの(だった気がする)
原液は透明だが水で割ると白く濁るので別名「獅子のミルク」と呼ばれているらしいが、ミルクらしい優しさはない。圧倒的に酒である。
お勧めは1:4~5での水割り(水が4~5です)で、原液は40度。
トルコでは「これを飲んでいる女性はカッコイイ」みたいに言われるらしく、日本で言う日本酒や焼酎的なポジションであることが伺われる。
案の上、このお譲ちゃんの周りにもトルコ人が集ってきた(2名)
一人はガイドのメメットさん、もう一人はその友達のガイドさん。
実はこのアンカラエキスプレスには他にも日本人観光客のツアーが乗っている。
というか殆どが日本人と韓国人だ。
で、現地ガイドさん同士も仲良しだったり同じ会社だったりするのだ。
しばし3人で飲み、途中でメメットさんの友達は何かに気を利かせて部屋に戻り、食堂車の閉まる24時、ガイドのメメットさんにナンパされ貞操の黒ひげ危機一髪を迎えるが、イスラムの神に助けられ事なきを得るのであった。
てかさ、普通するか?顧客ナンパ。
しかもさ、旅行はあと2日残ってるの。残り2日間が気まずいんだよ、馬鹿!
どうせなら最終日にしてください。
それとも日本語ペラペラ・元プロサッカー選手・高学歴・老け顔のトルコ人との国際結婚のチャンスを逃した事を後悔するべきなのであろうか・・・。
ま、いいや。タイプじゃなかったし。
ちなみにシャワー室もあるそうですが有料&衛生的な保障なしとのことなので、使いませんでした。(どこにあったのかも謎)
トイレは各車両に2つずつ。駅に停車中は使用不可。駅が肥貯めになっちゃうからね~。
客室では明りを消すと、より幻想的な夜景を楽しむことが出来ます。
って、落としにかかる前のメメットさんが言ってた。実際そうだった。
2月6日の朝食っす。
時間は車両ごとに決められていて、選択の自由はないっす。
可愛そうな人は5時台です。自分は運よく7時半~♪
パンは一人1個までだったと思います。
飲み物はチャイかコーヒーで、2杯目まで無料。でも、誰もカウントはとってない模様。
お味はそこそこ。食堂車の割に頑張っているな~って感じでした。
トルコの人は愛国心がハンパないです。窓にも国旗が!
景色がアラスカみたいになってるけど、ちゃんとトルコです。
カーブに差し掛かると長さを実感!
駅のホームでも長さを実感!
しかし心残りなのですが、ツアーなので結局このアンカラエキスプレス1等寝台の料金は幾らだったのか定かでない。さらに言うと乗車券もない(T_T)
チクショー!こんな半端な鉄道レポがあるか!!
ゆめきぼ切符1枚と交換してくれよぅ(T_T)
と言っても始まらないので駅舎の写真アップ。
駅の名前は「ハイダルパシャ駅」です。100年以上の歴史を誇る駅だそうで
たしかに美しかった。
ちなみにこれらの写真は走りながら撮影しています。
なぜならば、そう、ここはトルコ!電車が時間通りに運行されない国だから(T_T)
そして、この後のボスポラス海峡クルーズの船の出航時間が迫っているから(T_T)
もうヤダ!せっかくの歴史的建造物、もっとゆっくり見たかったよぅ。
てか、ここ観光地の1つにカウントしてもいいんじゃないの?
そもそも「寝台特急アンカラエクスプレス」のくせにノロいんだよぅ。
途中の駅で30分以上、無駄に停車してたでしょ?
乗り心地ガタタンゴトトンって感じで、全然特急ぽくなかったよ?
並走する道路でガンガン車に抜かれてたのも、やっぱり見間違いじゃないんだね?
ああ、アンカラエクスプレス。名ばかりのエクスプレス。素敵な旅をありがとう。
これから乗る船。(すごく揺れます)
そして船から見たハイダルパシャ駅。
夜はライトアップもされるのよ~ん(噂。写真無し)
おまけ
これは名もしらぬオリエント急行の終着駅です。ピンクがキュート。
バスの中から、しかも逆サイドの席から撮ったのでこれで勘弁してください。
この後、乗っていたバスは右折カーブで駅の真正面を通過するのですが、その時は丁度いいアングルのど真ん中に昭和シェル石油の看板がくるので撮影不可。
今までもだけど、これからも昭和シェルのガソリンには1滴たりとも世話になるまいと決めた瞬間である。
最後の最後に・・・
ここまで1文字たりとも逃さずに読んでくれた人がいたら、白紙の「○○券」をプレゼントします。
肩たたきでも何でも好きな言葉を書いほしいにゃあ(T_T)
ありがとう!