みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

九日目・前半 ジロカストラ観光→マケドニア国境越え

2017年05月05日 12時12分55秒 | コソボ・アルバニア・マケドニア 2017年GW
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ついにこの日がやってきた!
今回の南バルカンツアーでもっとも恐れていたのが
①プリズレン→シュコドラの移動
②ジロカストラ→オフリドの移動
の2点なのですが、①が予想外にサクッといけたので、②も期待!

その前に、まずは早朝散歩。
昨日は、城塞とその右側を重点的に歩いたので、今朝は城塞の東側の細い下り坂をちょいと散策。








さすが「石の街」と呼ばれるだけあって、どこもかしこも石だらけ。
もっとゆったりと過ごしたかったけど、もう見納め。

宿に戻ると朝食の準備が出来てる。
他のお客さんは、まだ寝てるみたい。
皆さんと一緒にのんびり頂きたかったけど、バスの時間もあるし、お先にいただきます。



どれも美味しかったし、卵は席についてから焼いてくれたよ。

オフリドまでの行き方が不安で、困ったときに周りの人にちゃんと聞けるかも心配してたら、宿のオーナーがステキなメモを書いてくれた!



Google Mapで検索すると、ティラナに戻るルートやハイウェイでギリシャ経由などなど、どうみても無駄としか思えないルートが出てくるので不安だった。
けど、オーナーがメモと地図を見せつつ説明してくれたルートは、下調べの段階で「このルートで行けるんじゃないの?」と、思ってたルートとリンクしててホッとした。
この通り行けば大丈夫だし、困ったらこのメモ見せれば大丈夫!という安心感に背中を押されて、いざ出発。

8:30 宿から新市街のバスターミナルへはタクシーで移動(宿で呼んでもらった)
8:45 ジロカストラのバスターミナルからティラナ行きのバスに乗る(途中に休憩1回)


道中は景色のいいところが多くて楽しかった。
寄れなかったブルーアイ(キレイな池)の片鱗を感じさせるような川の青さ。
急峻な山々に囲まれているからこその、大きな橋。
田舎の風景。独特の暮らし。山間の村。
そういうものが駆け抜けつつだけど垣間見ることが出来て、すごく楽しかった。






また、こういうところを旅する人ならきっと見たいであろうバンカー(トーチカ)も、ちょいちょい見られます。







11:40~12:00 ロゴジンで乗り継ぎ。(途中で休憩1回)

大きい道路の交差点、街中でもなんでもないガソリンスタンドの横っちょで降ろされて少しドキドキしたけど、
一緒のバスを待つアルバニアンがいたのと、小さいけど事務所っぽい建物(けど無人)があって、まぁ大丈夫かなと。






乗りかえたバス。


ここから先は、都会も少しあるけど、基本的に急峻な山の中を走ります。
緑豊かで、だんだん文化が混ざっていく感じが見られて楽しい。












休憩所でお魚販売。


湧き水?美味しかった!


バンカー好きは、「そろそろポグラデツだな~」って頃、丘陵地帯の牧草地っぽいところの斜面に、放牧されてる牛と一緒にそこそこの量のバンカーを見渡せる場所が一瞬ありますのでお見逃しなく。


走る車窓からで、油断しまくってたときに現れたので、もう全然撮れてません。


で、そこを抜けるとオフリド湖がパァァ~ッと眼下に広がって、湖畔の道に下りてくると、左右に廃墟やバンカーが点々としてます。
「アルバニアに来たんだな」という実感とともに、「国境に近いからバンカーも多いんだろうな」と当時の情勢に思いを馳せつつ、「そして、もうアルバニア出国じゃん!」という寂寥感が押し寄せて、左側の車窓には、真っ青な空とオフリド湖とたなびく雲が美しく「ラダックみたい」と、行ったこともない場所を引き合いに出してその美しさを称えるという不埒な脳内。











15:00 国境の街ポグラデツについた。



ここからは、メモには「TAXY」と書かれているし、先人たちのブログでもタクシー説が有力だったけど、ダメもとで最寄のアルバニアンに
「国境行きのバス、ないかな?」と聞いてみる。

感触としては、年配の人ほど英語解せず。若者はけっこう大丈夫な感じ。
なんとなく国境方面に歩きつつ(と言っても100m程度w)声をかけていくと、5~6人目の女学生っぽい子が分かってくれた!
しかし、今度はこちらが英語を解さず、けっきょく乗り場まで連れて行ってもらう。
(またこのパターン)

ってことで、結論!
ポグラデツの町から、マケドニア国境まではバスで行けます!!

で、ブログ書く上で最悪なんですけど、値段忘れました。
安いのは間違いないんだけど。

てか、このバス代払った後の残金が100レク切ってて、結構ギリギリだった。
もしユーロだったら受け取ってくれるのか、おつりどうなるのかとか謎。
てか、たぶん不可。
でも、国境の町だから両替所はあるはず。
いっそマケドニアのデナールならアリなのかも?
謎だらけだけど、タクシー使って、降りるときに「レクない!」ってならなくて本当に良かった・・・。






国境行きのバスは、ワゴン車以上マイクロバス未満みたいな車。
「国境行き」って書いたけど、実際にはこの乗り物は、路線バスというよりタイのソンテウ的な感じなのかも。
大まかなルートが決まってて、あとはお客さんのリクエストに合わせての寄り道スタイル。
そして、国境で降りたのは自分だけでした。


そうです。
バスで行けるのは国境までです。
国境からの交通手段はまったく担保されていません。
でも出発。だってバスが出る時間だから。
15:30頃でした。


15:45 とりあえずアルバニア出国してみた。


バイクで国境越えとかカッコよすぎる!


番犬くん。


遠ざかるアルバニア。


「今、どこでもない道を歩いているんだ!」という、えも言われぬ開放感。
ちょっぴりの不安も冒険心をくすぐり、最高の気分!
その距離、約500m。


15:55 そしてマケドニア入国!

「国境あたりにタクシーとかバスとかいたりして」という甘い目論見は、秒で粉々に砕け散り、マケドニアの風に飛ばされていきました。

入国後の顛末は次回。


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