朝ごはんは普通のお米だった。多すぎてとても食べきれない。
9:00頃に回診。傷口のガーゼを取った。もうこのままお風呂とか入っていいらしいけど少し怖い。
おへその中にはマンガみたいなバッテンの縫い目があってちょっと面白い感じ。
日常に戻る練習をと思い、朝食後はデイルームの椅子で過ごし、時々少し歩いたりしていたが、それだけでひどく疲れてしまい、頭やお腹も痛みだしたので、10:30には部屋に戻って痛み止めを飲んだ。
横になっていても立ちくらみのような感覚が抜けない。
お昼ご飯は少し遅らせてもらった。
貧血とのことで1週間分の鉄剤を処方された。
午後は退院に向けて薬剤師さんが処方薬の説明に来たり、看護師さんが退院後の生活指導に来たりした。
一階の売店に行っただけでヘトヘトだけど、本当に大丈夫だろうか?
午後の診察で翌日の退院が決定。
その際、右の脇が痺れたように痛むことを相談。
個人的には10月のがんの手術のこともあるので、リンパは取っていないものの何かヤバイことが?と怖くなってしまう。が、今回は様子見(実際、大丈夫だった)
腹腔鏡手術はお腹に炭酸ガスを入れて膨らませることで術野を確保するのだが、術後にその炭酸ガスが発散(?)される過程で、肩や背中などの痛みを訴える人は多いらしい。自分も肩が痛かった。
痛みが左右非対称で出るという話は聞いたことがないとのことだったが、そもそも乳がん取って半年以内に腹腔鏡手術をした患者が、先生的にこれまでいなかったとのこと。
前の手術からまだ日が浅いので、影響があっても不思議ではないというのは、体感的にも納得。
この痛み&痺れはその後ちゃんと消えた。
夕方、痛み止めが切れる頃になると頭痛が再発。この1週間の午後の頭痛は花粉由来だと思ってたけど、そもそも病棟は窓開かないから花粉は入ってこないんだよな。手術前の月曜日も痛かったし、今も痛い。原因はなんだろ?
術後初のお風呂にトライ。
今回の病棟のお風呂は予約制ではなく、空いてたら自由に入って良いというシステム。
だが、空いてたので準備していくと誰か入ってたりもする。こちとら素早く動けないので、スタスタ歩ける妊婦さんにはかなわない。必死で準備して行って入れなかった時の徒労感がヤバい。ある意味予約制の方がありがたいかも。ちょっとしたことがうまくいかなかった時のダメージが大きすぎる。
入院中は柄にもなく気弱になるらしく、声かけてもらうことのありがたみが沁みる。
「よく眠れた?」
「ご飯は食べられてる?」
「具合はどう?」
「困ってることはない?」
「看護師さんは優しくしてくれる?」
「必ず良くなるよ」
「待ってるよ」
そんなシンプルな労りの言葉が何より沁みる。
あとは愛。
入院中の友人知人家族がいる人は、しっかり愛を伝えてあげてほしい。