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Steve Farris - A Guitar Is A Creative Weapon


別の記事で「なんで楽器をオークションに出すのですか?おロシア人さんはそれに抵抗があるからこの動画に興味ないのですか?」という質問があったので、今回はちょっとだけ背景を説明。

抵抗があるわけじゃなくて、この動画を見ると水浸しになった楽器や、日本の震災のことを思い出してしまうので、あまりブログでは触れないようにしておりました。



こちらがNashO2のメディア・インフォメーション
ヴィンス・ギルやエイミー・グラントらCCMのアーティスト、ナッシュビルやテネシーが拠点の人はもちろんですが、楽器工場に機材や楽器を預けていたミュージシャンは数知れず。
グラミー賞獲得アーティストの楽器もかなり被害を受けていますが、それらの楽器の修復プロジェクトなどはテレビでも取り上げられたのでご存じの方もいらっしゃると思います。


2010年5月、ナッシュビルの洪水では大きな被害が出ましたが、ナッシュビルといえばアメリカの音楽の都。
ライフラインはじめ、ミュージックホール、シアター、そして楽器工場も多大な損害を受けました。

さまざまなアーティストがナッシュビルの音楽工場への資金提供呼びかけのために、被害を受けなかった自分のビンテージ楽器をオークションに出しました。

Steve Farris - A Guitar Is A Creative Weapon


この映像ではスティーヴ・ファリスは、6年生の時にFMでジミ・ヘンドリクスを聴いて「お口あんぐり」だったこと、
ギターは音楽創造における大事なアイテムであるし、恋人のようなものであること
そして洪水の前では全く無力だったことなどを述べています。

スティーヴ・ファリスも他のミュージシャン同様、自分の楽器にダメージを受けました。 Salvaged instruments revive Music City's soul  痛々しいグレッチの写真。。。(でもこれはまだましなほうの写真です。もっと悲惨なのがいっぱいある。)


楽器は水をかぶったら致命的だと思いますが(涙)。。。。
洗浄や部品交換で修復できた楽器もあったようです。




Steve Farris - Aqua Strat

こちらはMr.Misterに在籍した最後の頃、スティーヴ・ファリス・カスタムのヴァレーアーツ製のフェンダーストラトキャスター。
1989年のロッド・スチュワートのとの南米ツアー(ロッドのアウト・オブ・オーダーツアーの一環)ほか多くの場面で使用されました。
アクアカラーの美人さんギターです。
音も美しいです。
こちらは現在はマイケル・キャスウェルが所持しています。→マイケルのギャラリー写真ページ

わたしにとっては、オレンジがかった、ナチュラルカラーのシャーベル・ストラトかこのアクア・ストラトを弾いてたスティーヴが「動くスティーヴ・ファリス」としての印象が強いので
(レスポールやテレキャスとか、派手な真っ赤なストラトを弾いてるのもいいんだけども)ほんとにこの美人ちゃんギター、、、好きなんですよねぇ。
お嫁に行ってしまったのは切ないけども、ナッシュビルのために役立つのなら、それもまたよきかな。



Steve Farris - Black Strat


こちらはスティーヴ・ファリスモデルのブラックストラト。マイク・マグワイア(2012年に引退)が手掛けたモデルでシリアルナンバーは458。
この映像では、LAに出てきた最初期の思い出、セッションワークでラリー・カールトン、ジェイ・グレイドン、スティーヴ・ルカサーたち、そしてヴァレーアーツのマイク・マグワイアと出会ったことなどを述べています。

これもマイケル・キャスウェルが今持ってるのかな?



マイケル、是非ステージで使って下さい。音を出さなきゃ楽器は死んでしまう。


楽器のオークションについては、投機目的だとか、誰それのファンというだけでその楽器を弾けない人がどうしても手に入れたい、そういうのは、、ちょっと切ない。弾いてあげてほしい。
博物館に飾っちゃうのも、、、1日1回は弾いてほしい。。。
だから、プロアマ問わず、楽器を弾く人が手に入れて、ちょっとでも使ってくれればいいなと思います。




アクアストラトのチャリティーオークション時の写真

同、ブラックストラト


Mr. Mister "The Border"

愛しのアクアさん生まれたての頃(ところでこの赤ちゃんは、ジェームスでしょうか?こんなころから水に縁があったのかねえ。)



ロッドのツアーで
ROD STEWART LIVE IN CHILE 1989 - PASSION

オトコマエなロックなアクアさん  女番長(いつの時代だよ)って感じ


ROD STEWART - LIVE IN CHILE 1989 - INFATUATION

爽やかにひずむアクアちゃん  普通に健康的なロック音


ROD STEWART LIVE IN CHILE 1989 - SAILING

Mr.Misterのラストシングル、ボーダーのように、他の楽器に可憐によりそうアクアさん。乙女である。
このセイリングはロッドの歌とトッド・シャープのアコースティックギター、そしてオーディエンスが主役ですが、そこにこそっと重なる美音が好き。
(最後のソロはまあ、普通にでかい音だけど。)


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