元盲導犬*シルクのゆるゆる日記。

盲導犬を引退し9年ぶりにパピーウォーカーの元へ帰宅。お仕事も忘れ、ザ・ぐ~たらな自由すぎるゆるゆる定年生活♪

動物愛護週間?

2009年09月30日 | 日常
9月下旬は動物愛護週間だったのですよね。
他のブログでも取り上げられていましたが、
フジテレビの夜のニュースで3日間に渡り
「命の現場」という、ワンコを取り巻く環境のことについて
特集していました。

見た方も見ていない方もいるかもしれませんが、
(ここにユーチューブの映像を載せるかどうか迷いましたが、
ご覧になってない方にも是非現実を知ってほしいと思います)
本当に憤りと悲しみと絶望の内容ではありましたが
あの映像を全国区で流し、多くの人に現実を知ってもらうという意味では
放映した甲斐があるのではないかと思います。


目を背けたくなることですが、
これは遠い国のことではなく、先進国しかもペット大国と
呼ばれる日本の現実です・・・。


ペットショップに並ぶまだまだ小さな仔犬。
買う人がいるから、悪質ブリーダーが増え・・・。
外も歩いたことがなく、太陽も知らない狭いケージしか知らないまま
糞尿の始末さえされず、ただただ産まされている命があります。

飼えなくなったからといって、簡単にセンターに持ち込む人。
最後さえ、自分で見たくないからといって
他人に簡単に始末を頼む人。
センターでは、苦しまない安楽死ではありません。
二酸化炭素を送られて、徐々に苦しみながら亡くなるのです。
まるでアウシュビッツのようです・・。



よく里親募集のHPを見ていますが、
1歳足らずの子を「大きくなってしまい、飼いきれなく
なりました」「引っ越しするので」
などなど、あきれる理由のものもあります。
たった1年もせずそんな状況になるのに、何で飼ったのか???
それでも、里親さんを探そうとしてるだけまだマシなのか??

やっぱりペットショップで衝動買いするような人がいるとしか
思えません。
お金さえ出せば、誰にでも売ってしまう側も責任があります。
ペットショップで生体という命を扱うのはやめてほしいです。

センターではタダで犬が手に入ると思っている人もいます。
でも、愛護センターではきちっと犬を飼うために
講習を受けなければならないところもあって、結構厳しいです。
「悩んで悩んで、飼わないということも選択の1つです」と
前に聞きました。

里親募集の団体でも、きちっと住環境を見に来たりするところもあります。
それは、簡単な気持ちで引き取ってほしくないから、
そしてもう2度とワンコ達にこんな目にあってほしくないから・・・。



でも嬉しいニュースも入りました。
応援していた保護犬(保護されたお宅で、生死をさまよいましたが
体調もやっとよくなりました)に
里親希望者さんが現れ、トライアルに入りました。
フィラリアは+ですが、全てひっくるめて里親にと希望されています。


とんでもない人間もいれば、こういった人もいるんだと
救われる思いがしました。


日本も法律が変わって、犬達を命として扱ってほしいと思います。


とりあえず自分にもできることということで、殺処分方法の再検討のネットの署名
しました。
署名は簡単にできます。見るとテレビを見て署名に参加した人もたくさん
いるようです。


今日はまじめな内容になってしまいました。


余談ですが、鳩山総理は総理就任前からですが
日本補助犬協会の会長(理事長)なのですよね。
何か変わることもあるのかしら?
なんて思ってしまいました。