肘に優しいラケットを探す旅、第3回プリンス ディアブロXP MP 後編
今や絶滅危惧種になりつつあるブレード製法のディアブロXPにマルチのストリング
シグナムプロのマイクロナイト1.32を54pで張って使ってみました。
ブレード製法のラケットと、それ以外のラケットの違いとはなんでしょうか。
ショートラリー、ボレーボレー、ラリー、そしてシングルスという流れで使ってみました。
最初のアップの時、いつもよりボールをコントロールするのが楽な気がしてこれは良い感じ
と思っていたら、次のラリーで突然問題発生。自分の感覚ではネットを越えているボールが
ネットを越えません。どうやら自分の感覚より弾道が低くなっているようです。
数球打ってラケットの特性に合わせて調整したら違和感なく打てるように。
ブレード製法のラケットの特徴を表現してみるとラケットの構造上、インパクト時の雑味や
振動が少なくダイレクト感を得られやすい、ということではないかと思います。
自分の意思をラケットを通じてボールに伝えやすい印象を持ちました。
シングルスをやった時に、いつもより際どいコースにボールをコントロールしやすく
特にサーブでその恩恵を強く感じました。いつもよりサーブで厳しい所を攻める事が出来た
のですが、ディアブロXPはパワーなどのアシストがないラケットなだけに、ちょっと疲れて
気を抜くとあっさりダブルフォルトしてしまう事があったりして、ラケットとの一体感
シンクロ率が下がると危険で楽ができない部分も感じました。
今回どんなものかと意識してブレード製法のラケット、ディアブロXPを使ってみましたが
パワーなどのアシストはないので楽はできないけど、打球感が柔らかくコントロールも
良い上に、ラケットと一体感が得られている時はいつもより良いテニスも出来てしまう
とても気持ち良く爽快感のあるラケットでした。
あまりに良かったので他のブレード製法のラケットも使ってみようと思います。
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